吉池マスコさんのレビュー一覧

マイ・ボーイ コミック

吉池マスコ 

読めて良かった作品

初読み作家様。
何気なく手に取って読んでみたら、予想以上にじわっと心に沁みるすごく優しいお話でした。
うわー、こういう雰囲気大好きだなあ。
とても良いヒューマン・ホームドラマ。
嫌な人が1人もいないです。どの人物も愛おしい。
本当に優しさに満ちあふれていて、ちょっぴり苦みもあったりするんですけど、読み終えて「良かったな」と思えるお話。
登場人物の誰もが、自分よりも相手のことをひたすらに…

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ご主人さまペロペロ! コミック

吉池マスコ 

アニマルもの短編集

吉池マスコさんの人外ものを集めた短・中編集。

表題作は、飼い主を助けようと人間になった犬、バッハの話。ただひたすらご主人さまに尽くそうとするバッハが健気です。
ご主人さまに気持ちを伝えようとして、隠れて文字を書く練習をしたりと、あまりの健気さにホロリ。絆されたご主人さまも体を許してしまう。

他に、ゴリ男のミーコ(猫だけとタチ)とメガネ優男のご主人さまカップルあり、あざとかわいいうさぎ…

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ラストダンスはわたしと コミック

吉池マスコ 

秀逸

出会いの印象は最悪。
それでも「運命」からは逃げられないというお話。

子持ちΩの受。職業ボディーガード。
格闘技の舞台で相まみえた相手に突然の発情。
パートナーと結ばれて長く落ち着いていたはずの発情が止まらない。
その理由は・・・

エロももちろんウマではあるのですが
本作はストーリーというか、作り方がすごく好き。
吉池作品は最初のころギャグ要素のほうが印象的だったんですが

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マイ・ボーイ コミック

吉池マスコ 

義理の親と子

吉池マスコ先生は「シニアハイスクールスチューデント」以来に読んだ気がします。神率の高さが気になってました。
表紙の印象とだいぶ違うので、ちょっと勿体無いなと。やっぱ表紙に3人いる作品は、大方3Pモノだと思ってしまうのがBLセオリー ですよね〜

◾︎英雄(警官→退職して実家を継ぐ)×由紀夫(バー経営者)
◾︎響(由紀夫の亡くなった元恋人 欣太の子)

育ての親とその子が付き合いがちなB…

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ラストダンスはわたしと コミック

吉池マスコ 

オメガバース、マスコ節

さすがマスコ様、初オメガバースだそうですが、ストーリーも絵も読み応えありました。
ヤクザの攻め様と格闘家の攻め様。
どちらも魅力的なキャラで身体もスゴイ!堪能!

ヤクザの攻め様があっという間にムショ入りしてしまうのでもったいなかったなぁと。
最後のほうもバタバタしててまとめた感がありましたので、
上下巻くらいにして、お子様たちとのワキワキとか、エロとか、もっと読みたかったです。

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藤原征爾君追悼特集に寄せて コミック

吉池マスコ 

切ない要素は多くても、後味はすっきり

 元作家と作家、編集者という3者が織り成すストーリー。といってもいわゆる三角関係になるわけではなく、薔田と藤原が恋人のように付き合っていた時、宮本は藤原に対してネガティブな感情を抱くこともなく、ただただ静かに2人のことを受け入れていて。前半は淡々と、彼の抱える切ない気持ちが描き出されていました。読者としても、藤原と薔田の関係は安定感があって穏やかな気分になれるもので失いたくはなかったし、一方で宮本…

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マイ・ボーイ コミック

吉池マスコ 

ハートフルなお話

私は、育ての親が成長した息子に喰われてみたいなのって、正直あんまり得意ではないんです。
ガチ親子ものが超地雷なので、血が繋がっていなかろうと「親」という立場を自覚してたら、成長したからといって「子」が性的対象になるというやつに、うわぁ……と思うところがあって。
(かなり耐性が出来たので、義理なら読めるようになったし、中には好きな作品もあるけど)

だからこのお話の結末がすごーーーーくいいと…

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ラストダンスはわたしと コミック

吉池マスコ 

運命の番の存在はやはりこんなにも大きいのか

 格闘技に、ヤクザに、オメガバース。殺伐としたテーマばかりですが、そこまで暴力的なシーンばかりが描かれるわけでもなく、想像していたよりはずっと読みやすい作品でした。下衆な男達に輪姦されていたところをαの志良堂に拾われ番ったけれど、彼が捕まり、優し過ぎる彼の気持ちの負担にならないよう番を解消。最終的には運命の番だった真田とくっつく、簡潔に説明すればこんなストーリー。もちろん、そこに辿り着くまでには紆…

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マイ・ボーイ コミック

吉池マスコ 

幸せだけど、ほろ苦い。

はぁ~。なんでしょうか、この感情。幸せなんだけどほろ苦くて、あったかいんだけど、せつない。

吉池マスコさんは、シリアス一辺倒じゃなくて、笑いもベースに、ちょっと(?)激しい絡みを挟んだりしながら、沁みるような優しい話を描くのが上手い作家さんですが、またひとつ、いい話だなぁと何度も読み返してしまう作品に出会えました。本当によかったです。

主人公は、恋人の遺した幼い子どもを引き取って育てて…

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マイ・ボーイ コミック

吉池マスコ 

由起夫が本当にすごい!

由起夫は、元恋人だったプロレスラーの子どもの幼い響を引き取って育てるのだけれど、その愛情がすごい!本当の親でも真似できないのではないかというくらい…。

響が由起夫の女装のことで友達とケンカになってしまった時には、由起夫がケンカした子ども達の家に謝って回って、それ以来大好きだった女装もやめてしまって…。

響は由起夫のことが大好きで、大きくなったら守って幸せにしてあげたいと思っていた所に、…

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