花川戸菖蒲さんのレビュー一覧

年上マスターを落とすためのいくつかのマナー 小説

花川戸菖蒲  山田シロ 

シリアスでおとぼけ感もある話

前半はかなり暗めの展開があり、受けである待鳥の今日をただ1日生きているだけの
覇気のない暮らしが、待鳥の過去の結婚と離婚が彼を重苦しくさせている原因で
その日暮らしをしていた待鳥を探して自分の経営する店のマスターに人手がいないと
嘘だと解る理由を付けてまで保護したのが学生時代からの親しい先輩で既に身内がいない
待鳥にとっては家族同然の先輩。

この先輩が相手役かと思ったら、なんと雇われ…

1

年上マスターを落とすためのいくつかのマナー 小説

花川戸菖蒲  山田シロ 

おじさんはトランクス派でした

ラヴァースの高岡ミズミ作品も35でおじさん設定だったが、この作品も35でおじさん。
いや、35じゃぁおじさんじゃないから!!!
どんなにもっさかろうが、超絶美形だろうが、やっぱり40超えてないとだめだとおもうよ。
でも、この作品については自分を「おじさん」と呼ぶ理由があったのです。
この作家さん実のところ好みでない作家さんだが、山田シロさんが好きなのと「オジサン」に惹かれて購入の本です。

5

視線の刻印~恋に堕とされて~ 小説

花川戸菖蒲  みずかねりょう 

いけない。犬に使う魔法の言葉

ゲイで自称タチながらもいつも相手に迫られるように関係を持ってきた巡。
精神的にはいつもしっかり無自覚の受け身だったりするのですが、
自社の食堂で研究職員に一目ぼれして、姿を一目見れるだけで幸せだと思える、
筋金入りの草食系のタチなのです。
それでも入社4年目で2年連続で営業トップ、同じ年代の社員よりはかなり高給取り。

そしてそんな巡に一目惚れされる樫原は一見大人しくて優しげなクール美…

5

視線の刻印~恋に堕とされて~ 小説

花川戸菖蒲  みずかねりょう 

無自覚Mをじっくり開発

タチ同士とはいえ、「攻×攻」を連想させるような攻防戦はなく、
強引でドSで、しかし優しいバリタチ攻めが、後ろ未経験の受けに辛抱強く奉仕し、
少しずつ身も心も開発していく…という話。

最後まで…は終盤の絡みまでおあずけですが、
攻めが受けをベッタベタに甘やかす関係は美味しいし、
イチャチャだけでなく仕事描写も多く、同僚や顧客との関わりが見えるところが好感触でした♪


主人公のエ…

5

ずっと、愛してた嘘 小説

花川戸菖蒲  皇ソラ 

一冊で二度おいしい……?

 嵯峨悠人は、小さい頃に少しぽっちゃりしていたため、「ブタ」と呼ばれ言いように扱われ、不登校になってしまった過去がある。
 それから数年、大学に入り、見違えるような王子様のような美形に成長した悠人は、モテモテで、自分の過去とはまるっきり違う状況になっていた。
 けれど、悠人は自分の不登校が原因で離婚した母を少しでも助けるために、バイトをすることに一生懸命で、あまり他の人間と真剣に付き合うつもり…

4

竜神の花嫁は蜜戯の褥で乱されて 小説

花川戸菖蒲  山田シロ 

これは・・・すみません。

シリーズの2作目なのですが・・・これは、ホントすみませんって感想です。
中立以前のお話で、個人的には受け付けない系統に出会ってしまったと言う感じ。
神様と人との恋は、設定的にファンタジーが好きな私はOK。
神様のそのものの存在が、人間界とは違う次元&決まりがあるのもOK。
ただ何がダメかと言えば、、神様は人間の事を考えていないと言う設定が強く出ている気がして夢あるファンタジーが好きな私には…

3

ビスクドール・エタニティ 小説

花川戸菖蒲  水貴はすの 

お、奥さん、、(ハァハァ)

シリーズ未読です。

どうやらシリーズものらしいこの作品、
今回は、秘密のラブラブ新婚生活に、ダンナのうっかり一言で、会社の同期の友人達が家に押しかけることになってしまって、、、。

こんな出来過ぎた嫁、女じゃ、ありえねぇよ。

男として、男の姿のままで、男の人のお嫁さんになりたい夏樹。
完璧すぎるほど完璧な、理想のお嫁さんを目指している。
好きなのは、夏樹だから好き、それ以上の…

1

明日、恋する祈り 小説

花川戸菖蒲  みずかねりょう 

タイトルの意味。

爽やかに腹黒で計算高い攻と外見は完璧、麗しな王子様なのにちょっぴり引きこもりでコミュニケーション能力が低めな青年のお話です。

ほぼ10歳という年齢差にも萌えましたし、受の現実世界ではおどおど君なのに妄想世界ではどこまで妄想が発展するの?と饒舌な部分にも笑いました。
何よりも、受が攻に良いようにころころと転がされ餌付けされ、懐いてあっという間にメロメロになるのも楽しく可笑しかった。
初めは…

4

侘びとエロスのお稽古 小説

花川戸菖蒲  夏水りつ 

カワイイじゃないか

ずるいなぁ

自分はゲイだと自覚はあるけど、自分に自信のない23歳童貞リーマンくんが、
趣味でも持ったら、少しは自分に自信が持てるんじゃなかろうかと思ってカルチャースクールにお茶を習いに行ったら
そこにいたのは、とっても素敵な男の先生で

若いって言うことは、無謀と素直がイコールで、
自分が先生を押し倒す無謀な妄想に励みつつ、
素直に真面目にお茶のお稽古に励んでいたら、
いつの間…

3

侘びとエロスのお稽古 小説

花川戸菖蒲  夏水りつ 

かわいいお嫁さん!

 宮瀬聡維は、容姿普通。そこそこの会社に勤め、女性からは「かわいい」と表現されてしまいあまりもてない23歳。
 聡維は以前から、男性にしか恋愛感情を持てない自分を知っていて、ハッテン場の情報だとか、出会い系サイトの情報だとか、たくさん知ってはいるものの、モテない自分がそんなところに行ったところで、出会いなんてないのでは……? という不安から、未だ足を踏み入れたことがない。
 そのおかげで、23…

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