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和泉桂 あじみね朔生
M
ネタバレ
「惜しい」と言わざるを得ない……。 主人公は、吉野貴弘。 彼はモデルのような見かけをしているが、証券アナリストで、若くして自分の事務所を持つ売れっ子だった。 けれど、彼にはどうしても解決できない悩みがあった。 それは「食事」だった。 「中途半端なものを食べるくらいなら、コンビニ食やジャンクフードの方がまし」と考えている吉野は、自分の事務所を開いた南青山で、まだ自分の口に合う料…
あじみね朔生
拓海
人狼親子と幼馴染の、育児ものファンタジーの2巻です。少しシリアスな展開もあるけど、やっぱり子供の千代太の可愛さが際立つ1冊になっています。 2巻では、礼のいい匂いの秘密と、人狼と礼の繋がりが明かされて、その内容に驚きます。 でも、相変わらずに礼に執着する、斎月の愛情にキュンキュンします。教育上どうかと思うけど、子供の前でも変わらないラブラブな斎月の様子も微笑ましいです。それを照れてる礼も可…
7年振りに再会したことで、止まっていた恋の時間が動き出します。おまけに、相手は子持ちの狼男に変わっていたのです。 二人は子供の頃から、一番の仲良しでした。最後の記憶は、高校生の時の突然のキスで。何年も忘れられずにいた恋でした。 そんな親友・斎月を恨んでいた礼。でも、突然の再会が嬉しくて。だけど、死別した奥様のことも気になるし…。 斎月の過去に嫉妬する礼の気持ちも切ないし、変化する体に…
いおかいつき あじみね朔生
ふゆき
「運命の鍵開けます」の続編。 またもや日向は事件に首をつっこみ、容疑者扱いされ九条とは管轄が違う刑事戸高と出会う。 日向は九条を想うあまり役に立ちたくて事件の捜査を勝手にして逆にどんどん九条の署内での立場は悪くなっていく。 日向はどうして考えなしで行動するかなと途中いらいらする場面もありました。 九条も困りつつも日向のその想いが自分を支えていると自覚していきます。 事件は解決した…
いおか先生のは「真昼の月」が好きすぎて他の作品になかなか心が靡かないのですが、この鍵屋さんは気に入りました。いや、鍵屋さんよりかなり堅物な警視殿の方にですがw そんなに男前ってわけじゃないんだけどいろいろ自分を抑え込んで静かに生きてる様がなんかキマした。 警視の九条は殺人事件の第一発見者のひとりが高校の同級生の日向だと気づく。日向は鍵師で容疑者の依頼でドアを開錠したのだった。 高校時代に…
お妃選びが難航している王子様と国を追放された武官の、国を超えたエキゾチックラブです。 夜ごと小姓や側女をはべらせていた王子のアシッド。この国は、結婚すると身も心も捧げて、浮気をすれば死刑という恐ろしい国です。だから、結婚なんてしたくないアシッドだったのですが、早く妃を選べとしつこく言われ続けて、ヤケクソになります。 朝一番に王都に来た者を妃にすると、条件を出すのです。国中の女が目の色を変え…
トーゴ
顔良しステイタス良しな和臣の「与えられて当然」な言葉の数々。 読み手としては最初から見守る姿勢のせいか、ナルシストな思考回路も自己中心的な態度も微笑ましく思えて仕方ありません。 苦労知らずのボンボンがこれからどう変わっていくのかと。 意地悪な気持ちでつい、にやにやしてしまいます。 ユニークな家族の溺愛ぶりにドライな付き合いを好むのも理解できますが、構われ過ぎた箱入りらしくどこか単純で素直。…
中華風ファンタジーです。綺麗な絵にウットリします。 表題作は、国のためとはいえ、側女に子供を産ませたのが受け付けずに、楽しめませんでした。 『東方華伝』 この話が一番好きでした。母親と同じ世界の人を好きになるという設定が良かったです。受けの蓮珠がおぼこくて可愛いです。一緒に暮らし始めて何年も経ってるのに、まだ手を出せない桂木が、気の毒で笑えます。 『恋のはなし』 とにかく、エ…
宮原きの子
受けはもうちょっと冷淡な感じかと思っていた。クールな感じで執事を振り回す。 勝手な想像とは違ったけど、受けのアルヴィンがちょっとアホで可愛かった。ちゃんと、執事のラジールを振り回してます。 あんまり、エロいシーンはないけどラブラブな二人だった。初めはまだ思いが通じあってないけど、初めからこの二人ラブラブだわと感じた。 こんな、ドジっ子なアルヴィンにはラジールがずっと一緒にいてくれ…
木原音瀬 あじみね朔生
紫ゆかり
この作品は、ほんのり渋みのある甘酸っぱい作品でした。大人の初恋を読みたい方にオススメです。 木原さんの作品は、ダークなイメージしかなかったので、最悪から最善へ変わる物語の進みにまずホッとしました。 雑誌掲載の1と書き下ろしの2からなる二編。1が40代の谷地(ノンケ)。2が30代榛野(特定の相手を作らないゲイ)視点です。 1も2も落ち着いた気持ちで、あっという間に読み進めましたが、…