久我有加さんのレビュー一覧

隣人はドアを叩く コミック

久我有加  麻生海 

オール関西弁

原作は、関西弁が印象深い小説や芸能の世界をいくつも書いて下さっている久我有加さん。
私も久我さん作品を何点か読んでファンですので、本作は「久我さん作品の漫画化」というイメージで読み進めました。
実際読んでみると、地の文の多い小説とは違って文章がオール関西弁なのが新鮮です。
CPはアパートの隣人で知り合ったピン芸人さんの向内功平とリーマンの戸並。
戸並はどちらかというとネガティブ思考系だけど…

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汽車よゆけ、恋の路 ~明治鉄道浪漫抄~ 小説

久我有加  夏珂 

BL版もの○け姫

面白かったです!表紙の地味な印象を裏切って!(すいません・・)
印象は私もジ○リ作品ですが、もの○け姫を連想しました。
怒るとか祟るシーンは、多分映像でみたら寒気でそうなぐらい怖い印象ですが
攻め、受けがめっちゃ面白い&大好きな性格で、勧善懲悪ではないですが
読後感がとてもよかったです。
関西弁満載なので、関西弁を文字列で読むのはツライ という方には、
難しいかも・・
あと色っぽいシ…

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あの日の君と、今日の僕 小説

久我有加  左京亜也 

ヘタレなイケメン攻めと男前な受け


表題作+小編1の二本立てです。

「あの日の君と、今日の僕」
健吾視点

局ディレクターの築島健吾(受け)はバラエティーばかりを担当していたのですが、初めてドキュメンタリーのディレクションをすることになります。
一緒に仕事をすることになった制作会社のディレクターの渋川幹人(攻め)は高校の卒業式の日に自分に告白してきた相手でした。過去の告白を謝罪し忘れてほしいと言われるのですが、言っ…

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初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

キラキラ王子様×鉄オタの格差ラブ

王子様に鉄オタと格差がある二人の、初恋実らせ系のピュアなお話です。
個人的に大好きな、攻めが受けを好きで好きで仕方ない!…というパターン。ほのぼのピュアな話にキュンキュンさせてもらえました!


華道界の御曹子でキラキライケメンな王子様・雪輪(攻め)と、ごくごく平凡な鉄道オタク・紬(受け)は幼馴染み。紬の趣味に雪輪が付き合うという形で親交は続いていましたが、大きくなるにつれ、紬は自分との格…

5

「あの日の君と、今日の僕」協力書店 共通書き下ろしペーパー グッズ

同じ夢を見ている

B5サイズ片面印刷。
紙面の1/4にカバーイラスト、残りの3/4に2段組3P相当のショートストーリー。
本編の書き出しと同じく、築島が高校卒業式の日の土手の光景を夢に見ているところから始まりますが、渋川の告白の後からが違います。
夢の中で、築島が渋川にもう付き合っているし、自分も渋川が好きだと告げると、やっぱり渋川はぶわっと泣きだして、、、。

同じ布団の中で、同じ夢を見ていた築島と渋川…

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あの日の君と、今日の僕 小説

久我有加  左京亜也 

男前受けです

関西芸人シリーズに連なる作品ですが、今回の主人公は、芸人さんではなくてTV局のディレクターと制作会社のディレクター。
10年経っても夢に出てくる、高校の卒業式の後に告白逃げした男と、偶然、一緒に仕事をすることになった築島。
逃げた男渋川の方は動揺があからさまで、、、

前半の雑誌掲載分でキャラクターやストーリーの舞台設定などをしっかり固めて、後半の描き下ろし部分にラブとエロを詰め込んで、つ…

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華の命は今宵まで 小説

久我有加  花村イチカ 

困難に打ち克つ

大正初期を舞台とした、主従関係にある二人の基本あまあまなストーリーです。

透が使用人として使えるのは、後継ぎがおらず、金銭的にも逼迫し、爵位返上は免れない状況にある小一森家。
透は両親亡き後引き取ってくれた小一森の現当主光範に対し、ひとかたならぬ恩義を感じている。そんな中、小一森家に養子として光範の甥だという青年、実道が迎えられた。美しく、聡明で、優しい実道に主人として以上の感情を抱いてし…

5

あの日の君と、今日の僕 小説

久我有加  左京亜也 

男前受け

高校時代の告白を大人になってまで引きずっている2人の再会ものです。

受けの築島はノンケでしたが、優しくて男前な人なので自分のことを好きすぎる渋川をほっとけなくてだんだん絆されていきます。要所要所で強く出られない渋川の代わりに関西弁でバシッと決めてくれます。

攻めの渋川は美形なのにあまり他人に興味がなく、築島にだけ一生懸命でヘタレになるところがとても可愛いのですが、渋川に任せていると2人…

1

あの日の君と、今日の僕 小説

久我有加  左京亜也 

甘酸っぱい…!

全編を通して甘酸っぱい雰囲気が漂う再会ものです。
高校時代、告白され振った相手と10年後、職場で再会し…というあらすじ。2章に分かれていて、前半が受け視点、後半が攻め視点です。

攻めの渋川は、イケメンで仕事も出来と完璧なのに、受けに対してのみ好きすぎて情けない感じになっちゃう…という残念攻め。
基本的に感情の起伏が少なく他人に興味が無いのに、高校時代に好きになった受けに対してのみ強い感情…

5

わけも知らないで 小説

久我有加  やしきゆかり 

攻めの魅力に尽きる。

久我先生といえば関西言葉ですが、今のところ先生の作品は、

1標準語×標準語
2関西弁×関西弁
3関西弁×標準語

の順で読んできていて、標準語×関西弁は未体験ゾーン。はたして、遭遇できるのでしょうか。できますかね…?ちなみに本作は3番目のパターンです。

この作品を知った瞬間、タイトルに飛びつきました。ちるちるに登録したての頃、マイページのメッセージ欄にスネ○ヘアーの「訳も知らな…

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