さくら芽留さんのレビュー一覧

馬鹿と嘘と恋 小説

さくら芽留  陵クミコ 

皮肉なターニングポイント

2016年刊。
主人公・彰が交通事故により一時的に記憶喪失になる物語。
事故当時に傍に居た啓太に「お前の恋人だった」と告げられ、記憶の無い彰の大学生活をサポートしてくれるものの…

啓太に対しては”性格の違い”では片付かない合わなさってのは読みだすと直ぐに分かる。
自分が普段読む作品の受けって、攻め以外にも周囲から親しまれているってタイプが圧倒的に多いのだが、啓太のように評判の悪い受けっ…

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ご主人様とマゾヒスト 小説

さくら芽留  亜樹良のりかず 

恋に落ちる理由ってなんなんでしょうね?

うーむ……考え込んでしまったんですよ。
人を好きになるのってなんなんだろう?って。

睦月は自分のことをMだと自覚しています。
以前の恋人達にもそのことを話し、合意してもらえればそういうプレイも『してもらって』来ました。
睦月の支店に人事異動で来た史郎は、そのイケメンぶりで最初こそは女性社員に騒がれるものの、付き合いは悪いし、素っ気ないしで、輪の中からは外れ気味。でも睦月としては、その素…

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ないしょの魔法使い 小説

さくら芽留  北沢きょう 

魔法の国からやって来た

魔法使いである事を隠しながら高校生活をしている麻弥は、中学生のときからの腐れ縁である結城のことが苦手。なぜなら、結城は麻弥が魔法使いである事を疑っている。彼は将来有望な天才少年でありながら、日夜魔法の研究に勤しむ変人。そんな結城から、突然命令口調で「俺と付き合え」と言われた麻弥。それも魔法研究の為だと考えた麻弥は、申し出を断るが…。

ストーリーがやや強引で疑問に思う点は多々ありましたが、わり…

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馬鹿と嘘と恋 小説

さくら芽留  陵クミコ 

評価に困る記憶喪失モノ

第8回小説ショコラ新人賞で奨励賞を受賞した作品。
記憶喪失を題材とした大学生モノです。
※ややネタバレあるので、未読の方は閲覧にご注意下さい。

交通事故で記憶喪失になってしまった大学生・彰(攻め)。
同じ2年生で、彼の恋人を名乗る啓太(受け)という男に日々のサポートをしてもらうことに。
明るく懐っこい啓太だが、彰の記憶が戻ることを恐れている様子で……
と、いうような話。

記憶…

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