あさとえいりさんのレビュー一覧

片翅蝶々 小説

雪代鞠絵  あさとえいり 

遊郭モノ

遊郭モノです。
主人公は没落した華族で、借金背負って廓に売られた男(受け)。
そこで再会したのが、七年前に主人公の家庭教師をしていて、突然失踪した男(攻め)。主人公の初恋の男です。
攻めは財閥の時期総帥にまで登り詰めていて、主人公を水揚げし、その後も主人公を買い続ける。
初恋が実ってめでたしめでたし、みたいな。

郭モノは好きだし、全体的な雰囲気はイイんですが、ストーリー的には私の好みからハズレて…

3

僕を縛る欲望 小説

御堂なな子  あさとえいり 

恋のきっかけがちょっと弱いような

今回は投資会社の社長と法学部在籍の大学生のお話です。

最初は反発していた受様が徐々に攻様に惹かれ恋人になるまで。

お話は受様の義理の父親の法要の場から始まります。
受様は母親の連れ子で、
両親の結婚は親族に反対されて養子縁組もできずにいましたが、
親戚達は義父が倒産させた会社の負債まで
受様に追わせようとします。

受様が優しかった義父への恩返しにと借金返済を受け入れた時…

2

オフィスで君は甘く蕩ける 小説

鳩村衣杏  あさとえいり 

甘いもの好きな課長の好物

今回は見た目とのギャプに萌える甘い物好きの課長と
プランナー時代は業界で女王と噂された課長補佐のオフィスラブ。

他社から引き抜かれた攻様と一緒に仕事をするうちに、
自らの殻を破ってトラウマを克服して恋人同士になるまでの本編と、
その後のラブラブな夜の生活を収録。

ある事情からパイロットである父親の夢を継げなかった受様は
父の会社のコマーシャルを作る事を夢見て
大手広告代理店の…

5

不条理な愛情 小説

成宮ゆり  あさとえいり 

メガネを外すと美人

成宮さんの小説は、攻めを主人公にした小説はたいがい大当たりなんだけど、受けを主人公にした小説はハズレてしまう――というのが分かってきました。もちろん『私にとっては』なので、他のかたにとったらどうなのかは分からないですが。

主人公は大学生で、汚い下宿屋で暮らしている。
過去に、義父や同じクラブの先輩や親友にレイプされかけたり、痴漢にあったり、いろいろ悲惨な目にあっている。そのため、メガネして前髪長…

2

この恋は君のもの 小説

火崎勇  あさとえいり 

微妙でした

リーマンものは好きなんですが、その仕事ではちゃめちゃに自制心をなくしてしまう展開って、あんまり好きじゃないんですよね。
大事な仕事中なのに四六時中惚れてる相手のことを考えてて失敗するとか、集中力をなくすとかも。
それが『めったにないこと』なら、かなり萌えるんですが。つまり、さじ加減ですね。萌えに必要なのは、さじ加減。
立て続けに起きると、萎える。いい加減にしろよと思う。
この小説は、それが多くて萎…

0

たぶん好き、きっと好き 小説

遠野春日  あさとえいり 

なぜか萌えたw

よくよく考えればちょっと…って感じたんですが、けっこう何気に萌えましたw


藤崎を手荒く犯すが、理央の前だけはドSな性格になる 葛西敦史。
葛西の弟を弄びそれ以外の下級生にも誘惑している 藤崎理央。

弟のことがあり敦史は理央にあからさまな敵意をむけるんです。
最初は敵意を向けられる覚えがない理央は、敦史に普通に接するんですが、さすがにムカついて無視をし始めるんです。

そして理央がまた捨てられ…

2

オフィスで君は甘く蕩ける 小説

鳩村衣杏  あさとえいり 

いい職場だな~

この作品の舞台はオフィス。カプは上司×部下。
最近ハマってよく読んでいる鳩村衣杏さんなので、とても楽しみにしてました。
しかし、私が今まで読んでいたのは、ミステリー色が濃いものばかりだったので、
そういうイメージを持って読みましたが、この作品は雰囲気違う!

仕事を通して芽生えるラブ。
仕事に対する姿勢や直向さなどはシリアスだけど、
全体的にシリアスってより日本語の真面目って言葉が合…

1

愛される貴族の花嫁 小説

遠野春日  あさとえいり 

妻の鑑です

華族制度が廃止された現代日本が舞台ではせいぜい「元」を付けるのが関の山なので、日本の貴族ものとなると必然的に近代が舞台の作品が多くなります。逆に言うと、近代設定ものを好んでいると貴族ものに当る確立が非常に高い気がします。
で、花嫁ものを読もうとすると、面白いように近代設定だったりするので、「花嫁」「華族」「近代」はもう1セットで一つの様式美という認識が私の中にインプットされつつあります。華族とい…

4

好きと言えない 小説

椎崎夕  あさとえいり 

義理の兄弟

幼い頃に自分を置いて家を出た母親を恨んで育った晴(15歳)。
そんな彼が父親が亡くなった為、
母親の再婚家庭に引き取られることになります。

再婚先・柚木家にはひとり息子・慶司(28歳)がいます。
晴にとっては年の離れた義理の兄となる人です。

父親や叔父に虐待されて育った晴は、甘え方を知りません。
そして自分を捨てた母親への反発もあり、引き取られた柚木家でも
上手く暮らしていけ…

1

きみの背中を見ている 小説

椎崎夕  あさとえいり 

年の差の醍醐味

主人公が見知らぬ男と一夜を共にするまでの序盤は、
「なんとういご都合主義!」と思ってしまいました。
素晴らしい偶然の偶然が重なりすぎなんです。
なのでこれはちょっと……微妙な作品かも?と。
気持ちがやや、萎えたのですが。

主人公が親友の弟と同居するあたりから、
ぐんぐん話しに引き込まれて。
序盤に無理無理な偶然を重ねたのは
この設定を考えると、仕方がないのかと思いました(笑)

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