雁須磨子さんのレビュー一覧

胸にとげさすことばかり(下) コミック

雁須磨子 

もやもやもやもやもやもやもやもや

上巻は主人公にモヤモヤするだけでしたが、下巻はお話そのものにもモヤモヤしてしまったなぁと思います。

胸にとげさすことばかり、も、喉元過ぎればなんとやらなんでしょうかね。
イイ話風に描かれているけど、昭自身は結局何も変わってないと思うなこれ。
恋人ができてセックスして心と身体が満たされ始めるとこういう感じの変化見せる人いるよなぁって感想だけが残りました。
心の余裕というのは確かにそういう…

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胸にとげさすことばかり(上) コミック

雁須磨子 

モヤモヤするお話でした。

前作(湯気と誘惑のバカンス)で初めて雁須磨子さん読んでからの作家買いです。
前作については「FEEL YOUNG寄り」なんていう形容の仕方をしたんですが、雁須磨子さんの描かれるものというのはたまたま主人公がゲイだったからBL誌で発表しましたってくらいの線引きなんでしょうね。焦点が当たっているのはあくまでも主人公そのもので、ラブストーリーがメインではないというか。
そういうお話は私はたぶん自然と…

1

つきあってさんかげつ目 コミック

雁須磨子 

わたしのだいすきな雁須磨子さんが此処に!

11編が詰め込まれている短編集。続きものがあるので、7組のお話。
同人誌の再録とのことですが、薄い本をほとんど持っていない私の様な者にとっては神企画です。出版社及び編集の皆々様に心から御礼を申し上げます。

表題作とそのシリーズは、雁さんお得意の(そして私が大好きな)ちょっとお馬鹿さんで、もう、可愛さが爆発している高校生のお話。『いちごが好きでもあかならとまれ。』で雁さんファンになった私には…

3

つきあってさんかげつ目 コミック

雁須磨子 

なんという贅沢な短編集!!

同人誌からの掲載との事ですが
何かの雑誌で読んだ事があるような…??(私の勘違い)なものもあり、
必死で集めた同人誌もあり、でした☆
なんといっても2003年作品もあるので絵柄が変わってはいるものの
雁須磨子ワールドはそのままなのでファンにはたまらないコミックスです!
今では入手が難しいものもありますから有り難さこの上ありません!!

表題作『つきあってさんかげつ目』の前の
『さい…

5

胸にとげさすことばかり(下) コミック

雁須磨子 

あぶりだしのような作品

雁須磨子さん作品を「あぶりだし」だと表現した友達がいます。
それを聞いた時に、これ以上的確に雁須磨子作品を評した言葉はない!!と雷に打たれたような気がしました。
(その方ご自身はレビューをしないそうで、代わりにこの言葉を私のレビューで使ってくださいとのことなのですが、本当に素晴らしい表現だと思いません?言葉のセンスに脱帽です。)

直接核心には触るような事は描かず、エピソードや行間を読ませ…

4

胸にとげさすことばかり(上) コミック

雁須磨子 

ゆっくりじっくり

発売後すぐ読んで何度も読み返してるけど、どうやってもレビューがまとまりません。

でも大好きな作品なので書きます。

高校時代ゲイばれして以来、故郷を捨て音信不通だった昭の元に父の訃報が入った。
帰郷すると、どうやら生前の父はイケメンの舟と息子同然に暮らしていたらしい。
しかし息子同然というよりもそれ以上の存在だったのでは?という疑念を拭えない昭。
東京の昭の住まいが火事で焼失しまい…

1

崖の向こうで花が咲いてる コミック

雁須磨子 

ジワジワ感がたまらない

高校生ものです。
友達の友達という繋がりで仕方なくつるんで遊んでいるうちに…といった始まりで、学校生活を絡めながらゆるゆる~っとお話が進んでいきます。

二人のやり取りや相手の反応、周りの友達の言葉、自分でも理解できないけど思わず勝手に身体が動いてしまう…といった描写からじわじわ浮き上がってくる「好き」という気持ち。
どこにも「あいつのこと好きだな」とか「好きです」といった言葉は登場しない…

3

胸にとげさすことばかり(下) コミック

雁須磨子 

短髪が

上巻ではほとんど進展のなかったストーリーですが、最終的には収まるように収ります。
うん、まあこれで収まりませんでした、みたいな話になるはずがないので、ザックリ言いいすぎてネタバレと言えばネタバレかもしれないけど、結末についてはまあ置いとくとして、
この話のメインは「それとこれとは関係ない。全く別の話なんだ」ってことが、見えるか、見ようとできるかって所にあって、そこを見極めることができたからこそ…

3

胸にとげさすことばかり(上) コミック

雁須磨子 

上下巻、一気に読んでね

父親を捨てて家を出たゲイ青年が、父の急死で家に戻ったら、そこには父と暮らしていたという自分より年下のイケメンがいて…?
自分が家を出た後の、自分が知らなかった父の姿にうだうだと戸惑うお話。
手っ取り早いエロとは無縁の、非常にまどろっこしい展開の作品だけれど、このぐるぐるうだうだ感がむしろBLの醍醐味!
絵もキラキラしてたりエロエロ色っぽかったりは全然しないけど、お話の力があるからそれがまたこ…

2

胸にとげさすことばかり(下) コミック

雁須磨子 

父からの、恩師からの、プレゼントだったのね

これはやられた!
そう来るのか!

個人的には、上巻が昭編で下巻は久留米編という感じです。
阿部のアプローチに真面目に向き合う様に伝えるために、昭は自分がゲイであることを久留米に伝えます。それによって久留米は自ずと、日夏先生(昭の父ですね)に対する自分の想いを振り返らざるを得なくなり……

ネタバレしようにも出来ません!
あらすじを書いてしまうと、全く別物になってしまうんですもの。

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