笠井あゆみさんのレビュー一覧

黒き異界の恋人 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

クールツンデレさんは本気になると

「蜜なる異界の契約」のスピンオフで異界の7番目の王子の従者として
人間界に来ているあのクールな美貌のサガンが受け主役の話で、前回が異界の王子と
人間とのエロloveで、今回は異界の者同士だけど、闇と光で相反する者の
ラブストーリーになります。

単に異界というと想像しにくいですが、人間界があり、それとは違う2世界、
天使と悪魔の世界と言ったほうがわかり易いかも知れないですね。
もっと…

7

秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

痛かったり甘かったりエロかったり…

沙野風結子らしい濡れ場が多くて楽しめました。
入れ歯ぷれいには萌えは感じられませんでしたが、引くってほどでもありません。
痛いシーンもありましたが、四堂の愛や嫉妬が感じられて良かったです。

2

黒き異界の恋人 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

禁断の恋

『蜜なる異界の契約』のスピンオフ(前作未読)。

前作攻のベレトは魔界の王子で、今はワケあって人間界に暮らす。
その従者でツンデレ美形のサガンが、今回の主人公。
ベレトと一緒に泰幸(ベレトの恋人)の家に住み
二人のため家事全般をこなす、お母さんのような存在です。


サガンは、ベレトの弟・アイムに歪んだ愛情を向けられている。
※アイムは身も心もコッテコテの醜男で、彼が美しいサガン…

7

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

人を鬼に変えるもの

◆あらすじ◆

舞台は、戦乱の世(大坂に関白がいるらしいので豊臣政権時代?)の美作。
とある貧しい農村に、村人たちから「鬼子(おにご)」と蔑まれ、男たちの慰みものにされて生きる少年がいます。
少年の名は、与六。(16歳 数え年?)
或る日村を逃げ出し山へ遁れた与六は、山に暮らす鬼・佐助(推定年齢26歳?)に助けられ、山中の薬師堂で佐助と共に暮らし始めます。
自らももてあますほどの破壊力…

20

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 グッズ

ここからを膨らまして欲しかった…!

本編はアレな部分が長すぎてう~んだったけど、
この小冊子で糖度補充です。
私的にはココの部分がもっと欲しかった~!
まぁでも読めてよかったw

本編ではファウジの目が見えなくなっていましたが、
小冊子では回復の兆しがあるようでホっとしました。
なんか視力まで奪うとかやり過ぎだと思うの。
受けさんがどんな性格であっても、
その結果あそこまでの仕打ちを受けるのは納得いかなかったなぁ。…

4

猫耳探偵と助手 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

この小説は自分にとっては、
初めて!!のBL小説だったのですが、

「探偵もの」でかなり読みやすかったです♪\(゜ロ\)(/ロ゜)/♪

この小説をほんやさんで見つけて、衝動買い(?)でした。

《猫耳×探偵の攻め》と《仕事がなくなり、偶然攻めに出会った受け》
  受けがだんだん攻めに惹かれていくカンジです。
  受けと攻め2人以外の登場人物(キャラクター)も魅力的でした!!

0

影の館 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

一風変わった天使もの

天使ものが出てくるファンタジーは大好物なのですが、個人的にはそれに敵対する
悪魔的な対抗馬が無いと今一萌えを感じないのです。

そしてこの作品は、敵対すると言うか、普通の人間みたいに相手に執着し
強姦するのが同じ天使同士だと言う所、更にその天使二人、被害者であるはずの
天使長ルシファーが被害者なのに、神の嫉妬で怒りに触れるのがそのルシファー。
なんだかとっても理不尽な気がするのです。

8

影の館 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

誰にもある嫉妬

まさにjuneの時代の94年作品の再再版はキャラ文庫から、笠井あゆみイラストの美麗で淫靡なイラストと共に展開されました。
CDは聞いていたのですが、本は初見。
文字でみると、厨二病炸裂なすごい勢いで作者さんの世界が押し寄せてきます。
ある意味、何故か懐かしさを覚えるほどです。
ルシファーが堕天する話しを色々な諸説ある中で作者さん独自の視点で仕上げてあります。
それはまるで舞台を見ているよ…

11

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

孤独な二つの魂が結びつく

「ぼっけぇ」「恐(きょう)てぇ」等の岡山地方の方言や、
異形の者として村八分に近い扱いを受ける主人公に
どことなくS.I.女史のホラー小説を思い出す。
区分としてはファンタジーですが
日本の怪談に近い雰囲気もある、ほの暗く叙情的な作品でした。


貧しい百姓家の六男に生まれた与六。
母親が難産の末自害したことから「鬼子」と虐められ、
美しく成長してからは
村の男達や、実の父親の…

15

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

愛で変わる

読みはじめに直ぐに気がつく方言、岡山地方の方言が、作品の面白さを底上げしてる
そんな風に感じました。
ぼっけえ、きょうてえ、とっても怖いって意味だったように思うのですが
7,8年前に大好きな作家さんのホラー小説でそんなタイトルの怖い話を読んだ記憶を
鮮明に思い出し、岡山の方言は独特な感じで心惹かれるものがありますね。
もっとも地元の人にしてみれば当たり前の事でしょうが、作品でお目にかかる…

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