笠井あゆみさんのレビュー一覧

スクランブルメソッド 小説

谷崎泉  笠井あゆみ 

奇妙な二人だけど・・多分 恋

音喜多光希は、死別した恋人と瓜二つの久嶋藍に一目ぼれ。
惚れた弱みで、理解不能な天才・久嶋に振り回される。
体だけの付き合いを提案されても、幸せ。

以下発刊順。全部読むか、は、検討中。

音喜多光希x久嶋藍のシリーズ:調べたら5冊既刊
①スクランブルメソッド   2017/03/01
⓶コンプリートセオリー  2019/07/30
③同) OFFICIAL 3…

2

魔女の血族 淫蕩な贄 小説

西野花  笠井あゆみ 

陰の主役、今回も活躍してます

『魔女の血族 オリジナルウィッチ』、『魔女の血族 運命の蜜月』に続く「魔女の血族」シリーズの3作目。

西野さん×笠井さん、というゴールデンコンビで紡がれる今作品ですが、笠井さんの描かれる表紙がいつもなかなかに攻めてましてですね。今作品も肌色率が高く、さらに帯が全く役に立っていないので(むしろ帯の煽り文句がエロ度を上げてます。そして褒めてます)リアル書店で買うのはちょびっと勇気が必要かもです。…

7

淫呪の疼き ‐溺愛鬼と忘れ形見の術師‐ 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

鬼の片思い

やっとKindle配信されました。ダリアさん、ありがとうございます!

鬼と術師の、命をかけたラブストーリーです。

現代っぽいけれど時代背景は不詳。メインの二人は世俗から切り離された生活をしています。主人公の嘉槻が術師として仕事に向かう時と、彼の保護者的な青柳が買い物に出かけるシーンに娑婆?が登場するくらいで、舞台はほぼ青柳の結界内にある日本家屋内といってもいいかもしれません。それゆえに…

0

囚われのオメガ王子と恋の奴隷 小説

小林典雅  笠井あゆみ 

いわゆる「トチ狂った攻め」が最高!

前作の「深窓のオメガ王子と奴隷の王」で、脇役ながら濃ゆいバカップルぶりを見せつけてくれていたお二人の馴れ初め話ということで楽しみにしていました。

私はいわゆる「トチ狂ってる攻め(受けを好きすぎておかしなことになってる・なってしまった攻め)」っていうのが大好物で、小林典雅さんの作品はその出現率が高いと思っているのですが、今回も期待を裏切りませんでした!

アラリック、あんたは相当おかしい!…

9

愛に耽る鷹 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

ハラハラドキドキ

所々にうまいこと言うな!とクスッとしました。それに真斗の心の叫び声も面白かったです。

騙し合いの駆け引きの腹の探り合いな愛人契約。といいつつも実はほとんど最初から…。

サフィールの莫迦王子から国の発展を願う姿までギャップが大きすぎて、恋に落ちちゃった真斗。でも何十億で盗品買って金庫に仕舞ってるんだよ!わかってる?

揺れる真斗と何を考えてるのかわからないサフィール。本当に愛してくれ…

2

甘淫 ~蜜雨に打たれて~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

官能小説読んだな〜〜〜って読後感

西野さんの小説ってすぐベッドシーンがあってエロエロなのに、食傷させずどんどん読み進められる読みやすさが癒されます。
義理親子ものの今作もめちゃ良かった…
母と再婚した晴文とのベッドシーンを見てしまった子供の志貴が、興奮してそれから父の事ばかり考えてしまうのも、志貴の自慰を見てしまった晴文が手を加えてしまうのも最高でした。大人の男性の筋肉の描写、魅力がめちゃ伝わります。
それから関係が続いてし…

0

アルファの執愛~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

恋はただの臆病な男にしてしまうもの

こじらせすぎ!

ロランが伊織を大好きだからとあれこれやらかすのですが、そのたびに「将来の側近だからな」みたいな苦し紛れな言い訳?をつけて、伊織を傷つけたり…。

ロランが伊織を愛するあまり臆病になって、伊織は自分のことをただの主としか思ってなかったら…と、こじらせ。伊織も伊織でロランの言動に彼の一番近くにいられる喜びもありつつ、将来の側近だからこの扱い?みたいに思っちゃって。

もう…

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

甘ったれ我儘王子の成長&奮闘劇

細かい内容は書きません。
ストーリーとキャラの設定をざっくりと、、

ファンタジーですが、魔法とか妖精とか出てくるようなポップなものでなく、腐敗した君主政を改革すべく知略策略をめぐらせ合う、割りとドロドロした王宮ものです。
ストーリーはこの政治的なあれこれが肉厚で、終盤まではBL的な要素は根底にはありつつも、前面に出てくることが少ないです。でも話がめちゃくちゃ面白くてそんなこと気にもならな…

3

人魚姫の弟 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

こんな結末が待ってるなんて(≧∇≦*)

童話をモチーフにした短編連集。
短編ながら、物語に浸って読んだわ~感が高い。


「銅の足輪」から始まる『ヘンゼルとグレーテル』をモチーフにしたお話3話。

受け様は両親に男娼を強いられていたユリアス。
幼い弟のテオを連れて森の中を逃げている途中、青髭の悪魔が住むと言われる小屋へ辿り着く。
そこで出会ったのは悪魔ではなく、気のいい研究家の攻め様であるフェルナン。

男娼の証であ…

1

気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

大好きな内政もの

とても面白かった。
傲慢で愚かな王太子受けの内政BL。
いつもイライラしていて使用人にも当たり散らすし、手の付けられない引きこもりニート王子が受け。そして攻めはそんな受けを可愛がって甘やかしてヨイショして出世街道を走る野心家。

序盤はろくでもない結末しか見えない酷い有り様なんですけど、そこからの立て直し劇がとても面白い。意図的に沢山の目隠しや妨害を受けて育ってきた受けが本来の聡明さを開花…

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