吉原理恵子さんのレビュー一覧

二重螺旋 3 攣哀感情 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

世の中には色々な考えの人がいる

沙也加の話から始まったのでこの巻は沙也加が絡むのかな?と思ったら尚人の高校の連続暴行事件つながりの話になりました。
1年生、野上光矢は事件をきっかけに家から出ることができなくなっています。
野上の母親に頼まれてその手助けをする尚人ですが事態は思わぬ方向へ・・・しかし、暴力を振るわれて嫌な思いをしたのにその自分が人を傷つけ加害者になるとかどうよ。
野上親子の甘ったれた感覚にがっかり感満載です。…

3

二重螺旋 2 愛情鎖縛 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

兄弟の立ち位置がわかる

冒頭から尚人視点で雅紀との関係が語られ「二重螺旋」では、よくわからなかった二人の関係に納得。
尚人は、家庭崩壊以前から雅紀の愛(恋愛という意味でなく)が自分を保つために必要不可欠でした。
捨てられ続けた尚人の拠り所が雅紀で、篠宮の家があり弟の裕太がいて今の尚人がいるんですね。
今回、父の愛人の妹、真山瑞希の勘違いな登場により事件発生。
全てを巻き込んでのスキャンダルへと発展していきます。

2

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

とりあえず始まりの物語

このお話、ちょうど始まった頃にこのジャンルから一端撤退したのでスルーしていました。
昨年、BOXセットが出るということで購入。
父と母と4人の子ども。幸せな家庭が父の不倫で一気に崩れ去ります。
家に残されたのは、母と子ども(上から雅紀・沙也加・尚人・裕太)生活に疲弊して精神を病んでいく母と関係を持ってしまう雅紀。
母と兄の関係を知り家を出る沙也加。母の死で家はさらに崩壊へと進みます。
そ…

1

間の楔 小説

吉原理恵子  道原かつみ 

金字塔

主人公ふたりの行き詰まった関係、息詰まる距離感。
わりと延々と書かれるSF世界観。
当時から不思議な言い回しを駆使して、耽美とSFの合体でした。
主人公ヒロインにはツンデレと言うよりツンドラ。
主人公ヒーローはツンドラとゆーやよりダイヤモンドの鋭さで、
基本的に睨み合いながら話は進みますが、
お互いに甘くできない不器用さが読者に感情をいだかせます。

ゆうるりと頭の芯がぶれるビンタ…

6

二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

値段と内容がマッチしてません

全編雅紀視点で書かれてます。
大好きな二重螺旋シリーズの番外編という事で手に取りました。
正直この内容で1,470円は高いような気がしました。
雅紀の尚人に対する執着は本編からすでに伝わっていますし、あまり新しい事もなかった印象です。ただ『業火顕乱』で登場した従兄弟達の話が聞けた事はちょっと嬉しかったです。従兄弟も従兄弟同士仲が良いところがツボだし、尚人と仲良くなりたいと思った零や二人で出か…

2

間の楔 6 小説

吉原理恵子  長門サイチ 

完結

ある意味これもハッピーエンドのひとつの形
というアトガキを最初に読んでしまったわけですが、
読み終えて、あ~なるほどな。な感想でした。
ある意味ハッピーエンド。いいえて妙ですが、決してハッピーエンドではない。
王道てきなハッピーエンドではないのだけれど、これまでの紆余曲折の結論としてだけ見れば、これはこれでハッピーエンドと言えるのかなと思ってしまうのです。
ハジマリは最悪。いきがってしま…

12

間の楔 5 小説

吉原理恵子  長門サイチ 

キリエとの再会から始まる5巻。
ある意味、これキリエをラウールが抱いてて、ラウール×キリエとかなってたら面白いのにな~とポロっと思ったのですが、ないんだろうな(´Д`;)
ともあれ、この辺から、核心に迫っていくというのが実際なのでしょうか。

リキへの執着を隠すことをしないイアソン。
ただの緊縛だったものからの変化。
それは、鈍いリキにも解るほどに変化して。
柔らかいキス、愛撫、そし…

3

間の楔 4 小説

吉原理恵子  長門サイチ 

この巻のカラーページ。
口移しで水を飲ませるイアソンのイラストがたまらなく好きです。
なんかエロイよ(ノ∀`)ヤン
ブロンディーさま勢ぞろいの図も圧巻ではあるのですが。

さて四巻は出戻りペット編ですねwww
なんてテンションが上がるようなハッピーな展開でもないんですが(苦笑
冒頭、キリエ~の話。
ガイとの話のかみ合わない会話。すれ違い。
正直、気持ちがそこまで乗れなかったという…

3

間の楔 3 小説

吉原理恵子  長門サイチ 

ガイとの決別、仲間との決別を決めたリキ。
けれども、そんなさなか、トラブルメーカーのキリエがまた事件を起こす。
巻き込まれたリキ、ガイたちは・・・!?
な今回。
イアソン様不在でも面白いもんは面白い。
そもそも甘甘ベタベタな話でもないしね。
だからこそ、BLの域を超えて面白いと思える作品だと思うのです(ノ∀`)うん。

後半、半狂乱のキリエとポリス。
そして、巻き込まれたリキとガ…

1

間の楔 2 小説

吉原理恵子  長門サイチ 

厚さも内容もたっぷりな2巻であります。
ペットとして捉えられたリキ。
恥辱の日々。飼われるということ。
ペットという存在。
解放と緊縛。本当の意味での首の鎖
そして~な怒涛の展開が今回ですね。
1巻の初頭でオシオキと称してあった、ミメアとのあれこれも描かれておりました。
実際問題、恋愛関係云々じゃなかったのね~
もともと、男ばかりの世界、男同士の~な中で生きてきたリキにとって女体が…

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