火崎勇さんのレビュー一覧

理不尽な恋人 理不尽な求愛者(2) 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

発酵期間じっくりな二人のその後

出会ってから数か月後の二人で、お互いの仕事を尊重する約束の為、甘い時間がなかなか取れない様子。
前作以上に増した一色教授の清白に対する溺愛っぷりと、教授の事を好きなのに妙に身構えてしまう清白の様子をニヤニヤしながら読み進めた。

今回、清白が捜査に関わった資産家一家の連続殺人事件のほうはミステリ小説を読み慣れている人ならわりと簡単に目星がつくかも知れない。

一色が清白に対してアドバイス…

2

一秒でも世界は変わる 小説

火崎勇  高群保 

好きな子を苛めたがる子供と恋愛初心者の恋物語

登場人物が好きになれないとストーリーは面白くても萌は生まれませんね。

山下は、先輩社員の無花果(ムカカ、ではなくイチジクと読む)が大嫌い。
だらしなくていい加減、適当に手抜きなのになぜかいつもコンペで仕事をとる”ズル”をしているに違いないと思っている。
なのに、何かとからかったり嫌がらせをしてくるからますます反発してしまう。
でも、嫌いと言いながら無視できない…という時点ですでに特別な…

1

魔法使いのその前に 小説

火崎勇  乃一ミクロ 

魔法使い!

魔法使い!と聞いてw
これはあれだよね~30歳になったら・・・ってやつですよね~と
ニヤニヤしてしまいながら購入(;´Д`)

あらすじにもあるように童貞の受け様で
お隣さん(違う女性が出入りしている)のイケメンの事が気になっています

知合いになりたくて、受け様が攻め様をご飯へ招待します
少し親しくなったところで、受け様が風邪をひいてしまい
意識がもうろうとする中、攻め様からキ…

1

理不尽な求愛者 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

そのシンプルな会話のやり取りに焦らされた

全体があっさりしていて攻め受けのキャラクターも特にアクが強いって訳じゃないのに個人的な好みに嵌った一冊。

大学内で起こった殺人事件を追う形で話は進行していくけれど、調査の進捗状況に絡めて大学教授の一色が新米刑事の清白を上手く解決の糸口へ誘導していくのが上手い。

最初に事件の聞き込みに来た清白に一色教授が一目惚れした訳だけど、『教授、なかなか見る目があるじゃん』って感心しちゃった。
最…

1

最後に好きと言ってやる 小説

火崎勇  街子マドカ 

受けの考え方を見習いたい

全編攻め視点。
小林くんが作る料理が美味しそう。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。
鳴海はトマトのサラダが気に入ったみたいだけど、私はカリカリのしらすトーストに心惹かれました!

鳴海の前のマネージャーと小林くんの会話面白かった。
ってかどんだけ非常識なのよ、元マネージャー。
予定を伝えないとか何のためのマネージャー?
仕事してないじゃん、そりゃ鳴海も怒るよ。
鳴海の仕事…

1

花喰いの獣 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

夢精から始まる…

「ただ一人の男」スピンオフ。

見かけや中身、元ヤクザの舎弟頭だけあって結構男気!!な篠塚ですが
ある1人の人物に対してだけはヘタレを出しまくってる可愛い男。
なんてったって初っ端から夢精で始まる物語なのですから…(^^;)

何もなければ知り合うことっもなかった2人。
如月を通して知り合いにはなるも1歩引いて接してる。
なのに彼は自分の中に入り込んできて…

多和田に惚れてる…

2

最後に好きと言ってやる 小説

火崎勇  街子マドカ 

俺様モデル×健気に見えるけど実は強気な戦う猫

「好きと言ってやる」とは何とも俺様で強気な発言。

鳴海は親が嫌いで家を出たいがために高校在学中にスカウトされたのをきっかけにモデルになった。
独立と収入を得る目的が果たせたのでモデルに対しては気合もなく適当にこなしていても、トップモデルとしてそこそこやっていければいいと思っている。
使えないマネージャを何人もクビにしている。

そこで登場したのが休職中の童顔の青年 清流。
鳴海のフ…

1

ボディ・ダブル 小説

火崎勇  暮越咲耶 

マフィアのヒットマン風謎の人×純情大学生

偶然出会った普通じゃない雰囲気のセレブでカッコいい年上の男性に、仄かな憧れを抱き正体がわからいながらもどんどん好きになってしまう。

まじめに働いている様子がなくあやしげな交友関係にもしや、マフィアのニットマンかとまで妄想力たくましいマサージ師見習いの大学生。

正体がわかればなーんだという感じで、どうしてここまで恋人にまで秘密にして思わせぶりな態度とあやしい言動なのか不思議です。

0

舌先の魔法 小説

火崎勇  湖水きよ 

チョコはなぜ甘いのか。

エロは少なめです。
しかしそれを上回って惹きつけられるものがありました。
ストーリーとしてしっかりしている上に、チョコの知識がつきました。
菓子の専門用語も多々出てくるのですが、永人が説明してくれているので大丈夫。


自分にも、作るショコラにも自信満々な永人。
甘いを拒否するライター、楓。
楓がなぜ、「甘い匂い」を拒否するのか。
楓の過去のトラウマや、プレイボーイとして通る永人…

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見つめ合って恋を語れ 小説

火崎勇  砂河深紅 

保守的なアラサー

だと思いました。

痛みを知っているからなかなか自身の気持ちを出せない…
そして攻めよりも年上であることから傷つくことをとっても怖がってしまう
愛したいし愛されたいのに、あぁとってもとってももどかしい!!!
でも本当の受けはとってもロマンチストで甘々になりたいと思っている。
素直になれない不器用な大人を胸のキュン痛とともに書かれていて、もどかしさを感じつつも物語にぐいぐい引き込まれまし…

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