久我有加さんのレビュー一覧

幸せならいいじゃない 小説

久我有加  おおや和美 

読みやすくて甘くてエロい

久我有加さんによる業界系BL。
といっても、片方が大学生なので日常系、ともいえる作品だと思います。
そして、この大学生が関西出身で時折関西弁が出る、という設定です。

「幸せならいいじゃない」
主人公・湯澤直登は賞なども獲った事のあるちょっとは名の知れた脚本家。今は少しスランプ気味で、くたびれた格好でコンビニおにぎりでゲン担ぎの日々。いつも応対してくれるバイトの北見君と知り合って、ひょん…

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是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

楽しかった~!

完結を迎えた昔の作品ですが、2017年の雑誌のDear+で限定復活していたので興味が出て本編、かみのほん、ファンブックと一気に読んでハマりました。

描き下ろしは、隆成に執着する守夜が見れてすごく満足。玄間が氷見をお姫様だっこするカットにはしばらく釘付けになりました。

他の作家さんのファンブックも大好きなのですが、ファンブックが好きかどうかはゲストの作家さんのファンかどうかも割と関係して…

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思い込んだら命がけ! 小説

久我有加  北別府ニカ 

良い人同士。応援します

いわゆる「芸人シリーズ」の一編。
内容は独立しているので、他書未読でも大丈夫です。
中編2編+受け視点の後日談1編で構成されています。(全編関西弁。苦手な方は注意)

「思い込んだら命がけ!」
芸人の卵・穣太郎が、芸人になるための最大関門、人見知りと上がり症を克服しようと接客のバイトを探す、という冒頭。
長身で筋肉質で強面の穣太郎は、面接に落ち続けます。それでもどうしても接客の仕事をや…

1

初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

華道家元の御曹司 × 鉄道オタク

筋金入りの鉄道オタクの白瀬紬(受け)は大学進学に伴い大阪から元々住んでいた東京の祖母の家に戻ってきました。
華道の師範の祖母に連れられて行った展覧会で知り合った華道家元の次男貫洞雪輪(攻め)とは幼稚園からの付き合いで、引っ越ししてからも文通したり、長い休みには乗り鉄の紬に付き合って鉄道での旅をしたり付き合いが続いていました。
鉄道には全く興味ないようなのにいつもにこにこと付き合ってくれる雪輪に…

1

青空へ飛べ 小説

久我有加  高城たくみ 

地味だけど、読み返したくなるのは鶏飯化した所以か

プロ野球選手(関西弁)✕大学生(標準語)

あらすじは他の方々が書いてくださっているので、省略します。

何故か何故か、好きなんですよね。気づいたら読み返しています。
それはさながらスルメのように。

一緒に鍋を食べるシーンからの、玄関先でのキス、そしてそのままベッドへ……。
BLあるあるな、初めてでいきなり本番! にはならず、あくまでいじり合いで終わるのもいいですな。
たいそう…

3

短いゆびきり 小説

久我有加  奥田七緒 

守りたい、このひとを

久我有加さんといえば関西弁。本作もガッツリです。そして。

ザ・年下攻め。(8才差)
ザ・ワンコ攻め。
ザ・幼馴染。
ザ・両片想い。

このへんにピピッときたら是非是非。

12年前、9才の男の子とのゆびきりの約束、からはじまる物語。
あの時9才だった子・昇は、今21才の、強面の、180センチ超えの青年となって敬祐の前に現れた。
子供の頃から自分に懐いていた昇のワンコぶりは今…

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初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

初恋は続くよどこまでも

華道界の王子様(標準語)×地味な鉄道オタク(標準語ときどき関西弁)
受け視点で物語は進みます。

*****

紬(つむぎ:受け)は初言葉が新幹線の名前だったというほどの年季の入った鉄道オタク。
いっぽう、雪輪(ゆきわ:攻め)は華道界の家元の息子で、外見や中身も王子様。
まったく接点の無いはずの二人は、紬の祖母が同じ流派の師範を務めることもあって、お互いが五歳の時に華道の展覧会で出会…

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初恋列車 コミコミスタジオ限定ペーパー グッズ

何よりかっこいいのは

本編その後の話です。

簡単なあらすじ。

*****

付き合うようになってから約半年後。
着物姿で花を生ける雪輪(ゆきわ:攻め)を見つめる紬(つむぎ:受け)。
初めて華道家としての雪輪の姿を目の前にして、この半年間の出来事を思い出しながら、その姿に見惚れる紬。

「綺麗でかっこいい」

との感想を告げるが、実は紬が言ったのは華ではなく雪輪の事で……。

*****

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汽車よゆけ、恋の路 ~明治鉄道浪漫抄~ 小説

久我有加  夏珂 

ファンタジー小説としては、凄く面白かった!

ここが「ちるちる」という腐女子のためのサイトと思うと、この評価。

俊次は凛々しく強く、頭が良くてさらに可愛い所も持ちあわせている。
鷹男も、実にいい男である。

それなのに、私的にはどうも萌えない。
作者の熱意と下調べの凄さに圧倒されるし、
最後まで一気に読んでしまった程に、ストーリーもとても面白い。
だからこそ、「これって別にBLにしなくても、充分面白いのに」と思ってしまった。…

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初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

花オタと鉄オタ

華道の家元の息子で、新進気鋭のフラワーアーティストの攻めと、鉄道オタクでごく普通の大学生受けの、幼なじみ同い年カップルのお話です。

それぞれが5歳の時に出会ってから、18歳の今まで、家柄も趣味もまったく違うのに、交流を続けてきた受けと攻め。受けの視点のお話で、受けは何で鉄道のことしか喋らない自分とずっと仲良くしてくれているんだろう、と腑に落ちない気持ち。鉄道仲間と喋ってる方が楽しいと思ってい…

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