大森小鳩さんのレビュー一覧

恋と粗相 コミック

大森小鳩 

プレイじゃない「おもらし」

「粗相」
1:不注意・そそっかしさから、あやまちをおかすこと。そのあやまち。
2: 大小便をもらすこと。
この本の粗相は2番のおしっこを漏らす意味のほうです。

でもプレイじゃなくて、小学校の校外学習で電車の中でおもらししちゃって恥ずかしくて泣く中瀬と、土産に買った新品のバスタオルで受けを包んで隠した松田という記憶を軸にお話が進みます。
当然、中瀬にとって忘れたい過去の…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

かわいい、色物でもエロ物でもありません

小学校の同級生の再会物と、大学生と高校生の二組のカップルのお話。
再会物の方の攻めが営んでいるラーメン店がベース。
おもらしといってもスカトロ系のプレイは登場しない。
ラーメン屋の店主と、たまたま入ったお客が、小学校の同級生で、その二人の間には、小学生時代のおもらしと、それをかばってあげて、ついでに泣き顔にキスした思い出がわだかまっていて…、という、子どもの時はわからなかった相手に対する感情…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

きゃわゆいのにオトナ。

たまに子供が見せる、訳のわからない変態的な欲求みたいなものって興味深かったりするのですが、このお話のモチーフはおもらし。なんだけど、大人のプレイ中のとかではなく、子供が性に目覚めるきっかけのような描かれ方だったので、切り口が面白かったです。

ストーリーの軸は、小学生の頃に電車の中でおもらししてしまったハカセとそんな彼を庇ってくれた同級生の松田の恋模様。そこに松田が営むラーメン店のバイトの春日…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

眼鏡サラリーマンのおもらし

小学校の頃、電車の中でおもらししてしまったのを助けてもらった同級生に再会した中瀬(受け)。その相手である松田(攻め)はラーメン屋の店長で、受けは顔が見たくて頻繁に店に通うようになる。しかしラーメン屋のバイトくんと常連客がキスしているところを目撃し、びっくりしてそれを攻めに伝えたことにより事態が急変し…。


小学校のときにおもらしした子と、そのおもらしをかばったクラスメートとの再会ものです。…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

キャッチコピーを乗り越えて

「おもらし」と聞くと、倦厭されがちですが、そこを超えて是非手にとって頂きたい一冊です。言っても、そんなにです。綺麗なものです。
そういう、フェチズム的な部分も見えながら、それでもちゃんと「漫画」に求めている方程式が詰まっている。
胸がぎゅっと締め付けられたり、この子たちいいな…と純粋に思えたり、ちょっとしたセリフ回しに著者のウィットを感じニヤリとしたり。
久々に「いい漫画を読んだな」という気…

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