鹿島こたるさんのレビュー一覧

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

圧倒的美

あまりの美しさに目がやられそうになりました。
最初から最後まで緻密な美しさで、耽美な世界にずっぷりと浸ることができます。

その美しさで描かれる主従の関係性が、癖をこれでもかとくすぐってきます。

攻めから受けに対する崇拝の眼差しは、欲望をまとっても変わらないところが最高です。
どんな態度をされても一心に受けを見つめ続けるところが、少し怖く感じるくらいの執着でぞくっとしました。

1

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

私は攻めよりでっかくてかっこいい受けが好きです。鹿島こたる先生の作品にはそういう受けさんが多くて今回も…と思ったら、(攻めに比べて)ち、小さい!?細い!?OMG…でも読了した今、私は大満足でスマホを抱きしめています。。なぜかって?代わりに態度がデカいんです!!!めっちゃデカいんですよ…態度が。最高ですよね。そしてずっとプンスコしてるんですよ。可愛いですよね…体感怒ってない時の方が少なかった気がしま…

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わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

上質で上等に「美しい」という事

「耽美」という言葉を調べてみると「美を最高の価値として、ひたすらその世界に心を傾け陶酔すること」とありました

ならばこの作品タイトルが示す「美しき」は当初野蛮だと卑下したヴィクターに向けたブラッドの想いが成熟し極まったもの
そう捉えるとなんとその想いに胸が震えましょうか…!

一方ブラッドは冷たい陶器のような美しさです
その冷えた器にヴィクターの滾るようなほとぼりが打ち付けられる度に…

5

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

ドラマチックな愛の物語

18世紀のフランス貴族かと見間違えるような美しくて女王様気質のブラッド。
財力、権力を兼ね備えているのに心は満たされず、刺激を求めて地下闘技場で褐色の男を買いヴィクターと名付けます。
このヴィクター、ひな鳥の刷り込みのようにブラッドに従順なんです。

自分中心のワガママお子さま発言、行動のブラッドが唯一心を許せるわんこ、ヴィクターの無償の愛にはまっていく様子に魅了されます。
途中トラブル…

3

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

読むべき官能、浴びるべきエロス

ストレートな言い方ですが…
「感じるBL」
っていうのが私の読後に溢れた感想です

庶民の私にはまるで想像や妄想、映像や文学などからでしか知り得ぬようなめくるめく世界でのお話しです
そんな言わば自己陶酔的な世界がカンペキな形で目の前で繰り広げられるこの作品
自分の五感が震えない訳などありえない
五感も六感も全てを突き抜けて細胞の一つ一つが色めき立ち泡立つように、その全てで「感じる」作…

3

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

唯一無二の圧倒的耽美な世界観

描き手の癖やこだわり、描きたいものが全面に出ている作品が好きです。
濃厚に薫るエロティックさと唯一無二の世界観。
この、良い意味で現実離れした耽美で倒錯的な物語は鹿島こたる先生にしか描けない作品だと思います。
全ページが美しく、どこを捲っても全てが美麗でした。

地下闘技場で奴隷同然の暮らしをしていた名前も身元も定かではない男を新しい遊び感覚で気まぐれに拾ったのは、何もかもに飽きていそう…

1

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

the 耽美

フランス映画とかEU圏で映画化してほし過ぎる!
上流階級の気まぐれ道楽サイコーですわ!
貴族の気まぐれで拾った犬の躾からの唯一無二の存在になっちゃうやつ!!

このジャンルは、一定数ドはまりしている腐女子のお姉さま方がいらっしゃるのではないでしょうか?
かく云う私もその1人でございます。
幼馴染とかリーマンとか芸能人とかヤクザもいいけど、お耽美って定期的に摂取しないとダメよね〜〜
脳…

5

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

濃い一冊だった!

相変わらず美術の教科書に出てくるような美しい紙面で、1話1話濃くてドラマチックでエッチで読み応え最高でした〜。
放蕩息子の坊ちゃまブラッドと盲目に慕い従うヴィクター、最後の1カットが美しい…

名の無い剣闘奴隷だった人間が名と教養を与えられて、一度はブラッドを見限りそうだけどそんなことはなく(既婚も揉めず…)、周りの人間がみな呆れてるのも気にしない超俺様ツンデレブラッドと、全身全霊で存在を肯…

5

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

癖に刺さりまくりの1冊

作家買い。

鹿島さんの絵柄は耽美なんですよね。
その麗しい絵柄の破壊力が生きた、そんな1冊でした。もう、いろいろヤバいです。萌えが限界突破です。

財閥の御曹司・ブラッドは、潤沢な金銭を湯水のように使い享楽的な日々を過ごしている。ある日、気まぐれで訪れた地下競技場で一人の男を見つける。獣のような眼を持つその男を買い、ヴィクターと名付け、そして自分の手元に置くことにするがー。

ブラ…

6

わが美しきヴィクター コミック

鹿島こたる 

渇きを潤す熱さが紙面を覆います…いや、紙面を超え放ち、発し心に訴えかけて来ます…嗚呼…狂おしい‼

ハイ!来たッ!!待ってました(>ω<)!!!
単行本化の発売を心待ちにして数か月♡
やっと読めます、嬉しいっ!
この作品を布教したい気持ちがまとまらずタイトルだけでも凄い長さに…
もぉ、本当に幸せが過ぎて苦しくて、そして狂おしいです(๑>◡<๑)

さてさてお話しですがーーー
高貴な方々のお戯れ宜しく大財閥の放蕩御曹司のブラッドは友人ジェイと共に地下格闘技に足…

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