禾田みちるさんのレビュー一覧

幻惑の鼓動(19) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

やっぱり中途半端な弟…

19巻はかつて親友だった神生葉月と、天野淳(晃一の弟)の話です。

淳は兄・晃一への執着と依存心が強いブラコン。
晃一にとって、神霊が宿ってる一臣と葉月は特別な存在で、淳はその輪の中に入っていけないことが悔しい。
でも葉月に憑いている神霊タルパは、元は”呀雷”=蓮のものだから、蓮の器になるはずだった淳は正当な後継者でもあり、子供のワガママのように葉月の額の霊玉を欲しがる。
ただ神霊が憑く…

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幻惑の鼓動(18) コミック

禾田みちる  吉原理恵子 

物語はガラリと変わります。

17巻で最終決戦の決着がつき、物語は新しいステージに入ります。

晃一には、淳という重症ブラコンな弟がいます。
もし蓮の結界と四家が健在だったら、葉月が神生家当主に選ばれ、淳は蓮の器になっていたかもしれない。ハグレ天野家ながら、四家にとって、淳は重要な存在でしたが、結界絡みに大きく関わることもなく、物語的には中途半端な立ち位置。
でも蓮が消える前に意識の一部に憑りつかれたことをキッカケに、…

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幻惑の鼓動(17) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

最終決戦と宿業へのケジメ。

いよいよ蓮との最終決戦!現世で背負った宿業を果たす時です。
一臣と晃一は二人だけで蓮の結界へと乗り込み、因縁を断ち切るべき人が断ち切った、結末に相応しい終わり方。
一臣と”刀邪”は記憶や想いを共有する同一人物のように重なるけれど、晃一は”羅鬼”の記憶はあっても想いに引きずられることはないので別人のように感じてきました。そしてこの決戦で”羅鬼”も心残りを晴らして消えていく…
意外とアッサリ片付…

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幻惑の鼓動(16) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

いざ最終決戦へ!

塔谷が抑えていた蓮の結界が破られ、一臣が結界を張りなおすものの、晃一の霊視によって5日しか持たないことがわかり、蓮との最終決戦がすぐそこまで迫ってきてます。
晃一が霊視の際に見たものは、剣が突き刺さったままの”羅鬼”、自分の前世の遺体です。

天野、塔谷、神生、氷見の四家が代々守ってきた蓮とは…
神魔将最後の戦いで、長の”羅鬼”が魔に憑かれ、伴侶である”呀雷”に自分ごと消すことを命じる…

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幻惑の鼓動(15) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

この世に三人だけの複雑な想い…

14巻でカラダも恋人同士となった一臣と晃一、その後です。
はじめて顔を合わせる二人は顔を赤くして照れていて、高校生らしい初々しさがあってかわいい♪
そして二人はオーラが変化し、葉月にセックスしたことがバレて…

塔谷一臣…神魔将”刀邪”の生まれ変わり、神霊ミスラの誓約者
天野晃一…神魔将の長”羅鬼”の生まれ変わり、神霊ルーシェの誓約者
神生葉月…生まれ変わりではないが、神魔将”呀雷”の…

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幻惑の鼓動(14) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

『幻惑の鼓動』の歴史に刻まれる巻!

『幻惑の鼓動』の歴史に刻まれる巻です!
一臣と晃一がついに…なんです。

結界絡みでは、塔谷に抑えつけられ身動きが取れない蓮が、神生家後見人・岡島に憑りつき、葉月の額にある霊玉(神霊タルパ)を取り戻そうとする。葉月は圧倒的な力で抑えつけられ、霊玉をもぎ取られそうなところを一臣と晃一に救われる。
葉月は蓮の贄となった後、神霊タルパを取り込んで黄泉がえりしてきたのですが、その理由や過程は描かれ…

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幻惑の鼓動(13) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

嵐の前の静かな甘さ。

13巻は、生死を彷徨った一臣が完全復活し、葉月の暴走を晃一が収める一幕があったものの、一臣と晃一に禍が降りかかることはなく、嵐の前の静けさという感じです。

前巻で熱にうかされながら晃一へ想いを告白した一臣。晃一は熱のせいで覚えていないと思っていたけれど、一臣はちゃーんと覚えていました♪
「お前が初恋なのかもしれない」と言って晃一から一臣にキスをする、それが一臣にはすごく幸せそうで…そりゃ前…

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幻惑の鼓動(12) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

心が震える展開!

12巻はやっとBL的な展開に!
というか、魂すべてが求めてる想いを「恋愛」という一言で括っていいのか?迷ってしまうほどの深い想いに心が震えます。

塔谷一臣…神魔将”刀邪”の生まれ変わり、神霊ミスラの誓約者
天野晃一…神魔将の長”羅鬼”の生まれ変わり、神霊ルーシェの誓約者
神生葉月…生まれ変わりではないが、神魔将”呀雷”の神霊タルパの誓約者
【神魔将時代】”呀雷”と”羅鬼”が伴侶、”刀…

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幻惑の鼓動(11) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

美しき神魔将の世界。

現世では過去のしがらみにケリをつけるべく、一臣と晃一が動きます。
継ぐべき者に継がれ御神体を失くした天野家と塔谷家、氷見家は極秘資料を一臣に焼かれ、神生家にいたっては直系の兄・弟どちらもが忌みを背負った存在で、四家は形骸化、存在意義がなくなっていきます。

そして11巻では一臣の前世”刀邪”について語られます。
イスラム風な建築物、中華風な衣装、シルクロード王宮のような華やかな世界にいるの…

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幻惑の鼓動(10) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

はじめてのBL的展開なのに…

晃一と一臣の神魔将だった前世が明らかになります。
晃一は天野家の御神体を取り込み神魔将の美しき長だった”羅鬼”に、一臣も塔谷家の御神体を取り込み剛の神魔将”刀邪(トーヤ)”として覚醒します。

その覚醒には神霊との誓約も伴いますが、神魔将の生まれ変わりではないのに、贄から黄泉がえりして、”羅鬼”の伴侶だった”呀雷”の神霊だけが宿っているのが葉月です。

神生家は、蓮の結界が危うくなる度に…

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