笠井あゆみさんのレビュー一覧

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

そういうことか

世間で評価されてる理由が分かった気がする。
単純に執事が辱められる卑猥なお話だと
思っててスイマセン・゜・(つД`)・゜・ アホの子で申し訳ない。
存外深いお話でした。
読み進めて最終的に「なるほど」と思える作品ってそーはないんだ。

お話の主人公は執事(受)。
従順に主人に使え、主人を尊敬し、唯一の主人に仕えることを誇りとする。
ところが突然現れた美しい男はその主人の屋敷を奪い地…

10

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

和風ホラーと猟奇殺人と昭和初期の田舎の因習。

怖くて悲しい話でした。

浮気者の夫からよそで作った子供の世話をさせられ心を病んだ義母。
義母からの陰湿ないじめに耐える異母弟、それをかばう義兄。
義兄の優しさに救いを見出すが、夜毎の悪夢に苦しめられる義弟。
ここまでならそん複雑な家庭に育った異母兄弟がいつしか心を寄せ愛するようになり…という話かなと思うのですが、そこへ前世の悲しく不幸な人生を送った二人の辛い記憶が二人を苛みそれがどんど…

3

情恋~乱世の蜜華~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

面白かったけれど

文華さんに笠井さんの挿絵と聞いたら買わずにいられようか、ということで手に取ってみました。

リブレさんに、表紙の戦国時代っぽい絵柄。文華作品の『忍姦』を彷彿とさせましたが、あとがきでも文華さんが「『忍姦』と同じ世界観」と書かれていて納得。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

『忍姦』では武将×忍者でしたがこちらはどちらも一国の主。
ゆえに、敵対する立場になったり、二人とも奥方が…

6

視淫に溺れる 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

Tバックが似合う

弁護士の篠束は天人と呼ばれる特殊能力を使って弁護人や証人者から重要な証言を導きだします。
一方、検事の西賀は自分達が導きだせなかった重要な証言をとってくる篠束に疑問を抱きます。

篠束の正体を暴きたい西賀と、西賀の視野に入りコントロールしたいのに出来ない篠束。
お互いへの単純な関心から、徐々に肉体的関心に発展し溺れ行く様子がエロかったです。
篠束のTバックには笑えました。絵もしっかりTバ…

0

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

エロだけ、ではないと思う・・・

私はこの作品、かなり好きでしたし、楽しみました。
複数攻めでよくある最後は皆で幸せになろう展開のエロ中心話だと思っていたので、その予想を裏切られたことが本当にいい意味で誤算でした。
ⅠとⅡはとにかくエロいです。嫌がるファウジが犯され続けるだけ。
なのに、Ⅲで泣けるんです・・・
ファウジはずっと性格悪いままだし、ハッサンも優しい男ではありません。むしろ結構酷い。
ファウジは全然好きになれま…

5

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

素朴な幸せを(主に性的な方向で)必死に貪るふたり。

今までに読んだ鬼と村人系BL(?)ではダントツに一番好きでした。
生まれ育った貧乏な村で、鬼と虐げられてきた美貌の少年「与六」と、人里はなれた山奥に一人ぼっちで暮らす大男の「佐助」。受けの与六も芯がある少年で好感なんですが、それよりなにより佐助がめちゃくちゃ正直なのが良いですね!受けに対して、「嬉しい」とか「好き」とか、そういう感情をまっすぐに伝えてくる攻め!!大好物です。

種類が違う山場…

5

甘淫 ~蜜雨に打たれて~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

結局ドエムだからしかたないな

いい歳したオッサンが、若い子に興奮して
絶倫よろしくやってる姿は至極そそります(´艸`*)ぐふw
笠井センセのイラストがえぐいぐらいエロくて良かったです。
なんだろうね、におい立つ肉感といいますか。
結合具合がエロくて好きだw

お話はといいますと、
母が連れてきた新しい父。
雄の香りが強い男。10歳になった息子は母と父の営みを
偶然盗み見てしまうわけですが、母に乗っかってハァハ…

7

情恋~乱世の蜜華~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

後半の失速が残念

『忍姦』と同じ世界観の作品で、東北の実在の武将たちをモデルにした戦国モノ。
上杉謙信や織田信長がモデルと思われる武将たちも(名前だけ)登場しています。

あらすじ: 
毒殺された兄に代わり白鹿家当主となった高清(受け・18歳)。 
兄と瓜二つの敵国武将・義龍(攻め・26歳)と恋に落ち同盟を結ぶが、家臣の中には二人の関係を快く思わない者もいて…。

高清は、尊敬していた兄を亡くして以来…

14

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読めて良かった

この小冊子がなかったら消化不良のままモヤモヤしているところでした。たった数ページですが、私にとっては救済の数ページでした。ありがとうございました。ファウジの目が良くなるといいなと心から思います。頑張れハッサン笑

3

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

しんどかった

木原音瀬作品を読む時は体力と精神力が必要で、高い高い山の頂上…クライマックスには必ず幸せなシーンがあると信じてーー他の作家さんなら「萌えがあると信じて」読みますが木原音瀬作品ではソレは期待しないーーめげずに、へこたれずに読むことにしています。今作も、読み手の気力を削いでいくかのごとく過酷で容赦ない展開で、痛くて辛くて泣きそうでした。

これ…エロスじゃなくて虐待です。酷い虐待の連続で、出てくる…

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