久我有加さんのレビュー一覧

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

だし巻を作りたくなったよ

ルビー文庫さんらしい、爽やかでドリームなお話でした。

あらすじです。
狸姿の神獣、鉄太郎さんのやや強引なお願いにより、スランプ中のイケメンセレブピアニスト泉水の食事係を任されることになった大学生の結希。最初はピリピリしていた泉水の態度も、祖父直伝の料理を振る舞い、ピアノを聞かせてもらううちに次第に親密な雰囲気へ。だけど、相手は超セレブ。パパラッチや元恋人のスーパーモデルも登場し、住む世界が…

1

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

鉄太郎の喋り口調が好き

モフモフタヌキが登場する、餌付け系、和風ふんわりファンタジーです。
淡路の国の芝右衛門様って、あの、海を渡って大阪は南に芝居を見に行く、あの、芝右衛門たぬきの事なのかな、
これって、関西の人にとっては基本教養なのかしら?
それとも、大阪演芸史シリーズを書き続けている久我先生ならではの設定なのかしら。
何にしても、鉄太郎の古めかしい関西弁がかわいいです。
お話としては、鉄太郎がファンタジー…

2

夜間逃避行 小説

久我有加  絵津鼓 

終わり方が良かった

実は途中まで無理にBLにしなくても良かったのでは……と思っていたんですね。

BLだから二人が恋に落ちて当然なんだけど、あまりにも攻めの置かれた立場がシリアスで理不尽でしかも現在進行形で救いがないので、恋愛どころじゃない……みたいな気分になってしまうというか。
だからエッチシーンもなんか浮いているというか、読むのがいたたまれなくて、流し読み……。
受けはノンケなんだけど、ノンケ君がこんな状…

3

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

気負わず読めます

『ごはんもの』ジャンルど真ん中のお話でした。
このジャンルの王道らしく、Aくんが作った料理(それも主に家庭料理)がBくんの心の琴線に響く何かを持っているんです。響くのは、育つ過程での決定的な経験に関わっていたりするから。
ねぇ、お好きな方はこう聞いただけで「心騒ぐのでは?」と思うんですね。

……実は私、このジャンルはそれほど得意ではないのです。
胃腸が弱いからなんでしょうかね?
久我…

2

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

ほのぼのホッコリごはんモノBL

こちら、スランプ中のピアニストと料理好きな大学生+狸の神獣による、ほのぼのホッコリごはんモノBLになります。
一応、喋る狸なんかが出てきてとファンタジーではあるんですけど、内容としてはひたすら日常系。
表紙やタイトル通り、可愛くて幸せなお話なんですよね。

若干、オチが強引な気がしますし、意味深に出てきたキャラがアッサリ退場で肩透かしだったりと、気になる部分はあるのです。
まぁただ、個人…

5

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

ごはんと恋と、ときどき狸

まさか狸に泣かされるとは……
タイトルに「狸」が入っているだけあって、その存在感はなかなかのものでした!

元彼の裏切りからピアノを弾けなくなってしまったピアニストの和泉が、恩人の孫・結希のご飯と存在によって心身ともに救われていくというハートフルラブストーリー。

和泉がカッコいいツンデレで、卵好きの魅力的な青年!
このイケメン和泉と狸の神様・鉄太郎が一緒にご飯を食べたり、
寄り添っ…

6

汽車よゆけ、恋の路 ~明治鉄道浪漫抄~ 小説

久我有加  夏珂 

異色作

第一印象は、久我先生ってこういうタイプの作品書かれるんだ〜。
私が久我先生作品で多く読んでいるのは関西弁も賑やかな芸人シリーズなので、ファンタジー系は初めて。

舞台は明治。文明開化がいよいよ進み、都市部だけでなく地域にまで鉄道の建設が進んできた。
そんな開発の折、ある山深い村の一つが鉄道反対を貫いていて…
…という設定。
ここに鉄道局の官吏である主人公の若友俊次が説得に赴くが…と展開…

0

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

個性豊かな仲間たちも良い

電子書籍で挿絵あり。
前半は受視点、後半は攻視点、電子限定版SSは当て馬?視点です。

久我先生といえば関西弁ということで、今作は受の庄野を筆頭にほとんどのキャラクターが関西弁です。攻は東京弁です。

結論から言うとお互い一目惚れみたいなもので、どっちがアクション起こすんじゃ〜〜!!いつラブに発展するんじゃ〜〜!!とわくわくしながら読めました。いいですね、青春って。同室になった朝妻と庄野…

0

あの日の君と、今日の僕 小説

久我有加  左京亜也 

ドヘタレ残念イケメン攻め×さっぱりとした男前受け=最高!!

攻めは普段はクールで端正な美形なのに、受けを前にすると途端に挙動不審なドヘタレになってしまうところがたまらなく良かったです。

本人は必死で隠しているつもりなんだけど、好きがダダ漏れしてるせいで受けには気持ちが丸わかりというところも良し。
受けに褒められただけで真っ赤を通り越してドス黒くなるほど顔が沸騰しちゃうというというメーターの振り切り方もいい。
おまけにブワッと泣いちゃったりするんで…

5

愛だ恋だと騒ぐなよ 小説

久我有加  七瀬 

光属性なお話

東京のピン芸人×関西のピン芸人。
受けの祐の方は最初、俳優も小説家もこなしてしかもイケメン、という町をよく思っていない。ところが町は、最初からフレンドリー。読者としては好意ダダ漏れなその態度にニヤリとし、あいつなんやねん、とイライラしてる祐にもニヤリ。
それでもだんだんと町の良さに気づく祐。ちょっと嫉妬なんかもあり、とうとう町の方から告白された時に、「そうか、このイライラや嫉妬は恋か!」と、自…

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