笠井あゆみさんのレビュー一覧

今、風が梢を渡る時〈前編〉 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

神か萌えかで迷いました。傑作ですよ、これは

大正時代の寄宿舎モノです。『空色スピカ』『流星シロップ』の原点だなァと思いました。
たんたんと綴られる学校生活のなかに、過剰でくどい心理描写は存在しません。だけど、それが逆に、淡くて切ない恋心を浮き彫りにしてる感じ。
萌えか神かで迷いました。めちゃくちゃ面白かったです。かわい有美子さんはスゴイ!幅広いよ!
なんていうか、地に足がついてる感じがたまらないんですよね。BLにありがちな荒唐無稽な設定はど…

11

オトコの花道 コミック

笠井あゆみ 

腹がよじれて明日からまともに生活できるか心配です。

表紙がとってもキレイでつい買ってしまい、今日まで積んであったのですが、開いてみたらもう爆笑に次ぐ爆笑の嵐で、今現在も顔がニヤケて困ります。

表題「オトコの花道」を除いて、他作品は段々執筆年度をさかのぼっているので、段々と絵が細かく細密に耽美(?)になっていきます。
しかし笑いのセンスは変わらず、シリアス絵だけにギャグが際立ってモロツボですっ!
一作一作細かく拾っていくと膨大になって書きき…

7

オトコの花道 コミック

笠井あゆみ 

もはやカオス

麗人の表紙で有名な笠井あゆみさん初のオリジナルコミックス。
麗しい表紙とは全く違う、かなりのおバカ漫画です。
私が目当てで買ったのは、やはり表題作『オトコの花道』
フェロモン垂れ流しの美少年・甘夏コウタに私もメロメロですw
きっとこのクラスにいたら、私もこの野獣と化した男どもにまぎれて「コウタたん萌え~」となっていると思いますww
1話目は“コウタがいかに周りの人間に狙われ、いかにどれに…

7

オトコの花道 コミック

笠井あゆみ 

すさまじいギャグセンス!

もうずっと長いこと待っていました。細々と麗人に掲載されていた笠井さんの漫画がコミックスにまとまるのを!しかし、長かったなー。一番古い漫画は1994年発表ですよ!!

さて、表題作「オトコの花道」。これはギャグでありながらも、一応BLであり、かつ微妙だけどちゃんとHシーンもあるという、若かりし頃のわたくしを萌えに萌えさせた作品です。受けの少年甘夏コウタ(17)は、サラサラ髪も美しいフェロモン垂れ…

6
非BL作品

闇滴りし 非BL 小説

かわいゆみこ  笠井あゆみ 

時は、平安

時は平安。
平安時代といえば、私の大好きな時代です。
大好きなだけに、厳しい読み方になってしまったかもしれません。
この時代の難しい用語を駆使されてて、よく調べてらっしゃるなァと思いました。
ただ、ストーリーには面白さが少なかった気がします。
エピソードで登場人物の性格を表現するのでなく、説明文(しかも同じ説明を何度も繰り返す)だけで登場人物の性格を表現しようとしたため、キャラに命をあまり感じら…

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