笠井あゆみさんのレビュー一覧

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

刻み込まれた愛情

hontoさんで購入。
なかなかに激しい表紙で前から気にはなっていたものの、ダークそうで
手がのびず・・・。カラー口絵は更に凄かった。中の挿絵もありました。

お話は 秘密Ⅰ、累るⅠ、累るⅡ、秘密Ⅱ、Harmonyというタイトルが
ついていて、攻め受けが小学生時代に出会ったところから話が始まり
兄視点、弟視点、現代、過去と変わります。混乱はなかったです。
内容はハード&ダークな部分あ…

0

隠し神の輿入れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

藍染しかない依治の世界に寂しさを感じる。

読み終えた感想として一番に感じるのは、なぜか漂うそこはかとない寂しさ。
愛に溢れているし、ハッピーエンドでもあるのにどうしてかなと考えると、
この物語全体が依治と藍染だけの世界に偏っているから。
この二人の他に、いわゆる普通の人間は戸ヶ里教授(とモブの学生)しか出てこなくて、
依治の現実世界との繋がりがほとんど感じらない。
依治は完全に藍染に依存していて、藍染もまた然り。
藍染にとって…

0

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

中華と日本が融合した近未来、独特な軍人もの。

軍服が大好きすぎるので、表紙買いでした。
なかなかセンセーショナルですね。股間部分が。
笠井あゆみ先生のイラストはどれも美しいけれど、たまに股間が気になって仕方ないです。ああ、こんな場所でそんなところを、ああ…。という妄想をかきたてる素晴らしい表紙です。ただ、それを上から下から凝視する自分は不審者以外の何者でもなさそうで辛いところです。はい。

藍華帝国とアレイア合衆国、二つの国に占領され…

2

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

箱入り息子が桜吹雪を背負うまで

華は褥に〜のシリーズが大好きなので、購入しました。
同じ世界観ではありますが、時代が違うので前作を読んでいなくてもあまり問題ではないと思います。

時代小説好きな為、『あっぱれ!!』なストーリーと『これにて一件落着!』というラストに興奮しました。登場人物も皆個性豊かで魅力的です。私も実醇は気になりました。刀の腕前は相当なものなのにオカンってww
あと、ワンコな桃若も。
今回はまだ序章で終…

3

夜の薔薇 聖者の蜜 小説

高原いちか  笠井あゆみ 

ミイラ取りがミイラに。

視点が神父だけではなく、攻めになったり、執事になったり変わるので物語を多視点からみることが出来るので面白いです。個人的には年上のどっしり構えた攻めが大好物なので、今回の攻めは年下で甘えん坊で好みではなかったですが神父の愛を得ることが出来た攻めがこれからどんな成長を遂げるのか想像するだけでヨダレもんです。きっとギャングとして大成するのでしょう。敵対ギャングのアデーレ(女性)も好きです。BLに出てくる…

3

ショコラティエの恋の味 小説

藍生有  笠井あゆみ 

虫歯になりそう…(*´Д`*)

糖度が欲しい時に読み返す一冊です。
私は受けを溺愛して甘やかす攻めの設定が大好きなんですが、私同様そのタイプがお好みの方はドンピシャな攻め様です(*´∀`*)

しかし個人的には、受け・由樹に少しイライラしました。
別れた男の「三年待ってくれ」の言葉を心の奥底で信じるなんて、どっかの演歌か!って…(ー ー;)
あんなクズ男のために…健気すぎて、かえって由樹の踏ん切りの悪さがもどかしかった…

1

眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

2巻まで読了

夜光花さんといえば執着攻めだと思うのですが、
本作の有生(攻め)はちょーっと今までにはなかった感じで新鮮でした…!
もう格好いいやら可愛いやら…。
慶次(受け)も可愛かったけど!(この子かっこよさはあまり無い)
ストーリーについては他の方のレビューなんかで分かると思うので、主にメイン二人のキャラクターについてレビューしたいと思います!


【微妙な点】
①慶次(受け)の魅力がもっと…

16

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

重く絡みつくような執着愛

久しぶりに重苦しいお話を読んでしまいました。
尾上さんは評判の高い1945シリーズを知っていましたが、重くて薄暗く最後が二人の幸せな未来というのではない結末とか、哀しい出来事が多そうなので手が出せませんでしたがいつかは読んでみたいリストに記しています。
ですが、作家さんや内容に関わらず絶対に読んでしまうイラストレーターの笠井さんのカバー絵を見て、尾上作品初体験です。

とても美しい文章と写…

8

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

心に刺さった棘がちくちく痛い

一気読みでした。久しぶりにページを捲る手が止まらない作品に出会えました!
尾上先生の作品は割と読んでるんですが、一番好きかもしれません。笠井あゆみ先生の挿絵もさいっっっこう…!見開きの絵が…もう。

内容もとても重厚で、弓削と鉄真の一生が描かれています。
まだ未熟な二人が交わした約束、結ばれることが叶わなくなってしまった二人には、この約束が一生を懸けた契りで、その為に奔走していた様に思えま…

4

夜の薔薇 聖者の蜜 小説

高原いちか  笠井あゆみ 

ゴッ〇・ファーザー風BL

笠井先生の着衣表紙に我慢できず購入。なんとカラー口絵も着衣です!超美麗~
アメリカ舞台でギャング×神父。先生もあとがきで触れておられますが
脳内流れるのは、ゴッ〇・ファーザー愛のテーマ。
ギャングものがお好きな方はよいのではないでしょうか。
地雷は、神父さんが目的のためにひたすら頑張ってきた方なので
体も手段として使用していた ということかな。
本編のみ250Pほど。しっかり重めなお話…

3
PAGE TOP