桃子すいかさんのレビュー一覧

保健室の先生と数学の先生のとある秘密 コミック

桃子すいか 

表情にときめきます

校内で顔を合わせる度に言い合いになってしまう、
保健室の先生・花園と数学教師の市井。
ヤンキー校と言われるこの中学の言い伝えは
“満月の夜屋上で願い事をすると叶う”こと。
嵐の夜、タイマン勝負を止めようとすると
花園と市井が「入れ替わってる~!?」←


正直、入れ替わりものはお腹いっぱい…という感じでしたが
気の合わない二人の生活がなんだか楽しそうでしたし
それまでは分かり合…

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保健室の先生と数学の先生のとある秘密 コミック

桃子すいか 

「苗字呼び」に感動がある一冊。

特定の日に屋上で願い事をすると叶うという伝説を持つ、ヤンキー校に勤める先生同士の天敵入れ替わりファンタジーBL。

数学教師の市井は、なぜか自分を名前でしか呼ばない養護教諭の花園が苦手。いつも喧嘩ばかりしている2人は、職場の公認「ハブとマングース」=天敵ですが、雷の日に、屋上でタイマンを張る生徒たちを止めるために外に出た2人に雷が落ち、2人の体が入れ替わり……!?仕方なく、2人は入れ替わりがバ…

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保健室の先生と数学の先生のとある秘密 コミック

桃子すいか 

後半で怒濤のBL展開

結構な後半までBLなのかな?と言うか、ノンケ同士?と思いながら読んでいました。
保健室の花園先生と数学の市井先生が雷で入れ替わるファンタジーものなのですが最初の方は犬猿の仲と言う感じでストーリーが進んでいきます。入れ替わって一ヶ月ほどでお互いの知らなかった顔が見えてきて、数学の市井先生のお父さんが高校時代に花園が憧れていた恩師だったり、花園のおばあちゃんが倒れてからの展開で段々とBLっぽい雰囲気…

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five senses コミック

桃子すいか 

遺灰からダイヤモンド、なりたい

初読みの作家さんです。五感をテーマにした短編集なのですが半分くらいは美術講師の先生と美大生しろの話です。
でも、この二人の話が一番好きでした。ゆっくりと流れるデッサンの時間にだんだんと見られて興奮してくるしろ。自分は人の顔が描けないと言いつつ、こっそりと先生の顔を描いていたんですね。しろは徐々に自分の気持ちに気づいているのに先生はしろと連絡がとれなくなるまで自分の気持ちに気づかない鈍感さ。パトロ…

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five senses コミック

桃子すいか 

5つの官能は全て感応する。

桃子すいかさん、初めて読ませていただきました。
とっても瑞々しいお名前ですねww

絵柄の印象は柔らかいなという感じだったのですが
お話はほのぼのとしているだけでは無く
せつなさ満載です!
心情の変化に無理矢理さも無いので
すんなりストーリーに入っていけます。

「鉛筆とダイヤモンド」(視覚・触覚)
最初は純粋に“描きたい”と思ってモデルを頼んだ美大講師と、
見た目ばかり褒め…

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five senses コミック

桃子すいか 

擦られて絵になりたい...

桃子さんの振り幅の広さに感嘆としました

前作の「雨だれの頃」で大好きになり作家買いでした
ひりひりするような真っ直ぐで不純物のない友情から
恋に変わる前作の物語から一変した今作

五感を使って表現される世界観
エロティシズムと純粋な想いが混沌とするモノローグが秀逸でした

表紙からも五感を感じ取れる多彩で淡い色使いが素敵です

表題作は、美術講師とその学校の生徒の話でした

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雨だれの頃 コミック

桃子すいか 

感想を述べる文才がなくて表現しきれないけれど。

読後のこの不思議な感じをどう説明したらいいのか分かりません。

この作家さんは、とにかく読み手を惹きこませるのが上手いと思いました。
始まりの言葉から独特で、イラストもほんわかしてるというか馴染みのある感じというか‥決して現代風の絵ではないのですが、1コマ1コマに魅入ってしまうほど、イラストだけでも惹き込まれる感じでした。
言葉がなくても目だけで伝わる気持ちや
口の動きで言いたかった言葉…

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雨だれの頃 コミック

桃子すいか 

雨が止んだ先には青空がある

14歳。中学3年生。
自転車で行ける範囲だけがすべての狭い世界の中で、色んな悩みを抱えながらも一生懸命生きていた“あのころ”が、主人公の回顧録という形で描かれています。
奇しくもおげれつたなかさんの「エスケープジャーニー」を読んだ数日後にこちらの作品を購入して似通ったお話を立て続けに読むことになったのですが、またこれ系かと思うこともなくやはり迷わず「神」の1冊。
この手のお話に惹かれるのは作…

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雨だれの頃 コミック

桃子すいか 

あのころ、ぼくらは

中学生の頃、友人との別れ際
当たり前のように「バイバイ」という言葉を使っていました。
今も、当時の友人と会って別れる際にそう言うけれど、
それが昔と比べてどれだけ不確かなものになったか
大人になった今、ひしひしと実感しています。
”バイバイ”は、本当のさよならになるかも知れないし
”またね”は、一生来ないかも知れない。
それでも、”また会える明日”をまっすぐに信じていた時があったこと…

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雨だれの頃 コミック

桃子すいか 

おまえがすきだ

表紙の絵で買う事を躊躇している人がいるのなら
迷ってる時間がもったいないです。
絶対今すぐ買ったほうがいいですよ。
行きつけの本屋の棚に並べてあるうちに自分の本にしておかないと後悔しちゃいますよ。
それほどまでにこのコミックを迷っている人におすすめするのは、内容がすごく洗礼されてて美しかったから。
登場人物がぷにぷにしたとても可愛い子どもであるけれど
進路で悩んで、急激に変化する身体の…

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