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33/54(合計:531件)
久我有加 夏珂
葡萄瓜
帯に騙されなくて本当に良かった、と 通読した評者は溜息を吐きました。 カバー裏表紙の梗概も大概なものでして… 確かにBL小説の梗概としては間違った 方向性ではないのですが…正直この作品には 他に拾うべき所があるでしょうと。 と、言う所でネタバレをなるべく回避して 評者が舌を巻いた部分を一言で申し上げますと、 『公平』の一言につきます。日和見では ありません。見識を持った上での…
久我有加 佐々木久美子
穂のか
ネタバレ
受けの椿丸こと恵二郎は見た目に華があり、明るい噺や踊りが上手なことで人気を集める噺家でした。 攻めの真吾こと理平は見た目の華やかさはないものの、しっとりとした人情噺が上手な噺家さん。そして、お互いの師匠はそれぞれ栗梅亭真寿市のもとで学んだ兄弟弟子だったのです。 しかし、椿丸の師匠、藤之助は真吾の師匠である真楽(真寿市の名を継いだのでこのときは2代目真寿市師匠になってます)を嫌い、栗梅亭…
ねこぷー
ほんわかした色味の表紙が、ディアプラスのピンクの装丁と合っています。 タイトルの配置も斬新だし、何よりキャラの表情がすごく素敵だな~と思いました。 そして、本文中の挿絵も、額のような縁取りがあって綺麗なんですよ。 椿丸(受け)が、26歳の大人の男性として描かれているのが好きでした。 噺家としての仕事もばっちりこなすし、遊びだって一人前です。 キラキラ輝くようなカリスマ性をまとい、 …
久我有加 橋本あおい
楓花
米やビールを受けの為にせっせとアクセサリーの如くラッピングする攻め( ゜∀゜)・∵ブハッ 律儀にメッセージカードもついてますw うん…取り敢えずブリブリする北條の相手は面倒そうだっ!← のれんに腕押し的な態度の北條に前半イライラっとしながら読んでました(´Д`) でもあれですねー南がGoサインだしても「気の迷いでやってしまって後で後悔させたくない」…は強引な攻めをよく読んでる私的に…
久我有加 カキネ
麗音
相撲と細マッチョとギャプ萌えの作者の好きが満載な作品だそうです。 プロスポーツでも体育会系部活でも選手が登場するお話は無数にありますが、相撲がBLに出てくるとは考えてもみませんでしたからびっくりです。 相撲部の泉田はイラストでは標準的な体形のかっこいい男子です。 お相撲さんの受け姿に萎えてはいけないと気を遣てくださったのでしょうか。 それとも相撲部の学生は、いかにもな体型ではないの…
志水ゆき 新也美樹 北沢きょう 橋本あおい 未槻直 雨隠ギド カキネ 三池ろむこ 立野真琴 木下けい子 ねぎしきょうこ 阿部あかね 小椋ムク 津守時生 門地かおり 夏目イサク 南野ましろ 麻生海 二宮悦巳 草間さかえ 北上れん 小鳩めばる 藤川桐子 金ひかる 木原音瀬 栗城偲 一穂ミチ 久我有加 榎田尤利
羅
ドラマCD付きで、志水先生の描き下ろし漫画もバッチリ収録されています。 描き下ろし漫画では玄間×氷見カップルと守夜×隆成カップルが同じ温泉宿で遭遇・・・!?という展開になっております。 例の如く氷見と接触して、これまた例の如く玄間の怒りを買う隆成。 彼は本当に懲りないですね(笑) ゲストの作家陣が書かれた漫画や小説もそれぞれの個性がでていて読みごたえがあります。 二次創作のアンソロジ…
snowblack
『頬にしたたる恋の雨』に出て来て魅力的だった師匠の若き日の話。 時代は大分遡り、明治中期、 古く柔らかな関西弁で綴られる、上方落語の世界。 華がある椿丸としっとりと上手い真吾はともに若手の人気落語家。 元は同門でありながら、師匠同士が対立しているため接点がなかった二人だが 席亭の瀬島の取り持ちで初めて顔を合わせ、最初から互いの芸に惹きつけられる。 椿丸の師匠が機嫌を損ねるのが必至な…
甘食
久我さんの新作、とても面白かったです。時代物で、ファンタジーですよ!受け様が攻め様にお姫様抱っこされて空を飛ぶシーンなんてジブリそのものです。ありましたよね?そんな映画。あと最後の方で暴走して自分を見失って崇り神化しそうになった攻め様を体を張って止める受け様もナウ○カとか千と千尋とかに見えて・・・とにかくそんな感じのジブリ風で萌えました。 受け様はきっぱり男前で、でも情は厚いという私の好きな…
Krovopizza
芸人も関西弁も出てこない久我さん作品は初めて読みました! (舞台は近畿ですが、メイン二人は標準語) ジャンル的にはファンタジーなのでしょうが、リアルかつノスタルジックな明治時代の描写もお見事。 男前だけど濡れ場では色っぽい受の魅力も健在で、さすがの面白さでした。 時は明治。 鉄道局で働く俊次(受)は、鉄道を通す計画に反対する山奥の村を訪れる。 村の反対派は、山の神・鷹男(パッと…
雀影
久我さんの大阪芸能史もの。 今回は更に時代が上がって、明治時代の落語家さんのお話。 私自身、もともと関西ネイティブじゃないので、大阪弁の細かいニュアンスまではわからないけど、ここまで古い大阪弁だと、場所も時代も超越した、物語の中の言語として、その響きの美しさに感嘆。 久我さんの小説の登場人物はおしなべて人生に肯定的で、前向きですが、この作品の主人公の椿丸はその中でも特に素直でかわいらしい。 …