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2/2(合計:20件)
海賀卓子 寒月水せい
サガン。
ネタバレ
なんなんでしょうね、ホント。 この方の書かれる文章はどうにも私の琴線に触れるというか心を擽られるというか。 とても好みの文章を書かれるんですよね。 今までのところハズレがありません。 いや、1つだけ脇役が強烈すぎたのがありましたが。 脇役をのぞけば、それもメインCP好きでしたし。 さて。 今回の物語は「チェリータルト」と「メイプルシロップ・パンケーキ」という2つのお話で構成されて…
海賀卓子 広崎しの
自分に合いそうな海賀作品を探していて見つけた最後の1つ。 1998年発行の作品なのでかなり古いものです。 高校生・勝部悦司(16)×大学生の家庭教師・江端悟(19) 大学の教授の紹介で家庭教師のバイトをすることになった悟。 そのバイト先の生徒・悦司は頭は賢いのに学校に行かない不良で。 悟は勉強を教えるというよりも悦司を学校に行かせるよう頼まれる。 悦司の態度に困惑する悟だが、趣…
海賀卓子 本間アキラ
以前から読んでみたくて永らく探していた本をようやくGETしました! 大学病院医師・青柳俊介(28)×商社マン・藤井環(26) 出会ってからもう16年の付き合いになる俊介と環。 ことあるごとに理不尽なことを言ったり我儘を言ったりしてきた環。 そんな環は俊介の気持ちを知りながら結婚することを告げる。 しかし、その直後、環は事故に遭い8歳以降の記憶を失くしてしまい…。 気持ちが噛…
海賀卓子 松平徹
あらすじやらレビューやらを見て1作目はちょっと好みからズレるなってことで2作目から読んでみました。 とりあえず、主人公は1作目とは別なのでこれだけ読んでも大丈夫です。 我儘放題の小さな暴君のような望の家に連れて来られたのははとこだという勇也。 どこか望と距離を置きたがるような父親にも気に入られているその姿が気に食わない。 誰もが甘やかしてろくに怒ろうともしない望のことを子供のように叱り…
海賀卓子 葛西リカコ
初読みの作家さんです。 いやー、読んでよかった!! 非常に満足です。 大学生の虎之介はある日バイト先で別れ話をしている男女を見かける。 その夜、駆けつけた飲み会で同級生の兄としてその男・瑞希と再会する。 酔い潰れた瑞希に散々な目に遭わされた虎之介はもう会うこともないだろうと思っていたのだが、あるバイトを持ちかけられて…。 最初は虎之介にしてみれば単なる迷惑な人でしかないんですよ…
ぺり犬
普段あんまりショコラは買わないレーベルなんだけどジャケ買い。 こういうシンプルだけどお話の重要なモチーフ(携帯)がさりげなく描かれているのって好き。 表紙で手に取って内容も当たりだったわけだから新規開拓に一目惚れもたまには良いものです。 お話はなんとなくだけれど木原さんの書きそうな話に感じました(悪い意味ではなく)。 徹頭徹尾恋愛小説。 制御不能な感情のベクトルとしての恋愛は読んでい…
茶鬼
初読みの作家さんでしたが、息をもつかせない”これでもか!”なすれ違いな成り行きに一気読みです。 読後は、イタイ!!イタイ!! 木原作品とはまた違った、容赦ない人物達の痛さ。 何となく文章が荒削りで思いつくままに重ねていったっていう、少し素人くささも感じるものの、でも文章を飾っていなくて綺麗にまとめようという無理が見えないので、とにかく目を離せない展開に、痛さがダイレクトに伝わってくるんです。…
ユッキ
受×攻の2人共が弱くて狡く、好きなのにどこかいつも諦めを考えつつ、忘れられない。世間一般とか将来的な事や家族とか難題を言い訳して弱い自身の隠れ蓑したりと人の脆さ弱さを丁寧に描かれていて、久々に海賀作品に出会えたと実感しています。「スタンダードレビュー」「黄色い風」と同じショコラから素晴らしい名作が発売されてますが、私がその作品を読んだのは去年か一昨年くらいで近年は新作を出されてないとしり落胆してた…
M
「今から五月はリョウ様の女だ」 高梨五月は、姉妹校から全寮制のこの学校に転校してきた初日、一番最初に会ったリョウにそんなこと言われて、キスを迫られて、リョウを突き飛ばしてしまう。五月が自分は男だと主張するのにも関わらず、「日本には男色という性交法があるのだ」と一向に、リョウは気にした様子はない。びっくりするほど綺麗なのに、リョウは口を開けば変なことばかり言い出す。 おまけに、夜になると寮の…
湯島望は花のようにかわいらしいが、ひどく屈折した少年だった。しかし大病院の息子でもあり、母親が入院して、医者である父親があまり帰ってこず、いつも一人ぼっちという少しかわいそうな事情を抱えた望のことを、どんなに悪いことをしても誰も叱らないし、責めなかった。やり場のない想いをもてあまして、ますます屈折していく望の元に、ある日、父親が同い年のはとこ・大原勇也を連れてきた。 勇也は、悪い望を正直に悪…