久我有加さんのレビュー一覧

わがまま天国 小説

久我有加  楢崎ねねこ 

胃袋を鷲づかみ!

何事にもブレない常識人が、ひょんな事からアイドルの現場マネージャーになって、うっかり胃袋を鷲づかみにして落としてしまうお話。

これも年下攻め。

映一の理不尽な我が儘放題にちゃんと言い返しながらも尽くしてしまう雄大は、年下だけど才能あふれる映一の仕事ぶりを認めているから。
だが、映一の我が儘は、どこまで自分をゆるしてくれるのか、甘えたい気持ちの裏返しなのであった。

この作品、とに…

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是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

更に「是」を愛せます

BLに嵌り早3カ月が過ぎ、例に漏れず「是」にダダ嵌りし買い漁った私が、唯一買おうか迷った本作。
「私は志水さんの描く≪是≫だから好きなんだ!」
と思っていたので当初は遠ざけていたのですが、徐々に色んな作家さんの漫画を読むようになり、こちらの作品が如何に『豪華』なのかと言う事をゲスト表記で知り、ソッコーお買い求めに至りました(笑)

さて、前置きが長くなりましたが。

私にとって、こちら…

6

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

BL小説としても素晴らしかったですが

なんといっても、人情の深さにやられました…。
作中で、私は4回泣きました。
(個人差があるとは思いますが)
思い出し泣き出来そうなくらい感動してしまい、
ああ、こんなに胸にせまる作品を書かれる作家さんなんだと思い知らされました。

久我さんといえば、文章内に“双眸”が度々出てくるので
今まで気になってしまったという事があるのです。(すみません)
こちらでも出てきていましたが、
今…

6

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

昭和初期の雰囲気が見事に再現

昭和初期、まだ落語以外の芸能がイロモノとして扱われていた時代、
台頭し始めた漫才に転身した、落語家のサクセスストーリー。
うう、、この2行でまとめてしまうとなんと色気のない、つまらない文なのか(涙)
その中にはいろんなものがわんさと詰め込まれています!

まず、時代設定。
ほら、文章を読んでいるだけで街を歩く人々と、街頭の灯、長屋の風景、演芸場のもぎりが目に浮かんできませんか?

8

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

昭和×大阪弁

話の筋は他の方が書いてみえるようなので、せいぜい私は個人的な興奮を書き殴りたいと思います。

まず、まさか大阪弁にここまで破壊力があるなんて……方言萌え属性はなかったはずですが、少々怪しくなって参りました(笑
ぱっと見ただけでは意味が分からない、多分今は使われてないのかな?というような大阪弁もちらほらありましたが、その意味を類推することで逆に自由に妄想が膨らむという。
全体的にも古めかしい…

5

恋で花実は咲くのです 小説

久我有加  草間さかえ 

ちょっと泥臭いけれど!

 芸人になる夢を捨て、郷里の温泉街で働く隼斗のもとに、元マネージャーの時田が現れた。
 隼人に向かって「迎えに来た」と言った彼は、隼人に新しくできる劇場の専属の漫才作家になってほしいという。
 隼斗はその申し出を、一度は捨てた夢だから、と即答で断るけれど、時田はそんな隼斗を諦められないと言い、温泉街にとどまった。
 そのことから、隼斗が必死になって封じてきた、お笑いへの熱い思いも、時田への密…

2

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

穏やかに芽生えていく恋

昭和初期が舞台で漫才が出初めの頃のお話で、呉服屋の三男坊で落語家志望で
前座を務めるまでなっていた受け様が師匠や、演芸場主人で攻め様に落語から
漫才に転向しろと言われ、落語よりも格下に思われている芸の道に入っていく話です。
                                      
小説Dear+の冬号に掲載され、その前も芸人シリーズでのお話で、今回が漫才。
時代背景も…

3

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

「わしはおまえが かわいらしいて いじらしいてたまらん。」

時は昭和初期、漫才の黎明期。

老舗の三男坊の文彦、藝名もずは、ようやく中座に上がり落語家の端くれとなったが
なかなか笑いを取ることができず、芸がどんどん萎縮してしまっていた。
そんな時、席亭(寄席の主人)である瀬島から万歳(まんざい)への転向を勧められる。
当時万歳は、落語より格下の色物と見られていた。
文彦は落胆し抵抗しながらも、やがて時代の求める新しい藝・万歳の道を歩み出す…

9

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

大阪弁萌え

舞台は万歳黎明期の昭和初期。
落語家をやめ万歳師への道を歩むことになったもずと、影になり日向になり文彦を支える興行主の瀬島の、物語。

えっちシーンはついでのよう(ちゃんとエロいですが)に思えるくらい、もずが万歳師として成功していく王道展開が面白かったです。
BL的には、ノスタルジックな上下関係が好きな方にオススメします。

時代背景を活かした内容も良かったですが、時代設定に合わせた表…

4

ポケットに虹のかけら 小説

久我有加  陵クミコ 

脇役が気になる!

家族を相次いでなくし、残った闇金融への借金のカタに
ヤクザの息のかかった探偵事務所でただ働きさせられている亮介。
自分が直接手を下す訳ではないけど、後味の悪い仕事も少なくない。
そんな日々の中、調査のマルタイ(対象者)として小学校の同級生アリトモに再会するが、
ヤクザ絡みの事務所に舞い込む依頼なんて、碌なもんじゃないに決まっている…
身分を隠して接触していくうちに、アリトモに会えることが…

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