笠井あゆみさんのレビュー一覧

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  笠井あゆみ 

サイドストーリーが素晴らしい

闇金からの借金に追われる加持に持ちかけられた取引は”ある男を撃ってくること”。
しかしその男とは、かつての恋人の湊だった。
極道になっていた湊は、加持を簡単にねじ伏せると、逆に銃を突きつけ、こう言い放つ。
「撃たれて死ぬか土下座で許しを乞うか、どちらか選べ」

ここまでをあらすじで知り、なんて胸熱な展開!と心躍らせたわけですが、いざ読んでみると何か違いまして…。

こういうのって、絶…

3

眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

続編に期待


発売当時購入し、今度続編が発売されるそうでまた改めて読み返しました。

物語は討魔師(とうまし)と呼ばれる神の使いである動物を眷属として様々な怪異や魔物を倒すという現代ファンタジー(?)のようなお話です。


受け:本作の主人公、熱血漢で真面目、だけれど少し子供っぽさが残る18歳。眷属は子狸。


攻め:主人公にちょっかいをかける眷属本家次男、22歳討魔師。傲慢俺様でひねくれ…

1

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

表紙のようなエロさではなく内容重視

切ないものが読みたくてチョイスした作品ですが、切ないよりも淡々とした静かな海のような作品でした。
実は悲恋のまま終わるのだと思っていたので購入後読むのがかなり遅れていたのですが、ラストはきちんとハッピーエンドとなっていますのでご安心を。

受けの七緒と攻めの奏人は異母兄弟。
幼い頃に奏人は父親の元へ引き取られ、そこで唯一自分を庇護し愛してくれる七緒と出会います。
そんな七緒と奏人の前世が…

6

暗闇の封印 邂逅の章 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

一巻の面白さはどこへ…

エロ要素の少ない二冊目。
ですので笠井さんの表紙も二枚の口絵も着衣という、珍しい仕様となっています。新鮮。

一度はミカエルの蛮行を見逃した神は前作の最後、結局ルシファーをミカエルの元から連れ去ってしまいました。影の館と共に。
連れ去ったと言っても自分の元へ置いたのではなく、人の輪廻へと紛れ込ませてしまったわけで、今回はその後からスタートしています。
影の館は、ある程度の力を持つ御使いた…

1

影の館 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

耽美で地の文にかなりの癖がありますが…


こちらリメイク作です。
吉原さんが投稿時に書かれたものということで他作品よりもさらに独特の書き方ですので、向き不向きががっつり分かれそうだなと感じます。
ページの下の方を使用しない短いセンテンスなど。
地の文の表現は相変わらず耽美ですが、内容とはひじょうにあっていると思います。

**********************
受けのルシファーは、神の至宝とされる天使長。
その美し…

5

快楽島 ~淫神の贄~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

美味しいのに、惜しい‼︎

安定の西野ワールドでありました!
離島に淫紋にモブおじさん……
(笠井さんのカットでは、皆なかなかのがっちりハンサム青年ばかりでしたが)<眼福v
そして海沙希を愛して助けてくれる、榛馬。
揃ってるよね!

相変わらずエロいこといっぱいですが、
西野さんのお話は悲壮感がないから安心して読めます。
今回は特にモブさん達も、なんというか、悪意をあまり感じない。

しかし、反対に…

2

快楽島 ~淫神の贄~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

エロいけど。

「大人のルビー文庫フェア2017」と銘打たれた、エロメインのフェア。西野さんに、笠井さんの挿絵、という事でエロエロなんだろうなと思ってましたが、かな~りエロいです。半分以上、服を着てないです。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





主人公は人気上昇中の俳優だった海沙希。彼は、ねつ造された不倫騒動に巻き込まれ失意のうちに失踪することを決意します。孤児で両親を知らない彼ですが、…

9

不可分な愛憎 小説

ふゆの仁子  笠井あゆみ 

いつの間にか骨抜きに…

作風を語れるほど冊数を読んでいないとは思うのですが、どうにもふゆの仁子さんの作品は毎回、竜頭蛇尾だなぁと感じてしまいます。本作は刺激的で際どい笠井あゆみさんのイラストでさらに期待しすぎたのかもしれません。加えて、「表紙イラストにお尻が描かれた作品」というお題でご紹介いただいて読んだクチなのに、シビアな評価で申し訳ない…。

ジャンルとしては極道モノです。同じ組織の別の組に属する比企と都筑――そ…

1

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

いつもよりまとも?な執着もの

丸木先生らしい受け溺愛の執着攻めですが、いつもよりサイコパス度は控えめで、割とまともな気がします。
何か大どんでん返しがあるかとハラハラしていましたが、シンプルな展開でした。
まさにタイトル通りの終わり方で、受けが幸せならそれはそれで良かったではと思います。
欲を言えば執着ものの定番の攻めの嫉妬とかがもう少し読みたかったなー。
受けのこと大好きなのは最初から最後まで分かるのですが、ビジネス…

1

宮廷愛人 小説

かわい恋  笠井あゆみ 

母性愛?王道ではなかったです。

笠井先生loveで後追いgetした作品。何か月か前に読み終わったのだけど
読み返すと少しずつ印象が変わる作品でした。
申し訳ありません、最初個人的に萌えたぎれなかったのを採用して中立で
と思いましたが、この設定を世に出してくださったことに感謝して萌で。

衝撃の本編230pほど、後日談15Pほど。
本編は笑うところないですが、後日談は攻め視点で、
攻めが「自分がイケてない」ことを自覚…

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