total review:274746today:30
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/2(合計:20件)
海賀卓子 葛西リカコ
マキヲ
ネタバレ
初読みの作家さんでした。新人さんかな?と思って読み始めたものの、読んでいるうちに、確固たる個性が感じられる文体だなーと思い直しました。…結構ベテランの作家さんだったのですね。失礼しました。あとがきに「久しぶりにノベルスを書いた」とあったのがなんだか微笑ましかったです。 とある理由で貧乏学生ライフを送る20歳の虎之介と、虎之介に好意を寄せる同級生・結の兄である瑞希のお話です。婚約者に裏切られて…
海賀卓子 広崎しの
bonny
少しずつ読んでいる作家さまです。現在は創作されていないのかな。新作を読んでみたいな。 作家さまが初めて挑戦した三人称作品だそうですが、なるほど本作には『恋愛革命』では気づかなかった木原作品っぽさを少し感じました。でも比較してもあまり意味がないので、突っ込まないでおこう。 真面目で潔癖症の大学生・悟が、問題児のボンボンDK・悦司の家庭教師に派遣されるところから始まるお話。二人の感情の描き…
カバーイラストがステキです。作中の小道具である青い携帯電話がちゃんと描かれている。かなり挿絵のイメージが手伝った感じも否めませんが、一気読みでした。 ワケあり貧乏大学生と、バイト先の利用客の袖振り合うも…的な出会いが生む、一生モノの恋とでもいうべきか。文体ゆえに重くは感じませんでしたが、終盤は結構泥沼に近いのかな、と。木原作品との類似点を挙げていらっしゃるレビューもちらほら見受けられますが、…
snowblack
葛西先生の挿絵に惹かれて手に取った、初読みの作家さん。 ちるちるでの評価も高く、期待をして読んだのだが……。 貧乏学生の虎之介は、バイト先の喫茶店で男の別れ話を聞いてしまう。 実は彼は同級生の兄で、うっかりと再会してしまい 無茶な飲み方をする男との最悪の出会いだったが…… 美貌で優秀、傍若無人、 でも実は傷つきやすい内面を抱えた可愛い受け…… というのは、大変好みです。 男…
海賀卓子 南天佑
サガン。
結局、今回のお話は最後まで下町コメディでした。 うーん。 痛い系のお話が読みたかった私としては正直物足りなかったかな。 出生の秘密の絡んで、兄弟だ、血は繋がっていないだとか。 産みの親に育ての親にといろいろ登場するのですが。 その兄弟関係というか男同士というのに悩みつつもメイン2人が結構明るい性格であっけらかんとしてるので全体的な雰囲気が明るいんですよね。 じめじめとした暗さはない…
ああ、これは私が好きな方の海賀作品じゃないかもしれない。 これが、この上巻を読んだ時点での率直な感想です。 私は海賀作品の中に漂う痛さが好きで、海が作品を結局コンプリートするに至ったのですが…。 これは、もしかしたらラブコメ方面のお話なのかもしれない。 「くちびるに機関銃」がそうだったんですよねー。 いや、まだこれ上巻なので下巻で一気に痛い展開になっていくのかもしれませんが。 痛く…
海賀卓子 たかね藤紀
やっぱりなんだか海賀作品はいいですね。 このお話は海賀さんのデビュー作だそうです。 もう14年も前の作品になりますが、なかなかステキな作品でした。 入社してすぐ、大阪支社のデキる先輩・河野の下に就くことになった井上。 デキる先輩だと聞いていたのでどんな人だろうと憧れを持ちながら対面した相手はなんととんでもない人物で。 自己中心的というか周りを気にしない、でも仕事のデキる河野。 最初…
海賀卓子 金ひかる
「くちびるに機関銃」のスピンオフです。 津森の同僚・住吉とぶつかって怪我をしてしまった自転車の少年・裕太のお話。 ぶつかってしまったのは津森の方でなんとか裕太の世話をしようとするも遠慮されて。 「迷惑じゃない?」と気にする裕太を説き伏せて、なんとか裕太の面倒を一時的にでも世話する権利を得て。 そうして、裕太と接するうちに芽生える感情があるのだが…。 前回の下町コメディ的なノリから考え…
これまで読んできた海賀作品とはちょっと雰囲気が違う作品でした。 今まで読んだのってどこかせつなくてちょっと痛いような感じの漂うものが多かったんですが、これはなんていうか下町コメディのような。 全体的な雰囲気が明るいんですよね。 なんせ、BLですから男同士の恋愛模様を描いた作品ではあるのですが、それに関わる人々がもういろいろ茶々を入れる感じというか…。 何もかも筒抜けな感じなのがスゴイです。…
海賀作品読むの5冊目です。 やはり海賀作品は独特でした。 美術の専門学校に通っている伊藤はヌードデッサンのモデルとしてやってきた一平とカフェで再会する。 一平はモデルをするには痛々しいほどに痩せていて。 それがなんとなく気になっていた伊藤だったが、カフェで酒に酔った伊藤を介抱してくれた一平が更に気になって…。 今回の主人公は漫画家を目指して美術系専門学校に通う20歳の伊藤と、その…