笠井あゆみさんのレビュー一覧

視淫に溺れる 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

色々盛り沢山なストーリー

沙野さんに笠井さんの表紙。もう買わずにいられようか、ということで早々に予約していました。

表紙は甘々な空気が漂っていますし、沙野さんは受けを溺愛する攻めを書かれる作家さまなのでエロエロかつ甘々なお話かと思っていましたが、なかなかどうして、最後までどうなるのかハラハラしながら読んでしまいました。

視線を合わせることで相手の精神を操ることができるため一族の中でも「天人」と呼ばれ崇めまつられ…

3

視淫に溺れる 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

見どころは「視姦」シーン

人の精神を操ることのできる弁護士・篠束(受け)。
彼の能力に目をつけた検事の西賀(攻め)は、事件の目撃者を連れて度々彼のもとを訪れるようになり……

最初こそ敵対関係の二人ですが、冷戦状態も長くは続かず。
西賀を襲うつもりが逆にイかされた篠束は早い段階からデレ気味だし、西賀にいたっては篠束のことを同僚に惚気るほど彼に執心。
好きになった理由=操ることのできない唯一の男だから、という大変分…

6

視淫に溺れる 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

ぐちゃぐちゃに…歪めて

↑の煽りの帯と、もう表紙がですね。
帯で隠す気など全くございません的な位置にある攻の右手付近にご注目してもらうとわかるのですが、受はTバック着用です!!色は純白!!
本文では色の描写はおそらくなかったと思いますが、笠井先生の粋な計らいで白Tバックとなったのでしょうか、黒Tバックより卑猥に感じますありがとうございます!
そして攻の右手薬指と小指は十中八九受の尻穴に入ってますよね!
はぁ〜表紙…

8

白雪姫の息子 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

小人たちにちょっと引いた…

白雪姫の息子として産まれたスノーホワイトは、彼の誕生によって妻を失った父王に疎まれ、赤子の頃から7人の小人とともに塔に幽閉されていた。16年後、小人たちがこの世を去り絶望していたスノーホワイトのもとへ、半人半獣のビーストが現れる。ビーストはスノーホワイトを犯そうとするが、やがて理性を取り戻し…。


しょっぱなから小人たちが青年の姿になり、スノーホワイトにその精液を飲ませながらみんなでハイホ…

6

翼竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 2 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

風呂敷広げ過ぎちゃいましたか

待ってました!
な続編なんですが、勢い衰えてます。
出来上がったカップルなので仕方がないといえば仕方がないのですが。

今回はレア恐竜の転校生がやってきて、攻の父親も絡んできて、受の存在が邪魔だから家族に危害加えるぞ的な脅迫をされ、別れよう……となるんですが、なんつうか……。
もう完全に受が、DV妻の典型思考になっててヤバイ。
この人は私がいないとダメなのよ! 暴力ふるうけど、本当は心…

1

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

BLって本当に何でもありですよねー

恐竜BLとか、業界もついにここまできたか、と思わず唸るような設定です。
分類としてはファンタジーなんですが、現代の普通の高校生で、受は生き物の心の声が聞こえる、みたいな特殊能力があるくらい。
あとは攻が恐竜ということくらいで、剣と魔法の世界みたいな作り込まれた世界観ではないです。

と、なんだかこう書いてみると、剣と魔法よりも更に濃いめのファンタジー臭がするな……と思ったんですが、ホントに…

3

甘淫 ~蜜雨に打たれて~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

耽美な挿絵が素晴らしい

「大人のルビー文庫」と名打たれているように、甘い印象のあるレーベルから西野さんが出されてるけどどうなのだろう?と思っていたらテイストはいつもと同じ。
あらかじめ、ルビーのテイストは考えなくていいと言われていたそうです。

義理の親子という設定ですが、この父親、どちらかというとカッコイイ1人の男という感じで、あまり父親らしい雰囲気はないように感じました。大人になってからでなく子供のころから一緒…

1

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

独特な世界観


父親の愛人の子供である奏人が家に来て、七緒の母親から虐待を受けるという、冒頭から重い話だったので今回はどうだろうと思っていましたが、さすが凪良先生。
なんだか少し怖いんだけど、引き込まれてしまいページをめくる手を止められませんでした。
現実と前世が融合した、ちょっと不思議なお話です。

BL作品というよりかはミステリー作品の要素が強いお話だった気がします。
ただ、幼いながらに虐待を受…

2

寸止め 5ヶ月連続大人のルビー文庫フェア書き下ろしSSリレーペーパー グッズ

本編のその後の二人のお話です

5ヶ月連続で開催された『大人のルビー文庫フェア』でそれぞれの先生方による書き下ろしSSリレーペーパーのうちの1枚。西野花先生から犬飼のの先生へのリレーで、お題は「寸止め」。そのお題に沿った内容のペーパーです。

内容はというと。スミマセン、ネタバレしてます。



時系列としては本編のその後。
スノーホワイトが暮らしていた森の中にある家で、王子を退き作家として生計を立てているカイルと…

5

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

こう来たか

今回の凪良先生の作品は、イラストが笠井先生ってどうなん?って思ってたら、こうきはりましたか。
異母兄弟の禁断の愛。
断ちたい思いを繋げるのは、それは前世の記憶のなせる業。

最初は、普通に現代物で、ある日父親が連れてきた愛人の子と本妻の子が成長するにつれ、お互いの気持ちが恋愛感情であると葛藤し、それを乗り越えるお話かと思わせておいて、そこから始まるオカルティックミステリーというか伝奇ホラー…

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