海老原由里さんのレビュー一覧

ヘンゼルと魔王の家 小説

鳩村衣杏  海老原由里 

筋の通り具合が気持ちが良い

ラブ+家の売買の話に、上手いこと「ヘンデルとグレーテル」を入れ込んでいます。

不動産会社に勤める辺善(ヘンゼン・受け)は、小説家である興津真法(まさのり・攻め)の家を担当することになります。興津は一軒家の物件でトラブルを起こしており、不動産業界内で「魔王」と呼ばれていました。辺善も、興津の傲慢さに最初は断るものの、最終的には興津の信頼を得て、その一軒家は「魔法使いの家」というケーキで有名な、…

4

若と馬鹿犬 小説

成瀬かの  海老原由里 

恐ろしく甘くないふたり

『僕の悪魔-ディアブロ-』つながりで。同人誌「end-all」にこちらのCPがゲストらしいので読みたくなりました。
僕の悪魔~は超あまあまでしたが、こちらのふたりはかなり辛口。
ぜんぜん甘くないです!

もともとはカタギだったが、父親の組が傾きかけたのを見捨ててはおけず、結局ヤクザの世界に足を踏み入れてしまった、今は若頭の御門。
頑として誰も寄せ付けなかったが、やっと御門の条件に見合う…

4

真昼の月〈上〉 小説

いおかいつき  海老原由里 

もったいないなあ

いおかさんの作品は、軽めの物しか読んでいません。(絶対〜など)
若干個人的に作品の好き嫌いがある作家さんなのですが、ずっと気になっていた作品でしたので読んでみました。

**********************
受けの秀一は、30歳の元丸暴刑事。
相棒だった先輩の裏切りにあい撃たれ警察を退職し、祖父の遺産である大阪のビルの管理人をすることに。

攻めは大阪で知れ渡る桐山組の若頭・…

4

虎の王子様 小説

天野かづき  海老原由里 

ファンタジーは好きなのですが…

可愛いけれど物足りない。

就職活動中に異世界にタイムスリップ。
虎の王子の世話係としてしばらくは頑張ることに。
虎の姿で世話をされてるまでは可愛い、可愛いで良かったのですが
人の姿になれるまでに成長してからは
申し訳ないですが飽きてしまうほど興味が薄れてしまいました。

最後までは読みましたが2人が番になるのに反対はなく
(途中悪役となるメスの存在がありましたが、パッとせず)

2

屋根裏の猫 小説

火崎勇  海老原由里 

健気・・・

苦手なタイプの話の流れでした・・・。
中立と萌で悩みましたが・・・。
2話めの話はとくに・・・。
受けの慶太のことを思ってのことだったっていうのは後からわかるのですが、最初はわからなくて、慶太同様、なんで?って感じで。
ちゃんと話していればわかることなのに。
当て馬の織田もイライラさせられるし。
彼は彼なりに攻めのことを思ってのことだと後からわかるんですが。
でも、わたしはこういう流…

2

屋根裏の猫 小説

火崎勇  海老原由里 

猫なの??猫??

とんでも設定???と思っていましたが
そうではありませんでした!

受け様の仕事に対する気持ちや、攻め様に対する気持ちが
しっかり書かれていて感動モノでした (´;ω;`)

昔飼っていた猫のベルナーだと名乗る攻め様ですが
最初は本当に正体不明だし、猫のベルナーだと思っちゃいます!
犬は人に猫は家になつくように
ベルナーと名乗る攻め様は、週に数日だけ寝に帰ってくるだけなのです

4

虎の王子様 小説

天野かづき  海老原由里 

子虎の可愛さに悶えます

天野かづきさんのファンタジー系が好きで、あらすじも読まずに購入しました。ベビーシッターとして異世界に飛ばされた少年と、獣人の国の王子様との、異世界召喚ラブストーリーです。

就職先でセクハラを受けた高校3年生の青は、ハローワークで次の仕事を探していると好条件な募集を見付けます。
それは、赤ん坊が成人するまで面倒をみるというもので。子供が好きなので、「これいいなぁ」とつぶやいた時に、魔法陣のよ…

8

魔法使いの溺愛 小説

天野かづき  海老原由里 

40年越しのストーカー

今回は、魔法使いの恋人になるために異世界に召喚された青年のお話です。『獅子の王様』と同じ世界で、200年後ぐらいの時代になります。『獅子の王様』の二人のお話が絵本になってて、思わずニヤけます。

紺は、会社もクビになって彼氏にも振られて、自分のことを一番好きでいてくれる人に会いたいと考えてる時に、階段から落ちそうになります。
次に気付いた時には、目の前には見知らぬ顔があって。その男は、自分は…

2

騎士の溺愛 小説

天野かづき  海老原由里 

勇者のその後のお話

今回は、異世界で勇者として活躍した大学生の凪が、日本に戻った後に再度異世界に召喚されるお話です。

凪は、異世界で勇者として魔王を倒しました。その時にいろいろと助けてくれたのが、騎士のカイルです。実は、凪はカイルに恋してて、カイルが王女と結婚すると聞いて、慌てて元の世界に戻ったのでした。でも、カイルに会いたくて会いたくて。
そんな時に目覚めると、横にカイルがいて…。夢の中だと思った凪は、素直…

2

新人捜査官の受難 ~夜は別任務 小説

義月粧子  海老原由里 

静音に幸せになってほしい

タイトル「~夜は別任務」のところに惹かれて^^;読んでみました。

舞台は架空の捜査機関「重大犯罪捜査局」内での上司と新人捜査官のお話。
優秀な捜査官だが絶大な信頼を置いていたパートナーが管理職への転向をしてから誰にも命を預けようとしない九條のチームへ新人捜査官の静音が配属された。

静音にはほとんど知られていない壮絶な生い立ちとこのチームへ配属された重大な秘密があった。
九條はからか…

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