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雁皮郎
チル76
ネタバレ
これは、、、まぁ何とも正統派と言っていいのでしょうか……切なくも胸がキュッとなる恋のお話しでした どう正統派か?という点はネタバレにはなってしまいますが所謂「悲恋」かな、、、と思います 悲恋だけれど同時に情念も感じるゾクっとする読後も味わえます 時代物でとりわけ江戸の町人BLだと粋や鯔背な心意気や情緒を感じる人物達のカッコ良さを感じるお話しが多い中、この作品の2人は江戸の時代に生きた…
お話しの始まりが落語のまくらの小噺かのような入りで一気に惹き込まれます 漫画で読んでいるので視覚的な効果はモチロンあるのは当然なのですが、言葉のテンポがいいのも相まって静止画というより流れるような動きを伴った映像作品を鑑賞してるかのような感覚でページが進みます 20ページ位のお話しなので決定的な関係性まではいかないのですが「はじまり」と「これから」を感じさせる流れはニヤっと出来る好きな感じ…
雀影
劇画風味の圧倒的筆力が、江戸時代を舞台にした作品にとても似合っている短編集。 絵のひとつ一コマはすごく素敵。 髷も着物も蓑傘も、こんなにちゃんと描いてあると、とても安心して江戸の世界に浸れる。 ただ、最初の2作品は、どうしても「井原西鶴の「男色大鑑」を原作に」ってあたりで、ダイジェスト版的な忙しさというか、説明文が多くて全体に駆け足な感じがちょっとわかりにくかったかな。 オリジナル作品の方…
ふばば
時代物BLという新たな分野となるのか、なるとしたらぶっちぎりで第一人者となるであろう恐るべき新人「雁皮郎」さんの、これがデビュー作であります。 先だって「男色大鑑」の3部作がコミックスで発表済みではありますが、一冊丸ごと江戸時代、という斬新さには「BLにはまだこの鉱脈があったか!」と驚かされます。 「色に見籠は山吹の盛」 「男色大鑑ー武士編ー」が初出。 ストーカー武士と美小姓の話。ラス…
Krovopizza
井原西鶴『男色大鑑』をコミカライズした二篇と、オリジナル四篇を収録。 確かな画力で読み応えある時代劇BL集に仕上がっています。 ■「色に見篭は山吹の盛」(井原西鶴『男色大鑑』より) 元松山藩士の義左衛門(攻め)は、松江藩小姓の主馬(受け)に一目惚れし… 身分違いの恋が描かれた切ないお話。 想い合っていても、立場の違う二人が結ばれるには多大な労力と時間が必要で、当時の恋愛の大変さが…
ナポ
雁皮郎さんの初コミックスです。 美しい髷と衆道に惹かれて買いました。 男色を題材に書かれた井原西鶴の短編小説集「男色大鑑(なんしょくおおかがみ)」。これを原作に描かれたお話と、作者さまオリジナルのお話が三話ずつ、計六話が収録されています。 【形見は弐尺三寸】 『男色大鑑』が原作のお話です。 両親を失くし、小姓として殿に仕えていた中井勝弥(なかいかつや)。 最初は殿からの寵愛…