華藤えれなさんのレビュー一覧

罪深き吐息さえも愛おしく 小説

華藤えれな  有馬かつみ 

ひどいヤツ攻

エリート外科医志岐×海外医療ボランティア帰りの医師蓮見。
最初は遊びのつもりで志岐から手を出したけれど、本気になるのが怖くなって捨てて、でもやっぱり蓮見のことが忘れられなくて追いかける展開。

途中までの志岐の酷いヤツっぷりにイライラ。
だいたいこういう話だと攻は後から酷い目にあったりするんだけど、志岐の場合それがイマイチ生ぬるいのですっきりせず。

ラスト。蓮見と志岐が二人で診療所を…

0

ゼロの獣 小説

華藤えれな  高階佑 

カバー下まで必見です!!

いやー、萌えましたv
好きなタイプのお話。

4年前の事件で同僚の喜代原を亡くした朝海。
その死が暴力団と関係しヤク中だったこともあって裏切られたような気分に陥っていた。
そんな中、新たな事件で訪れた現場で的確な鑑識による分析をしたのが飛高で。
死んだはずの喜代原に似ている飛高。
飛高は以前、朝海に襲われたことがあり、喜代原の代わりでも構わないと言い出して…。

喜代原を亡くした…

5

サウダージ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

兄を助けるためにマフィアのペットに

行方不明の兄を捜してブエノスアイレスを訪れた警察官の朔弥。
タンゴピアニストだった兄の即席を追うため訪れた店で、レオンと名乗る謎の男と出会った。
何かを知っているらしい男は情報を引き替えに朔弥に自分とタンゴを踊ることを要求する。
もう兄のことは諦めた方がいいといったこの男こそ、兄を追っているマフィアの実力者だった。
朔弥のことを気に入ったという男に自分と兄の命をタテに服従を迫られることにな…

5

フィルム・ノワールの恋に似て 小説

華藤えれな  小椋ムク 

なんとういか・・・

挿絵とタイトルが気に入り購入。

途中まで先がなかなか想像できなくて、グイグイ読んでしまいました。
しかし・・・
なかなか話が監禁場所から移動しないのと、展開が少ない印象なので
読むスピードと意欲が・・・下がってしまいました。(T.T)トホホ
ほかの方が書かれてるように、
全体的にお洒落な文面ですが、どうも私の趣味からはずれていますが、
というか想像が足りないのか、さらっと読んでし…

2

フィルム・ノワールの恋に似て 小説

華藤えれな  小椋ムク 

今度はマカオ

なんだかとっても映画的な作品。

って言うか、題材が映画なんだから!

華藤さんの作品って元々、「これでもかっ!」的な、綺羅綺羅しい過剰さが魅力で、言葉遣いがちょっと古風なところとか、そんなところが好きで、かなり長いこと追っかけてきたけど、、、

この作品は、なんだか、映画的は映画的でも、盛りだくさんすぎて迷走しちゃったタイアップ付きの大作映画みたいだった。
映像的には派手で、外連味…

0

フィルム・ノワールの恋に似て 小説

華藤えれな  小椋ムク 

映画のワンシーンのようなクライマックス

あらすじは略で

情景描写が詩的なフレーズを使い表現され、セリフにも映画のような言い回しがあるので、作品全体が非常にお洒落な印象です。
舞台がマカオ、受けの春瀬の過去の話、演技をするシーン、あと、いくつかの要素があるのですが(ネタバレになるのであえて伏せて)これらのおかげでより非日常的な雰囲気を漂わせて、すごく読んでいて心地が良いというか、ドキドキハラハラ、というより、街並みや人の心のを美し…

0

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「魂の再生」の物語、完結。そして出発。

下巻では、水斗が過去と向き合い、自分を取り戻すまでの過程が主題的に描かれています。
二人だけの空間で心を通わせて水斗と樋口でしたが(華藤先生は二人だけの静謐な空間を描くのがとてもお上手だと思います!)、徐々に水斗をとりまく状況が動き始めます。水斗の師、長山にまつわる諸々の疑惑の捜査に警察が動き出し、彼の愛人であった水斗にも、長山の不法行為に加担していたのでは、という疑惑が向けられます。さらに、そ…

3

フィルム・ノワールの恋に似て 小説

華藤えれな  小椋ムク 

視線で犯す

トラウマとコンプレックス、執着と監禁。
マカオが舞台なんですが、中盤以降密室の二人だけの状態が続き、これはある種のストックホルム症候群?
撮るものと撮られるもの 創るものと表現するもの が結びついていく様が華藤さん独特の文章で、ストーリーが映像になって頭を巡ります。
やはり、ロマンチックなんですねw

偶然夜の街で出会った矢倉と春瀬。
矢倉は自分の新作の被写体として、その反抗的な目に惹…

1

穢れた純愛 小説

華藤えれな  小山宗祐 

ムカつく受け

久しぶりにこんな駄作を読んだ、時間を返してくれuIIv
受けのどこが愛される要素があるのが、全く分かりません(-_-#)狡くて、弱くて、ナルシスト。罪の意識に苦しまれたって、彼全然自分の罪をわかってないじゃん、汚点としか思ってないじゃないの(-"-;)自分ばっかり不幸で、周りに甘えてるだけ。
こんな受けだから、全然感情移入出来なかった、義父と攻め、あと死んだ子不憫でなりませんp(´⌒`q)セッ...

1

うたかたの愛は、海の彼方へ 小説

華藤えれな  高階佑 

調教というには甘いなぁ・・

調教やSMは苦手なので、なかなか手を出せなかったのですが、表紙に引かれて読んでみました。

ヴェネチアの光景が目の前に広がるかのような文章に、素敵な挿絵。
それだけでも素敵なお話なのですが、せつなさの定番であるすれ違いや身分の差が良かったです。
レオーネ(受)が終始、男気あふれる、それなのに美しくて本当に素敵でした。アンドレア(攻)も最終的に選んだ決断は素敵。

ただ、アンドレアはレオ…

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