火崎勇さんのレビュー一覧

メガネと運び屋 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

攻×攻のほのぼのご近所サスペンス

攻めの一人称「俺」で進行する物語。
表紙のメガネの方が受けです。

東京の繁華街で運び屋をやっている赤目(攻め)は
近所の不動産屋・祠堂(しどう・受け)が気になる。

ある日、ゲイバーで偶然祠堂と出会い
彼がゲイ(ただしタチで初物食い)だと判明。
メガネを外すと意外と美人で
幽霊が怖いという可愛い一面も持つ祠堂を
熱心に口説き始めるが…。


男前×男前で、二人とも大人な…

5

哀しい獣 小説

火崎勇  佐々木久美子 

ただ、亮を守っていただけ。

10歳の時、山津波で両親と祖父母を亡くした亮。
事故の後、迎えに来る親族はいなかった。

亮には、目の前で、両親や家が土に埋まっていくのを見てしまった トラウマがある。誰かを失う恐怖が、兄に対する強い依存心を作り上げたのだろう。

親しい友人もつくらず、兄がどんな仕事をしてるか疑問を持たず
禁忌の関係となっても、依存を続けていた。
亮が21歳。働くレストランチェーンで柴田に出会うまで…

6

見つめ合って恋を語れ 小説

火崎勇  砂河深紅 

切実。。。

【背中で恋を語るな】のスピンオフらしいですが、こちらの作品未読です。
それでも楽しめました。
三十路で美人なギャルソンの宮崎。
行きつけのバーのマスターの甥・立川の無神経な発言へのお仕置き。
その行動からは想像できないのですが、宮崎にはトラウマがあって、素直になれずとても不器用。。。
彼の苦悩や立川への思いが切実に伝わって、気づいたら読了していました。エロはあまりないですが、この作品には…

4

愚か者の恋 小説

火崎勇  有馬かつみ 

もっと素直になれば……

 実母に捨てられ、名門旧家の父方に引き取られることになった美久。
 けれど当然、美久の存在が歓迎されることもなく、そんな美久を救ってくれたのが、義兄の真意。
 名門の家の次期当主の座にありながら、真意は自分が一人暮らしをする部屋で美久と一緒に生活をしてくれるというのだった。
 それ以来、美久と真意の二人暮らしは始まり、次第に美久は真意のことを恋愛対象として意識し始める。
 ところがそんな時…

2

十の願い 小説

火崎勇  三池ろむこ 

さらに願いを叶えて幸せになるといい!!

乃坂の孤独感とか養母を亡くした時の気持ちとか少しわかるところあってもう(´;ω;`)ブワッてなった。
ひとりでいたくない
ひとりがこわい
ひとりのほうが気楽とか思うのはまわりと繋がっているからだろうし、家族がいないわけではないからだよね。
彼と同じ状況を想像するとホントにこわい。
乃坂はさらに願いを叶えて幸せになるといい!!

火崎勇さんのこのタイプの話はたいへん大好きです(*´ω…

0

Easyな微熱 小説

火崎勇  金ひかる 

なんなんだ、これは・・・?

というのが、読後の正直な感想でした。

う~ん、あれこれ設定というかネタはてんこ盛りなんですけど、どれもがピンと来ないんです。
キャラクターも、いかにも意味ありげな『色づけ』だけ、という感じ。

『淡々として静かなイメージ』というよりも『浅くて上っ面だけ撫でてる感じ』と思えてしまったんですよ。

そもそもこれは恋愛なんだろうか?という『BL(ラブストーリー)』としては根本的な疑問を…

0

ステイ・ノート~のこり香~ 小説

火崎勇  佐々木久美子 

思いこんだら、

火事で記憶の一部を失った村瀬。
その失った記憶の中には、確かに誰かがいて、その誰かと愛し合った日々もあるようなのだが、それが誰なのかがどうして思い出せない。
思い出せないのは、その相手が、、、。

前半「ステイ・ノート」は村瀬が火事のあと、なぜ記憶を失い、記憶と共に何を取り戻したのかのお話。
後半「キャッチ・ノート」は、記憶を取り戻し、新に二人の関係を結び直したた村瀬が、曾我の迂闊さのせ…

1

裏切る唇 小説

火崎勇  角田緑 

ツンデレと天の邪鬼は

片想いをこじらせてすっかり天の邪鬼になってしまったけど、それってホントの気持ちがばれたら超かわいいだけのツンデレじゃね?っていうお話。

大学に入って間もない頃、最初のクラス分けで出会った益岡にときめきを感じた滝。
しかし、男同士と言うこともあって、それが一目惚れとは分からず、と言うか、認められず、でも、益岡の事が気になって、、
そんなある日、滝のサークルの部室の外を偶然、益岡が休憩所にす…

0

すべて愛になる日まで 小説

火崎勇  あさとえいり 

このあらすじはないと思った・・・

念のため、↑レビュータイトルの『あらすじ』は本の裏に載せられてるものです(こちらのサイトのあらすじとは全っ然違います)。

とにかく、本文の半ば過ぎてようやく出て来る事実(とそこから生じるアレコレ)を書くのはどういうつもりなんだと訊きたくなりました。アレはもうすでに『あらすじ』じゃないと思うんだけど。しかも微妙に的外れな気も・・・(ついでに、受の職業も違ってる)

できれば、裏のあらすじ知…

0

最良にして最後の選択 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

あらぁ

「最悪にして最高の抱擁」1,2と続けて読んで、3冊目にこれを読んだら、
あら、スピンアウト物だったのね。
華原の友人の北里と、華原と張りあっていたはずの高島のお話。
「最悪~」の方も、最初の設定がゴージャスな割に、読んでるこっちがタジタジとするくらいな純愛すれ違いラブでしたが、こっちのカップルというか、高島君は、その更に上を行くお子ちゃまでした。
背伸びして、遊びなれているフリをしていただ…

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