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久我有加 志水ゆき
茶鬼
ネタバレ
昭和初期、まだ落語以外の芸能がイロモノとして扱われていた時代、 台頭し始めた漫才に転身した、落語家のサクセスストーリー。 うう、、この2行でまとめてしまうとなんと色気のない、つまらない文なのか(涙) その中にはいろんなものがわんさと詰め込まれています! まず、時代設定。 ほら、文章を読んでいるだけで街を歩く人々と、街頭の灯、長屋の風景、演芸場のもぎりが目に浮かんできませんか? …
千寂
話の筋は他の方が書いてみえるようなので、せいぜい私は個人的な興奮を書き殴りたいと思います。 まず、まさか大阪弁にここまで破壊力があるなんて……方言萌え属性はなかったはずですが、少々怪しくなって参りました(笑 ぱっと見ただけでは意味が分からない、多分今は使われてないのかな?というような大阪弁もちらほらありましたが、その意味を類推することで逆に自由に妄想が膨らむという。 全体的にも古めかしい…
久我有加 草間さかえ
M
芸人になる夢を捨て、郷里の温泉街で働く隼斗のもとに、元マネージャーの時田が現れた。 隼人に向かって「迎えに来た」と言った彼は、隼人に新しくできる劇場の専属の漫才作家になってほしいという。 隼斗はその申し出を、一度は捨てた夢だから、と即答で断るけれど、時田はそんな隼斗を諦められないと言い、温泉街にとどまった。 そのことから、隼斗が必死になって封じてきた、お笑いへの熱い思いも、時田への密…
marun
昭和初期が舞台で漫才が出初めの頃のお話で、呉服屋の三男坊で落語家志望で 前座を務めるまでなっていた受け様が師匠や、演芸場主人で攻め様に落語から 漫才に転向しろと言われ、落語よりも格下に思われている芸の道に入っていく話です。 小説Dear+の冬号に掲載され、その前も芸人シリーズでのお話で、今回が漫才。 時代背景も…
snowblack
時は昭和初期、漫才の黎明期。 老舗の三男坊の文彦、藝名もずは、ようやく中座に上がり落語家の端くれとなったが なかなか笑いを取ることができず、芸がどんどん萎縮してしまっていた。 そんな時、席亭(寄席の主人)である瀬島から万歳(まんざい)への転向を勧められる。 当時万歳は、落語より格下の色物と見られていた。 文彦は落胆し抵抗しながらも、やがて時代の求める新しい藝・万歳の道を歩み出す… …
hiroe
舞台は万歳黎明期の昭和初期。 落語家をやめ万歳師への道を歩むことになったもずと、影になり日向になり文彦を支える興行主の瀬島の、物語。 えっちシーンはついでのよう(ちゃんとエロいですが)に思えるくらい、もずが万歳師として成功していく王道展開が面白かったです。 BL的には、ノスタルジックな上下関係が好きな方にオススメします。 時代背景を活かした内容も良かったですが、時代設定に合わせた表…
久我有加 陵クミコ
家族を相次いでなくし、残った闇金融への借金のカタに ヤクザの息のかかった探偵事務所でただ働きさせられている亮介。 自分が直接手を下す訳ではないけど、後味の悪い仕事も少なくない。 そんな日々の中、調査のマルタイ(対象者)として小学校の同級生アリトモに再会するが、 ヤクザ絡みの事務所に舞い込む依頼なんて、碌なもんじゃないに決まっている… 身分を隠して接触していくうちに、アリトモに会えることが…
読み終わるとほんわかしてくるような作品なのですが、内容や設定はシリアスと スリリングな展開でもあり、人の弱さと忘れられない思い出をうまくミックスして 読み応えのある作品になっていました。 それに・・・個人的な気持ちとしては標準語のストーリーは読みやすかった(笑) 関西弁が嫌いと言う事は全然無いし、学生時代は4年間大阪に住んでいたので 馴染み深いのですが、なんと言うか独特の地域性が感じられ…
久我有加 阿部あかね
雀影
と、 私は思ってしまったわけですが。 この作品、イラストが阿部あかねさんだって言うのがすごくヒット。 同じような体格で、同じようにいなかの高校でサッカー部の主将を経験して、タイプは違うけど、どちらもイケメン。 そんな二人が、お互いに好きあっていたと知った時、自分が攻めだと信じて疑っていなかったから、さあどうしましょう? 阿部さんの描く二人は、かわいいとか、色っぽいとは無縁な男…
最近はあらすじも見ずにぶっつけ本番みたいに本に挑むことが多くなったために、物語の意外性とかドキワク感が増したような気がする自分ですw この本もまた、それを充分に満たしてくれる作品で、更に番外編においてもビックリ!!なものに、非常に満足感を覚えました。 やっぱり萌え属性とかそんなじゃなくて、二人の結びつきとか展開とかそんなものに惹かれます。 家族でやっていた水産加工工場が、父親が病気に倒れ…