あさひ木葉さんのレビュー一覧

獣欲 ―花嫁は狼に奪われる― 小説

あさひ木葉  小路龍流 

マニアック要素が多い一冊

主人公が両性具有というお話ですので、大丈夫な方しか手に取られないと思うのですが、それに加えて3Pもの、モフモフ系、陵辱監禁とマニアックな要素が詰まっています。
モフモフといっても可愛い癒されるかんじでなく、だいぶリアルな獣でした。

人狼である主人公の和彦は、自分が両性具有であることを受け入れられず隠しているのですが、それが一族にバレてしまい、子供を産む道具として無理矢理監禁、陵辱されるとい…

2

独裁者の求愛 小説

あさひ木葉  海老原由里 

気の強い野心家と大人の攻防

実は後に出たリンク作「専制君主の蜜愛」の方を先に読んでいたのですが、作品のトーンはだいぶ違うのですね。こちらの方が明るいというかコミカルな感じに話が進みました。

元ホストのベンチャー起業家(企業家? 青年実業家?)・安藝は、なかなかの苦労人でガムシャラにやってきた野心家なのですが、若さゆえの至らない点もあって。そんな安藝ら(リンク作の登場人物たちも含め)を、もっと大きな視点から見ているのが、…

0

専制君主の蜜愛 小説

あさひ木葉  海老原由里 

素直になるのが難しい人たちの恋愛

一度失脚を経験しているベンチャー企業の若き経営者とクールな秘書の、なかなか素直になれないストーリー。

「独裁者の求愛」のリンク作で、実はこちらの方が後に出たようですが私はこちらの方を先に読みました。が、特になんの問題もありませんでした。

実は深く愛しているのに、「あなたを憎んでいるから、あなたが我を失う様子を見たいから」という体を装って身体を差し出す秘書と、本当はそれに気付いているのに…

1

秘蜜の褥 小説

あさひ木葉  小路龍流 

平安時代の3Pモノ

平安時代の話で3Pモノ。
なかなか珍しい設定ですが、中身はいつものあさひ木葉さん作品という感じです。

あらすじ:
主上(攻め1)の寵姫・美舟(受け)は、主上の命令で彼の異母弟・嵯峨野宮(攻め2)を誘惑。失脚させ出家に追い込む。
身をもって主上に仕える美舟だが、昔と変わらず自分を慕ってくる嵯峨野宮のことも無下にはできず…

物語冒頭、嵯峨野宮が初めて美舟と関係を持つシーンあり(主上も…

5

奪愛 アイヲウバウ 小説

あさひ木葉  東野海 

受けのキャラは面白いものの…

あさひ木葉さんのアラブもの。
冒頭に一度だけ3Pがありますが、三角関係という訳ではなく、本命は攻め一人です。

あらすじ:
アラブの小国に飛ばされた商社マン・玲緖(受け)は、王のカーディル(攻め・年下)とその異母兄・アッバースの二人と偶然知り合い、彼らと一夜を共に。
自分に関心を示さないカーディルに苛立ちを覚えるも、無性に彼のことが気になり…

玲緖は、身体を使ってのし上がってきたビ…

5

丸の内の最上階で恋したら 砂漠の欲情 小説

あさひ木葉  小禄 

設定は面白いのに残念

アラブの王子様ものは好みなんですが、今回のは趣味じゃなかった。
設定が活かせたら最高なんですけど設定倒れでした。
盛り上がりがないので途中、本を読む手が止まってしまいました。残念。

1

覇者の情人 小説

あさひ木葉  日野ガラス 

何よりも二輪挿しプレイに受けの豪気を感じる

ヤクザ組長の父親を殺され信頼していた養育係の男にも裏切られた挙句にマフィアに売られた受けが、自らの美貌と身体を武器にのしあがっていく訳だが、復讐に萌えての復讐劇よりも、エロシーンにページ数を割いていてウホッ!!ときた(笑)。

正直、BLファンタジーとしてのヤクザ物目当てで読むには期待外れになると思う。
元々この話は、香港で実権を握る一黎とイタリアンマフィアのミケーレが売られてきた千裕を巡っ…

1

丸の内の最上階で恋したら 砂漠の欲情 小説

あさひ木葉  小禄 

シェアハウスとアラブと医大生が結びつかず…

丸の内の高級シェアハウスを舞台に、毎回異なる作家さんにより新カプの物語が展開されるこちらのシリーズ。
本作はシリーズ第3弾で、あさひ木葉さんの作品となります。

あらすじ:
医者の一博(受け)は、シェアメイトで留学生のファハド(攻め)のことが苦手。
ある夜、いつものようにファハドに遊びに連れ出され、酔ったところを無理やり抱かれてしまい…

ファハドはアラブの王子で、医大生として日本に…

4

花嫁狩り 小説

あさひ木葉  JIN-I 

最終的には、かかあ天下?

母親の血筋の関係で拉致られてしまい、秘密結社の次の首領を決める権限を持つってことで、攻めのどちらか一方を選べってお話です。 まぁ、ありがちに身体からおとして選ばせようとするのですが、流されるだけの受けかと思ってたけど中身は結構男前だった。 攻め2人のそれぞれの思いを知って、それぞれに惹かれるところもあったみたいですが最終的には両方選ぶという展開。 何となく先の読めるのでサラッと終了。 かかあ天下で…

0

夜の男 小説

あさひ木葉  東野海 

吸血鬼×ヤクザの耽美系ファンタジー

あらすじ:
ヤクザ組長の息子・契(受け・20代後半)は、家の守り神で吸血鬼の花韻(攻め)の生け贄として、15年間彼にその身を捧げてきた。
組長の座に就き、外の世界を知った契だが、花韻への想いは日に日に強まり…

幼い頃、吸血鬼の「生け贄」として、屋敷の別棟に閉じ込められた契。
それから15年、吸血鬼・花韻と二人きりで生きてきました。
テレビの他に外の世界との接触がなかったため、感情の波…

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