久我有加さんのレビュー一覧

恋の二人連れ 小説

久我有加  伊東七つ生 

やっぱり久我先生の時代ものは最高・・・!!。゚(゚´ω`゚)゚。

こちら、大正時代を舞台としておりまして、前作の「疾風に恋をする」とも少しだけリンクした作品になります。
とは言え、完全に独立した作品ですので、こちらだけでも問題無く読めます。
そしてですね、前作もとっても甘かったのですが、今作では主役2人の性格上、更に糖度が高めになっております!!
いやもう、やっぱり久我先生の時代ものは最高!!と大変楽しく読ませていただきました。


内容です。
新…

3

片恋の病 小説

久我有加  イシノアヤ 

タレ目好きにはたまりません!

シリーズものなんですが、未読でも全く問題ありません。
ただ、私は元々このシリーズが大好きで読んでいたので、ちらほらと出てくる人物やコンビ名がうろ覚えだったのが気になって、シリーズ最初から読み返してしまいました。なお、個人的には順番は「片恋の病」を読んでから「恋で花実は咲くのです」を読むのがお勧めです。時田に笑ってください。

由(受)の視点でストーリーは進みます。
相方の深野(攻)に十年以…

4

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両想いの日々

深野の視点による、本編の後日談「両想いの日々」です。

全国漫才コンテストの優勝から4か月後、ゴールデンウイークを前にようやく休みがとれて、深野のマンションへ二人が帰ってきました。由が作ってくれたカレーを食べて、深野が茶碗を洗っている間に、眠ってしまった由の寝顔を見つめがら、思いを馳せます。

朝子より由のカレーが好きだったとか、あれほど気持ちがいいセックスは生まれて初めてだとか、ノロケ満…

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疾風に恋をする 小説

久我有加  カワイチハル 

大阪芸能史の系譜です

大阪芸能史の系譜に連なる作品ですが、今回は落語界やなくて、映画界のお話。
映画が活動写真と呼ばれた無声の時代劇から、トーキーという有声の現代劇への過渡期を舞台に、東京から来た俳優と、関西歌舞伎出身の人気役者との出会いが描かれます。
大正末から昭和初めの時代背景や、東京と関西の撮影所の違いなど、こういう、ちょっと昔のお話がちゃんと描かれているのって、とっても貴重で、とても嬉しい。
それだけに、…

1

いつかお姫様が 小説

久我有加  山中ヒコ 

人を選ぶ作品

設定はとても好きでした。
ただどうしても受けが攻めを好きになるのが早すぎると思ってしまいました。出会ってから好きになるまでの日数がきっちり明記されてしまってるので、どうしても自分の中で誤魔化すこともできず、最後まで違和感がありました。
(最後には受けが攻めに惹かれた理由のようなものがあったので、意味もなくスピード恋愛というわけではないです。)
気にならない人は全然気にならないと思います。

3

疾風に恋をする 小説

久我有加  カワイチハル 

映画黎明期

英介視点の表題作がp150ほど+半次郎視点の中編「疾風に勁草を知る」がp50ほど

表題作は二人が大阪で出会い、活動写真や映画を撮る中で両想いになるまで。
中編は上京し本格的に映画を撮るようになり、時代の荒波で検閲が厳しくなってくる中、いかに英介が自由に演技できるかと心をくだく半次郎の話


関東大震災直後の大阪。
震災により焼け出されたたくさんの人が大阪に流れ込んできています。

5

疾風に恋をする 小説

久我有加  カワイチハル 

なんたかんだで溺愛ストーリー

 受け様の英介は現代劇(映画)の役者を目指して映画会社に入社したのに、東京大震災で東京の撮影所がつかえなくなり、不本意ながら大阪に移り、旧劇の役者を務めている毎日。

 攻め様の半次郎は大阪の撮影所で旧劇の女形として役者をしている先輩。

 旧劇なんて、とくさっていた英介に、半次郎から自分が見えていなかった事柄を気付かせてもらった時、半次郎に対する見方が変わった英介。
また、この時素直に…

3

初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

相手のオタク趣味を尊重出来るって……どれだけ好きなんだ!

電子書籍で読了。挿絵有り(以前も書いたかもしれませんが、角川ルビーの電子版イラストを見るためにはタップで飛ばなければならないので、流れが悪いなぁと思います。出先で読んでいる時はいきなり肌色イラストが出現しない利点はあるのですけれども。痛し痒しとはこのこと)。

自分が夢中になっているものに敬意をはらってくれる恋人。
羨ましいなぁ……その一言に尽きます。
容認してくれるだけじゃないんですよ。…

1

いつかお姫様が 小説

久我有加  山中ヒコ 

印象的なタイトル

表題作と続編の中編2作品、どちらも開士(受)の視点で進みます。

読む前は尻切れトンボのように思えたタイトルが、読み終えてからは「いつかお姫様(開士)が王子様(市村)と出会う」にも続けられますし、ちょっと傷ついていた市村へ「いつかお姫様が現れる」という希望にも読めて、印象的で良いなと思うようになりました。

見つめあう表紙イラストも素敵でした!
内容はコミカル程ではないものの、明るく可愛…

2

幸せならいいじゃない 小説

久我有加  おおや和美 

幸せオーラに癒される

幸せならいいじゃない
というタイトルに惹かれて購入。中身もまさしく幸せに包まれてます!


スランプ気味の脚本家直登と、コンビニアルバイトの大学生北見のお話。最初は、コンビニの常連客とその店員。あるきっかけで食事をしたり、料理したりする仲に。年下なのに世話焼きな北見と、甘え上手だけど大人な直登。付き合ってからどんどん惹かれあってラブラブになっていく2人に癒されました。

直登はこれまで…

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