真青さんのレビュー一覧

月の檻のフーゴ 小説

綾ちはる  真青 

病みキャラの大渋滞

話は面白かったです。タイトル回収の所などはおおーっ!と思いました。ただ病みキャラありきというか病んでる人が多すぎ。最初は受け視点で「ゲイだけどいつか幸せになりたい。絵の中の男の人が好みのタイプ」というちょっと不思議ちゃん入ってるけど基本は素直なお坊ちゃんです。でも後で結構過酷な経験をしてた事がわかる。

次は攻め視点ですが、「大嫌いなタイプの金持ちの奴が自分に恋しちゃってるよ。おもしれー。弄ん…

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月の檻のフーゴ 小説

綾ちはる  真青 

挿絵があまりに残念

章ごとに変わる、攻め受けの両視点。
あらすじには書かれていませんが、攻めはかなり好き嫌いの分かれそうなキャラです。
攻め視点もあるせいで腹の中が丸わかりで、可愛くない方の腹黒です(苦笑

**********************
受けの倖夜は、21歳。
両親ともに成功者で裕福な家庭に育ちながらも、本人は自己主張をしない大人しい大学生で、ゲイであることを悩んでいます。

攻めは美…

3

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イヤなアイツの旅立ち

このペーパーの主人公は、本編の主人公倖夜(受け)の兄・裕夜です。

最初、裕夜は倖夜への情がない冷淡な兄に見えました。
しかし、後半の登場で、一気に裕夜への好感度がアップしました。
本当は、倖夜を弟として大事に大事にしてきた。
だからこそ、倖夜を嘘でたぶらかそうとしている諒介(攻め)の存在が
許せなかったんですね。

裕夜がいなかったら、おそらく本編のハッピーエンドは
無かったと…

2

月の檻のフーゴ 小説

綾ちはる  真青 

うーん、納得いかん・・・

作家買いです。
綾ちはるさんの前作の評価が辛めにしてしまったので、
今作は好みに合うと良いなぁと思いつつ、読み始めました。

綾さんがあとがきで書かれていたように、今回は綾さんお得意の「謎」が
出てきません。
サラリとした感じで始まり、
サラリサラリと作品が進み、
サラリと物語の終焉。
それが作品をつまらなくさせてしまった一因なのかもしれませんが…。
納得いかないところがいくつ…

8

月の檻のフーゴ 小説

綾ちはる  真青 

どこまでも美しく感動的

あとがきにもあるように、綾ちはるさんにしては珍しく謎解き要素のない作品。
攻め受けの視点が交互に入れ替わる構成で、各章の冒頭に入るフランス語の単語にちょっとした仕掛けがある点が、謎解き要素といえば謎解き要素かもしれません(あとがきに解説あり)。

あらすじ:
大学生でゲイの倖夜(受け)は、偶然出会った新進気鋭の若手画家・諒介(攻め・25歳)に一目惚れする。
諒介は、倖夜が大事にしている絵…

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