火崎勇さんのレビュー一覧

秘書喫茶 ―レイジータイム― 小説

火崎勇  いさき李果 

一途な恋

毎度のことながら、火崎先生の作品には泣かされてばかりです。。。
今回は、第三者の策略から誤解が生まれ、離れ離れになってしまう2人。
受けの冬海の視点で話が進んでいくのですが、攻めの真宮司と出逢った時から惹かれていき、気付いた時にはもう恋に落ちていた、という流れ。
しかし、両思いになった矢先に誤解した真宮司から別れを言い渡され、信じていただけに何も言えずにそのまま姿を消す冬海。
ショックで泣…

1

罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

主人公CPより脇役に惚れる…脇役スキー必見!

ヤクザの双璧が護った大切なものは…。

母子家庭に育った景一(受)は事故で母を失い、その葬儀でヤクザである父親の存在を知り引き取られることに。

迎えにきた波瀬(攻)と大滝に面倒を見てもらいながら過ごすうちに無骨な中に優しさを漂わせる波瀬に惹かれる景一。

憎からず想っているような素振りの波瀬は保護者のように温く接しても熱い気持ちでは近づいてくれません。

景一は孤独で身につけた賢さから現状を壊す…

4

龍と焔 小説

火崎勇  いさき李果 

なんと激しいツンデレ受け様

シリアス復讐ものだと思って読めばなんと一途な可愛いツンデレさんがラストで出てくる。
ヤクザ社会が舞台だけど、ヤクザの抗争的なものではなく、妾腹の受け様が次期組長を
巡るトラブルに意思とは無関係に巻き込まれ、その片棒を攻め様が苦渋で受入れ、
被害者と加害者の二人が後の再会で若き組長とその下部組織、博徒系列で小さな組の
若頭として再びめぐり合うが、それは組長である受け様の復讐の始まりに否応なく…

6

龍と焔 小説

火崎勇  いさき李果 

復讐と欲望と憐憫と愛

攻めの一人称で進む、いつもの火崎さんらしい作品。
ヤクザが主人公で任侠の世界が舞台ですが、比較的軽く穏やかな組ですので、展開もシンプルに主人公達の関係性に絞って進んでいくので非常に読みやすいです。
好きや嫌いや好みの差や展開のパターン化はあるものの、いつもそこそこの一定水準を保つこの作家さんはすごいなーと思うのですよ。

博徒が発祥の家族的な白竜組の若頭・森谷は、その庇護下に入った上部団体…

5

罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

罪を侵しても守りたい

ヤクザとヤクザの息子との罪深い愛の行くへを描いた作品で、受け様は母子家庭で
父親の存在自体何も知らされないままに、生きてきたが、母親が事故で急死してしまい、
高校に入ったばかりの受け様は天涯孤独になってしまう。
そして母親の葬儀の日に受け様の実父からの迎えだと若い男二人がやってくる。

一人はロン毛茶髪の軽そうな男、もう一人は生真面目で堅物そうな攻め様。
そこで受け様は自分がヤクザの組…

6

アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

大人の思春期恋愛

 グラフィックデザイナーの宮本は美人で俺様。
 見た目もよく、才能にも溢れた宮本は、向かうところ敵なしで、順風満帆の人生を送っていた。
 そんな宮本が、現在、とても気にしている相手がいる。
 それは、行きつけのカフェで感じる視線。
 しかもそれは宮本を見ている訳ではなく、宮本が今、一番かわいがっている後輩に向けられているのだった。
 その視線を放つ先は、このカフェのオーナーシェフ・関東。…

2

アナタのくれる簡単な答え 小説

火崎勇  竹中せい 

弁当持っていくバイト

大学生の桑原は、昔から友達だと思っていた男にばかり告白される事が嫌だった。
ある日隣に越してきたウェブデザイナーの阿部に食事を持っていくバイトをする事になった。
阿倍の仕事に興味があり、一緒にいる時間が増えるうちに友達から告白される悩みを打ち明けるようになるが、
「好きだ」と言われ犯される。
阿部だけは他の友人と違うと思っていた桑原はショックを受け…

設定は好きです。
ただ、主人公…

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甘くなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

中盤~から終盤にかけての流れが好き

この作家さんの本を読むのは初めてでした。

受け:W.Wスポーツの営業・外川
攻め:取引先の社長・城

外川は勤め先のスポーツメーカーで営業へと移動になった。
前の部署にいる時、電話でよく口論になった取引先の「城」という男。
天敵とも言えるその男に担当として直接会うことになってしまう。
泥酔した外川は城に連れて行かれたホテルで強姦されてしまう。
「取引だろう?お前が望んだことじゃ…

4

寒い夜だから ただ一人の男5番外編ペーパー グッズ

か、可愛いvv

尾崎の拗ね方が可愛いvv

大人の余裕(プライベートでは崩れる面も多そうだけど)を
かましてる尾崎もたまには拗ねる(笑)

だけど可愛いもんですよね。
寒いから好きな人の為に温かい料理を準備し一緒に食べる。
でもそれが実現しなかっただけ…(^^;)
普段からの時間のすれ違いが裏目に出たね。

でもそれに気付き尾崎の元へ忍んでいく如月に成長見た感じです。
今までの如月なら「しょ…

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ただ一人の男(5) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

いい従弟に、いい友人。

今回は前半を付録で読んでいたのでサラッと終了。
如月のことが好きなのかなぁ(そういう意味で)とも思いましたが
最終的には、いい従弟で終了。
でも尾崎のみえみえ行動に苦笑
恋する男はどんなにいい男でもバカなのね(笑)
そのギャップがいいのだけれども。


そして後半
尾崎の友人が不意に登場。
出てきて最初は「過去に尾崎と体の関係とかはなさそうだなぁ」と
一人、挿絵を見て納得(^…

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