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華藤えれな 藤崎寛之丞
けもけもぱぷ
健気受けなヴァンパイアと、彼に救われた少年が成長して年下攻めになる設定や展開は好みだったんですが、どう見ても作中には書かれていないけどバッドエンドです、ありがとうございました、ってかんじで、結末に納得がいかない。 BLだとハッピーエンドが約束なので、そういう雰囲気にまとめておきましたというだけで、それまでの話の流れから考えても、このまとめ方には無理があるような? BLで書くことに無理が…
華藤えれな 真生るいす
ちょっと変人、偏屈が入った攻めと、国を追われたロシア貴族の受けという組み合わせで、どう見ても波瀾万丈、切ない系で、バッドエンドしか見えない設定だったんですが、なんとかハッピーエンドになってくれてよかったです。 いろいろ無理があるし、ご都合主義な展開も気になりますが、めでたしめでたしでよかった。 それにしても、やたらと長い。ちょっと疲れます。 あと、イラストが微妙。 真生さんは好きだし、…
華藤えれな 海老原由里
おはなしとしては、とてもいいと思うんですが、死にネタは苦手なので、どうしても複雑です。いいはなしだとなおのこと、こっちの心にも響いて、よけいダメージがくるので。 あと内容のわりには、イラストが薄い。 薄味だし、力に欠ける、説得力がない絵で残念。 海老原さんの絵は嫌いじゃないし、この絵だからこそ合う話もあると思うんですが、これには合っていなかった。 いろんな要素で萌えそこねました。
華藤えれな 高階佑
ボディガードものは好きなんです。 心が壊れてる人も好きです。 そのあたりのツボにうまくはまったのか、久しぶりに華藤さんでおもしろかった一冊。 冒頭の出会いのシーンで、あまりにも簡単に受けが攻めを信用してしまうのがあり得ないと思いましたが、その理由が中盤以降、明らかに。 でも、どの設定も後出しにつぐ後出しで、そのへんが甘いといえば甘いかも。 結末も、わりとあっさり。 それでも、イ…
華藤えれな 水名瀬雅良
華藤さんも、水名瀬さんも、好きな作家さんだけど、これはひどい。 あらすじ、ト書きだけような展開の上、ワンパターンな同じ表情の顔ばかりで、派手な設定、筋書きのわりには画面は何も盛り上がってないし、ここまで、つまらないとは驚きでした。 だいたい受けも攻めも謎がありすぎ、設定盛りすぎ。 オチは見当がついていたけど、それでも最後の最後まで、どこを楽しんでいいのか、悩んでしまうような一冊。 …
華藤えれな 梨とりこ
アラブは好きだし、華藤さんも好きなほうだけど、これは設定盛りすぎで、詰め込みすぎ。 アラブだから、華藤さんだから、というか、ただの上っ面でかすめて、おもしろくなるはるかてまえで話が流れていくかんじでつまらなかった。 タイトルはかっこいいし、イラストもすてきだったのに、内容がこれではがっかり。残念にもほどがある。 初アラブとかいって浮かれてないで、きちんと話をまとめて欲しい。 これで…
華藤えれな
雀影
2010年サッカーワールドカップ開催中、あの作品のあの人達は、それぞれ世界のあちこちで、こんな事をしていたんだよ、という、短編集。 まず日本代表が「冥愛の鎖」の近衛と三上。 近衛のわかりにくい愛と嫉妬を、動物的な本心で受け入れる三上。 いきなりガッツリエロ。 次がドイツ「愛と純潔のオマージュ」のカレル&蒼史と「シナプスの柩」の海道と樋口で、主役は海道。 海道と樋口&水斗は現在ドイ…
「アマンテ」後、ビクトルとロベルトが共に組織を抜け、逃亡生活に入る前夜のお話。 レオンが、ブエノスアイレスの最後の夜の二人に贈ったのは、幸成のピアノの調べ。 とってもえれなさんらしい、ドラマチックでロマンチックな短編です。 「サウダージ」「アマンテ」と読んできた方にはグッと来ること請け合い。 それにしても、幸成のお話も、もっとちゃんと読んでみたいなぁ
綾なす愛憎。 謀略と、恩讐。 中世のベネツィアを舞台に繰り広げられる、愛と復讐の物語。 華藤さんの受けって、志高く、高潔。 もちろん超絶美形。 その受けが、自分のしっかりした意志で、攻めの陵辱や調教を受け入れ、あまつさえ、攻めが自分に対して、そうせざるを得なくなった心情にまでおもんぱかる。 これですよ! 戦う姫は、何をされても汚れることはない! ただの自己犠牲の自己…
サガン。
ネタバレ
15世紀後半あたりのトルコとヴェネチアのお話。 ヴェネチアの元首一家に連なるレオーネは「海との結婚式」の日、アンドレアと出会う。 職を求めていたアンドレアはレオーネの家で雇われ、やがてレオーネの従者に。 しかし、ある海戦でアンドレアを守ろうとレオーネが起こした行動が結果的にアンドレアを裏切る形になり。 死んだと思っていたアンドレアと再会を果たすが、彼はトルコの特使となっていて、レオーネにス…