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華藤えれな 小椋ムク
Krovopizza
ネタバレ
能登地方を舞台にした、年の差幼馴染の恋物語。 主人公の不憫な境遇など 華藤作品らしいメロドラマ要素もありながら、 攻の受に対する情愛や、愛犬ダイスケとのエピソード等がそうしたドロドロした部分を払拭し、全体としては大変優しい、読んでいて心が温かくなる作品でした。 父親の顔を知らず、男好きの母親にも邪険にされる朝加(受)。 旅館で仲居の息子として働く彼の心の支えは 旅館の息子で、 …
茶鬼
互いを想う健気な気持ち。 相手を守りたいと強く想うばかりにすれ違ってしまう二人。 代議士と地元の私設秘書。生い立ちを含めた身分差もある設定に、よくあるよね、と思いながら読み進めて見れば、 そこには作者さんの独自性をやはり見てとる事ができて慨視感は払しょくされ、能登の景色と共に冬の寒さを感じます。 真臣は矢神の地元の私設秘書として嫁のように尽くしているのですが、二年半前矢神が初めて出…
華藤えれな
『裸のマタドール』番外編。 表裏の表紙画像は、 華藤先生が現地で撮影された スペインの風景と闘牛の写真で、見ているだけで楽しい。 話の内容からも、華藤先生は本当に 闘牛を愛していらっしゃるんだろうなーと ひしひし伝わってきます。 また、理央の母親が 理央の仕送り金でタンゴバーの経営を始めたことなど 本編で説明が省かれていた箇所が補完されています。 特に、レジェスの理央へ…
華藤えれな 葛西リカコ
yoshiaki
マタドールシリーズとして「愛のマタドール」が先に発刊されていますが、前作を読んでいなくても読めそうだったので、こちらから読みました。 いやもう、眼からウロコの衝撃でした。 闘牛が、スポットの当て方次第で、こんなにも官能的な雰囲気を醸し出すものだとは。 獣と人間との一対一の死闘。マタドール(正闘牛士)の華麗なコスチューム、牛を刺し貫く剣、牛を仕留めた後の心身の昂ぶり、殺したばかりの牛の血の…
華藤えれな 雪舟薫
snowblack
「スレイヴァーズキス」シリーズのスピンオフ。 本編がヴィクトリアンだとすれば、こちらは和のテイストで雰囲気は全然違う。 そして個人的には本編よりも好き。 元検事の敏腕弁護士・若宮と外資からの移籍組で柊一の教育係だった早瀬が主人公。 雪舟先生のイラストは相変わらず美しい。 この仕事はできる知的なクールビューティ早瀬を、 いきなり口説いたり寒い駄洒落を言ったりしている若宮。 …
華藤えれな 松尾マアタ
雀影
それなりにページ数のあるノベルスですが、結構サクサク読んじゃいました。 ざっくりまとめると、子どもの頃に誘拐されて死にかけていたところを助けてくれた軍隊の男と、成長後再会するお話。 大使の息子の主人公が、外国人部隊の傭兵で今はマフィアになっている男カミーユと、身分というか、社会階級を超えて愛し合うようになるってだけでもドラマチックですが、この作品では更にもうひと段階、主人公がそんなにしてまでカ…
「スレイヴァーズ」シリーズ完結編。 前の巻は、本当にドラマの「待て次回!」そのものの引きで、 プロヴァンスの一夜の後、旅立とうとする冴木を柊一が引き止めたところまで。 さてさてどうなる? だったのですが、定番の展開で直後交通事故に遭い生死の淵をさまよう柊一さま。 彼の側を離れられない冴木は、ロンドンでの社運をかけた会議に出られず 会社は危機的な局面を迎える…… 一方なんとか一命を…
華藤えれな 梨とりこ
ロイス
アラブの王子:イドリス×護衛:惺です。 この方の作品は初読みでアラブものも初だったりします。 アラブものって、もっと俺さまな攻めが受けを翻弄させるみたいな 話と思っていたんですが、そうでもない?? と思いきや、作者さん自体アラブものが初だったみたいで と言っても私も王道アラブがどういうのか詳しくありませんが・・・。 アラブものが初というのもありますが、特にここが萌えた!というのもな…
POPEYEのテーマ曲の替え歌で♪ ……というふざけた感想で申し訳ない。 超シリアスな一辺もコミカルさがない物語だと思うのですが、 設定の荒唐無稽さにどん引きしてしまいまして、 でも、二作目になるとこれは笑ってそこに乗っかるべき?と 大分気持ちが切り替わってきました。 だって、個人商店ならばいざしらず、従業員6千人のM商事M物産規模の会社で 春から夏までの数ヶ月に、劇的に業績…
人気シリーズ。 雪舟さんの麗しいイラストと主従関係というキーワードに これはきっと好みに違いない♪と思って読み始めてみましたが…… ある冬の日、孤児となった15歳の冴木は母の勤め先だった社長邸に引き取られて来る。 そこには同じ歳の美貌の長男柊一がいた。 その後常に比較されながら育った二人…… 大学も卒業し友に柊一の父の会社への入社が決まっていたが、 その父の急逝後、社長に就任した…