起家一子さんのレビュー一覧

スキまでの距離(ディスタンス) 小説

鹿住槇  起家一子 

先輩だって余裕がない

超王道な古い学園モノBLですが、それだけに逆にそんなノスタルジーに浸りたい方やあのころBLが好きな方にはおススメです。
基本高橋先輩の一人称でお話が進むのですが、もともと男性が好きだったわけでもないのに放送室から見えるグラウンドでいつも頑張ってる小柄な男の子を心の中で応援しているうちに段々性的な対象に見えるくらい好きになっちゃって、その葛藤や希生くんに嫌われたりせずにかっこいい先輩でいられないか…

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微熱なお年頃 小説

大槻はぢめ  起家一子 

年下ワンコの猛烈アタック

年下攻めの王道学園ラブパラダイス。
主人公の甲斐がツンデレというよりは少し天然気味の微熱なお年頃の男の子で、攻めの年下ワンコ和久井に猛アタックされながら日々振り回されて…といった物語です。
主人公本人だけが自分の恋心に気づいていないだけとはいえ、攻めの和久井くんは毎日毎日冷たく流され続け…しかしその恋心は揺るがない。年下ワンコ天晴れ。君に幸あれ。

とくに意外性などはない王道作品ですが、主…

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風より速く走れたら 小説

由比まき  起家一子 

読むのが辛かった

一昔前のBL小説という感じで、主人公は自覚がない美少年、世間知らずのお坊ちゃんのような性格です。
周囲の人物を無意識に振り回し、情緒不安定気味で八つ当たりまでするなら、その欠点を補うだけの長所を書いてほしかったなと思いました。

主人公の台詞によくハートマークが使われていたり、全体的に砂糖菓子のような文章、脳内お花畑のような登場人物ばかりで読み進めるのが苦痛でした。
攻めの照輝くんも魅力は…

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アップテンポな恋をしよう 小説

大槻はぢめ  起家一子 

ショタ好きなら

お子様体型好き26歳×幼児体型15歳。
ストーリー展開にご都合主義は否めませんが、拓馬くんが犯罪的なショタ体型。ストーリーはオマケです。

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彼には秘密の恋メール 小説

森本あき  起家一子 

最初の嘘が邪魔をして…

エロ度が高い森本先生の作品。
今回のお話もエロ満載、ほぼ攻めの部屋で、ベットの上で…だった気が(笑)

内容は、大学生•崇×大学生•美久のお互い嘘をついてしまって始まる恋。

酔った勢いでキスをしてしまい、そのまま何故か、居酒屋のトイレでHしてしまう2人。
美久は、崇の事が好きだったのに、「ゲイだから、初めてじゃない」と遊び慣れている風な嘘をつき、
崇も美久を好きになってしまったのに…

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恋愛絶対禁止令! 小説

由比まき  起家一子 

最後はやっぱり権力でしょう

強力なブラコン兄の強制的な押しで、兄が通う全寮制の男子校へ入学した受け様。
入寮の手続きに来た受け様はそこで偶然春のイメージの攻め様と出会う。
一目見た時から惹かれあう二人、まさに恋に落ちた瞬間だったのです。
攻め様は学園理事長の父親の無理強いで、学園の副理事として就任する事になって
いたが、それだけで終わるはずが、受け様との出会いで教師も引き受けさらには
寮監も引き受けてしまう、全ては…

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いちごとブルーベリー 小説

姫野百合  起家一子 

微妙なところでおしまい。

 えーっと、甘い甘いラブコメテイストの本だったと思うんですが、なんだか、純粋にハッピーエンド、と言いきれないところで終わってしまったような気がするので、何とも言えないような気もしつつ……

 お話としては、親友の一期が、有名俳優と密会するのに付き合ったところ、帰り道、彼の秘書である高柳湊に送ってもらう際に、セクハラされてしまう……と。
 本当は、湊に会いたくはないのに、一期に同席してくれ! …

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うそつきの純愛 小説

大槻はぢめ  起家一子 

空回り……?

 ええっと、あらすじ読んで、本当はもっと切ない話だと思ったんですが……。
 最後の最後の結末まで読んでしまうと、結局のところ律の空回り……という、いつものこの作者さんの話でしたねー。
 なんかアレですよ。

 受けがジタバタしてて、攻めが悠然と構えてる感じですよね。
 まぁ、今回はそれなりに受けもしっかりしてたので、「隙に付け込んで……」的な感じはありませんでしたが。

 でも実は、…

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悪魔なロマンチスト 小説

天花寺悠  起家一子 

ヘタレな悪魔!

 悪魔です! 天使です!
 何でこう、ちょっと史実をかじってありそうなファンタジー設定に心ってときめくんでしょうね?

 楓は、近頃、毎晩、自分が天使になって悪魔に堕とされる夢を見るのだ。
 それを聞いた、親友の友理の様子が急におかしくなって……という話でした。

 実は楓は元々、自分が見ていた夢の中の天使で、力を回復させるために、人型をとっていて。
 友理は本当は悪魔で、元は天使で…

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いま、王子様と密談中 小説

大槻はぢめ  起家一子 

あんまり……

 なんていうか……。
 一回目無理やりで、必死で逃げだして来たのにも関わらず。
 二回目に王子に会った時に、バラされたくなかったにしろ、あっさり許してしまった実に、正直、一気にテンションが下がりました。

 えぇ、まぁ、BLによくありがちなパターンですけど……。
 普通、無理矢理攫われて。
 無理矢理されたら、もうちょっといろいろと後引くものがあると思うんですが……。
 そういうのは…

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