久我有加さんのレビュー一覧

恋を半分、もう半分 小説

久我有加  小椋ムク 

関西弁たっぷり!

昭和初期と思われる「頬にしたたる恋の雨」がめっちゃ好きで、芸人シリーズはもうこの本だけで十分や神や!と思ってたんですが、ムク先生の挿絵に弱くて購入。今度はほぼ現代。関西弁ばりばり。これ関西ホームやない人、大丈夫やろかとめちゃ心配ですが、お話の内容が可愛らしい、ええ話なんで、関西弁話が気になっている方はお手にとってみてください~。受けに癒され、後半のSSでヘタレってる攻めと受け兄に爆笑し、最後のおま…

7

鬼神様はパフェの虜につき 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ギャップのかたまり

復讐に現れた鬼神がパフェでおとなしくなるって
シュールだな…と思いましたが
慶太の落ち着きっぷりが素晴らしく、
描写だけでも充分美味しそうなのが伝わるパフェ、
やはり甘いものはどんな人(鬼?)でも幸せにしてくれるんだなぁと
妙に説得力がありましたww
栗のパフェ、私も食べたい!!!
(後日改良したピスタチオのムース入りがめっちゃ気になる)

鬼神の桔梗丸、最初こそ疑い深くしていま…

1

恋を半分、もう半分 小説

久我有加  小椋ムク 

もう、ビックリするほど受けにデレデレ

こちら、芸人シリーズの落語家編です。
シリーズと言いつつ完全に独立したお話なので、今作だけで問題無く読めます。
ちなみに「落語って全然知らないし」と言う方も、(私のような)ド素人でも楽しく読めるように書かれてるので、お気軽に手に取られて大丈夫だと思います。

で、こちら、とにかく甘いんですよー!!
攻めがですね、もうビックリするほど受けにメロメロ。
ついでにデレデレ。
また、素直な受…

11

背徳の契り 小説

久我有加  逆月酒乱 

覚悟の上の静けさがグッと来ます

あまり歴史には詳しくないので大層なことは言えないのですが『明治初頭の動乱期に様々な階層の人達がどう思って生きていたか』がとてもしっかりしている様に思えたんです。それも政府の中央にいる人達ではなくて『民百姓』の。
また、反政府の人達にも様々な理由があり、士族、町民、百姓のそれぞれがどういう風に新政府を感じていたかが丁寧に描写されていて、骨太の物語だと思いました。
『時代物』って、こういう所がきち…

1

ディアプラス文庫 「20th Anniversary Book」 グッズ

嬉し楽しい小冊子。

 好きな雑誌の20th記念冊子。
コミコミスタジオ様でディアプラス文庫3冊購入で頂ける、ということで、予約開始の日にぽちっとさせて頂きました。

 11人の作家さんが5,6ページ程度のショートストーリーを書かれていました。
だいたい既読の本の番外編だったので、楽しく読むことができました。


 まずは安西リカ先生の「バースデー」のその後のお話「愛を注ぐ」。
滝本と百合原が「三希」と…

2

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

童貞献上萌え!

初読の段階では、特に思い入れも感じずに「フーン。おもしろかった」と思って終わった作品なのですが、二度三度、折に触れて読み直していると段々もっともっと好きになってくる、不思議な作品でした。

架空の地方都市を舞台としたお話。
若様と呼ばれる、お殿様の末裔が攻めです。なので俺様キャラかと思いきやそうではない。
恥じるところが何もないので堂々としているだけで、偉そうとは違うのかな、というキャラで…

3

幸せならいいじゃない 小説

久我有加  おおや和美 

これは確実に『幸せ製造本』

『幸せならいいじゃない』『愛されてるならいいじゃない』『愛してるならいいじゃない』
いいよ。
いいですよ。
っもう~っ!砂を吐く位、ラブラブだなぁ。

送信前にレビューを読み直していつも「我ながら諄くて暑苦しい」と思うのですけれど、このお話はそんなことをやりたくない。
諄かったり、暑苦しいのは似合わない。

ふわふわしていて、
ピンクやサックスみたいなパステルカラーに溢れていて、…

3

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

男前なヨメ

「花嫁モノ」って受けが女性っぽい・家庭的なイメージがあったのですが、この作品の受けは男前でした。攻めと体格差はあるのですが、チワワが歯向かうような可愛らしさでもなく、ツンデレというのでなく、「僕にはその気がないから」という風のスパッとした断りが心地良かったです。

光(受)の視点でストーリーは進んでいき、小学校時代の「嫁になれ」発言から始まり、十二年後の再会ではもう「俺の嫁」で認知されているの…

4

幸せならいいじゃない 小説

久我有加  おおや和美 

海外のクッキーを食べてるような甘さですっ!

本当は間違いなく神作品なんです。
でもでもどうしても評価を落としたくなってしまいました。
いや、だって、二人があまりにも甘々でラブラブでなんか悔しかったからです。悔しいのに、読みながら癒されるし和むし、ナニコレ(♡)状態になる作品でした。

受けの直登は間違いなく美人受けじゃないのかな?って思いました。攻めのヨシ君に対する感情表現はめちゃくちゃ可愛くてキュンキュンします。直登じゃなくたって…

5

君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

大阪言葉の艶に撃ち抜かれる。

関西の方がどう感じるか分かりませんが、ずっと関東住まいの私としてはものすごく色っぽく感じる言葉でした。
作者の後書きにもありましたが、物語が大正時代の大阪のため出来るだけ古い言葉を使用した、と。
おそらく実際に耳にしても色気を感じる台詞回しだと思うのですが、字面も大変艶っぽくて!
受けの八束が「弄て、弄て・・・・・・」と言うシーンがあるのですが、読みは「いろて」です。
なにこのインパクト!…

1
PAGE TOP