あじみね朔生さんのレビュー一覧

甘い棘のいたみ 小説

水原とほる  あじみね朔生 

重成さんが主役!?

うーむ、何と言っていいのか。
掴みどころのない作品という感じでした。

それもそう、攻めの紘一郎さんの押しが弱いせいでしょう。
欲しいものがあるなら、何としてでも自分で掴み取れよ!
とゲキを飛ばしたくなるような彼。

そしてそれが出来ていたのが、Мで受けの拓実を脅していた重成さん。
彼はいい奴なんですよ~。
自分のある心に誓った目的を達成する為に、拓実に近づき脅しをかけます。

3

花嫁の秘密 小説

水瀬結月  あじみね朔生 

幸せな花嫁になる為に

今回は「大和の鷹」と呼ばれる世界的な総合商社の総帥と
就職先の倒産で攻様宅のベピーシッターとなる青年のお話です。

受様が攻様の絡め手によって
ふりだけの花嫁役から本当の伴侶になるまで。

受様は10才の時に両親が離婚し
母が4才の弟を連れて出ていってから
技師の父に男手ひとつで育てられます。

弟は母の再婚によりフィンランドに移住し
10年近くも音信不通な状態ですが
弟の…

2

花嫁の秘密 小説

水瀬結月  あじみね朔生 

秘密結社に潜入せよ!

花嫁シリーズの最新刊なのですが、かなり意外性もあって楽しめる作品でした。
著者の既刊である「花嫁に100万ドルの愛を告ぐ」や「身代わり花嫁の嘘と恋」の
主人公たちも出てきたりとシリーズを読んでる人だと2倍楽しめる設定もあって
サービス満点の1冊になっていたように思います。

今回の主役はセレブの超一流企業の総帥の攻め様と張り切っていた入社初日に
会社が倒産してしまった受け様とのラブスト…

4

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

大人同士の初々しい恋にこれほどときめくとは…

体調万全!と挑みかかり、榛野が木原キャラによく出てくる何かが欠落した人間なので、これはどこかで来るぞ来るぞと歯を食いしばってたのに(笑)何もなし。
当然ストーリーの山場もあるんですが、大した事件も起こらず。いや、何度か脇役が出てきたりで一瞬ハラハラするけども、やっぱしなんも起こらず。
…そこはこっちも「木原さんだから」と気を張ってるからのハラハラなのかもしれません(笑)

第二章で榛野視…

10

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

うーん・・・、期待しすぎだったかも。

水原さん作品にハズレは大概にしてないのですが、期待しすぎたためでしょうか。
イマイチ乗り切れずに終わってしまいました。

兄弟モノが駄目とかまったくないのですが、むしろ障害はたくさんあった方が好きなのですが、しいていうなら「もっと障害よ、多くなれ~」という心境でした。

途中まではすごいよかったです。

志乃の諦めの入った人生観。
鬱々とした空気。
取り付く島の無い慎一郎、家族、…

11

花と手錠 小説

橘りたか  あじみね朔生 

白黒つけなくてもいいんです

受け、攻めともに壊れています。
受けは性犯罪の被害者であり、救出にきた父親を、犯人に殺されている!
攻めは富豪の外腹で、一族にうとまれ、精神的に追い詰められた母に無理心中をせまられる。
攻めの目前で母は取り押さえられ、直後、自殺してしまう。自分が「助けて!」と言ったから、母は死んでしまった!でも、子供だったから、ひとに怒りをぶつけるしかなかった。自分を助けてくれた警察官に・・・。おまえのせい…

3

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

期待を裏切らない完成度

 木原らしい。この一言に尽きる。作家は得てして手癖というものを持っており、どうしたってそれは現れる。傾向と言っても良いかもしれない。

 今作は精力を費やしたと云うよりリラックスして書いたのでは?と思わせる。
 そしてそういった作品にこそ著者の手癖が強く反映され結果、作風がより強調されている。
 手癖だけでアウト・プットに達するには相当な実力が必要だ。もちろん木原はその実力を持っている。

4

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

この胸の甘い痛みはなんなのだろう

真夜中であるにもかかわらず、寝ることも忘れて、じっくりと、一字一字漏らさず読ませていただきました。さすが木原さん、今回の作品も読んでいる最中、胸にかすかに切ない、けれど甘い痛みを伴うものを感じさせてくれるような作品でした。木原さんの作品を読むたびに湧き起こるんですよね。これが萌えという感情なのでしょうか(笑)
相手への複雑な感情(木原さんの作品の場合、憎悪など負の感情がほとんですよね)から転じて…

3

マグナム・クライシス 小説

篁釉以子  あじみね朔生 

激情型の受け様でした~

確かにタイトル通りのクライシスでした!             
何度も危機的状況になる二人に目が離せないアクション系です。
二人とも同級生で共に32才の設定ですが、受け様の行動は
かなり激情的で見た目とギャップがあるようでした。
前半部分では、学生時代に凌辱されるように犯されて
腐れ縁のように15年も一緒にいる二人ですが、
攻め様は危険地帯にばかり行くカメラマンで受け様はいつも
身…

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深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

不器用な2人

20年近く勤めていた会社をリストラされた谷地は弁当屋でバイトを始めたが、リストラの傷も癒えた頃に年下の上司であった榛野が現れる。

榛野の方が攻だと思っていたのですが、購入後に谷地の方が攻だと気づき、がっくり。失敗したなぁと思ったのですが読んでよかったです。

谷地も榛野も2人とも不器用だけど誠実でとても好感がもてました。つんつんしているけど榛野はとてもかわいい。谷地のことがすごく好きなの…

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