岩本薫さんのレビュー一覧

ロッセリーニ家の息子 継承者 (下) 小説

岩本薫  蓮川愛 

そして三兄弟達は歩んでいく

ロッセリーニシリーズ5作目「継承者」の下巻。
文庫版の上巻は、レオナルドがルカとマクシミリアンの抱擁シーンを目撃し!さあどうなる?というバクバクのシーンで終わっていました。文庫版下巻はそこからの続き。

レオの怒声に、エドゥアール、瑛、成宮がルカの部屋に集まってくる。
マクシミリアンの思惑がいきなり破綻し、全てが当事者全員の知るところとなります。
ここ、呆気なかった…
呆気ないといえば…

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ロッセリーニ家の息子 継承者 (上) 小説

岩本薫  蓮川愛 

目撃の連鎖…家政婦は見た!じゃないんだから…

「共犯者」の時系列の続き。
クリスマスには帰国できなかったルカが1月を過ぎてやっと里帰りのタイミング。
そこに合わせて父ドン・カルロ、レオナルド、エドゥアールのロッセリーニファミリーがパラッツォに集結することになり…
この大イベントで、レオは瑛との関係をエドゥアールに打ち明けようとしている。
さて、前半はパラッツォに集まる前のマクシミリアンxルカ、エドゥアールx礼人の2組の恋人たちの甘い時…

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共犯者 ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

三兄弟オムニバス

ロッセリーニシリーズの4作目。
まず各CPそれぞれの本編後の甘々エピソード、そしてクリスマスでの各CPそれぞれ。こちらも結局は甘々。
最後に文庫版の書き下ろしとして読者へのプレゼント短編「私立ロッセリーニ学園」が収録されています。

「略奪者 Another Story 1・2」
レオナルドx瑛(あきら)。
何と言ってもパラッツォ・ロッセリーニの開かずの間にあるマリアの祭壇の前で瑛に永…

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征服者の恋 小説

岩本薫  蓮川愛 

大人の男の独占欲…萌え

「〜の恋」シリーズ第2作。
本作は日本人同士のストーリーです。
体裁は中編2作の構成。

「帝王の庭」
カップリングは世界的建築家(バツイチ)x建設会社の2代目社長(ゲイ)。
そしてお互い第一印象は悪く、仕事でやり合いながら次第に心が傾いていく…というある意味「王道」系。
まして受けの柏樹尚史は元々ゲイ。この2人がどうなっていくのかわかりきっているのだけど、それでも建築家の才気とそれ…

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独裁者の恋 小説

岩本薫  蓮川愛 

あしながおじさんは意地悪セレブ

ロッセリーニシリーズのリンク作・「〜の恋」シリーズの第1作。

本作の視点は、専門学校に通う苦学生・水瀬祐。
幼くして両親を亡くし、その後育ててくれた祖父も。その後後見人の世話になったが昼はバイト、夜は専門学校で質素な生活を送っている。
そんな祐に突然イギリスの名家の当主で同時に著名映画監督の孫の通訳というアルバイトが舞い込む…
ロッセリーニシリーズ3作目「捕獲者」に名前だけ出てきたイギ…

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捕獲者 ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

すれ違い、でも忘れられず…

ロッセリーニシリーズ第3作。
視点は日本人ホテルマンの成宮礼人(あやと)。
十年前、インターンだった礼人が魅力的なゲストに誘われ、従業員とゲストの情事は最大のタブーなのに抗えずに一夜を過ごした…忘れられないその外国人男性が今、勤めているホテルのCOOとして目の前に現れたが…!
…と始まります。
勿論ロッセリーニシリーズですので、その魅力的な外国人ゲストがエドゥアール・ロッセリーニその人です…

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守護者 ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

末っ子の恋

ロッセリーニシリーズ第2作。
主人公は1作目のレオナルドの末弟・ルカです。
ルカは、レオナルドにさらわれて花嫁になってしまった日本人の瑛、その母親・ミカとロッセリーニファミリーの先代・カルロとの間に生まれた末っ子であり、瑛の異父兄弟という関係性。
ルカはファミリーのマスコット。父は勿論、兄のレオナルドやエドゥアールから大事にされ、可愛がられ、目の中に入れても痛くない…そんな箱入りのおぼっちゃ…

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「略奪者ショートストーリー」初回限定チラシ グッズ

瑛の芯の強さ

「ロッセリーニ家の息子 略奪者 初回限定チラシショートストーリー」となります。
B5サイズの薄めの紙質、表裏で1編のSSです。

以下、内容となります。

↓↓↓↓


時系列は本編後。
レオナルドと瑛は恋人になっており、毎晩同じベッドで寝ている。
ある晩、重苦しい気持ちを抱いて深夜に目を覚ましてしまったレオナルド。
水を飲むために静かに起き上がったが、瑛も目をさます。
寝…

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略奪者 ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

ここから始まる…ロッセリーニシリーズ

岩本薫先生の大作「ロッセリーニ+〜の恋」の一連の作品群、お姐さまにアドバイスをいただきまして、まず「ロッセリーニ」の1作目から。

実はすごく構えて読み始めたのですが、実に読みやすい!一気に1冊読み終えてしまった。
第一印象は「ヤクザとアラブの融合」…と言っても本作は実際は「アラブ」ではないんですが、超金持ち/王侯貴族的なイメージとして。
その上、花嫁/シンデレラ要素もあり。
主人公の瑛…

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ぼくのせんせい。 小説

岩本薫  腰乃 

出だしでつまずいた!

ストーリーが始まってからの
松崎君の暴君ぶりについていけなかった……orz
里見先生の卑屈っぷりもなかなか……

読み進めつつ、
これは本当に岩本さんの作品なのか?と、
つい作者を再確認。
中盤辺りでそっちシーンに突入すると、
なるほどこの上手さは岩本さんだなとw

しかし、物語が前後する展開も
イマイチスピード感に欠けるというか、
早く先に進んでくれ!ともやもや。

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