火崎勇さんのレビュー一覧

色憑きの恋 小説

火崎勇  宝井さき 

題名に納得

1冊丸ごと表題作です。
五城(受け)の目線で進んでいきます。

五城は骨董屋の祖父の手伝いをしています。蒔絵の櫛と、櫛と対になっている印籠を入手してから、お鶴と左乃介という恋人同士の夢を見るようになり、五城はその中でお鶴になっていました。お鶴に「印籠を左乃介に渡して」と頼まれますが、左乃介の行方は分かりません。
一年後、五城は引き取りの査定に出かけた先で紅林に会います。ホクロの位置から紅林…

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色憑きの恋 書き下ろしペーパー グッズ

本編のその後

読みやすいA4サイズの片面印刷のペーパーです。

五城の目線のストーリーです。
前世と関係なく恋人同士になった二人。
「メシを作るから一緒に食おう」と誘われて、五城は紅林のマンションに行きます。素敵な食事と軽い会話を楽しんだ後、「次は俺がごちそうしてもらえる、でいいな?」と言われて、料理に自信がないわけじゃない五城は頷きます。しかし紅林が言っていたのはそういう意味でなく…という話です。

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ターン・オーバー・ターン 発売記念書き下ろしペーパー グッズ

可愛いのはどっち?

A4サイズ片面印刷のペーパーです。
夏生の目線で進んでいきます。

千原の欲しがっていた灰皿を購入し、夏生は部屋に招いてプレゼントがあると告げます。ところが千原は夏生自身がプレゼントであり、自分を誘っていると勘違いして…という内容です。オマケで安物だけど、と千原の望むプレゼントを用意する夏生がとっても可愛らしいです。

コミコミ特典の番外編小冊子の話と同様、いつもは「可愛いのは夏生」なん…

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ターン・オーバー・ターン 【コミコミスタジオオリジナル特典番外編小冊子】 グッズ

本編の後日談

10ページのA6サイズの小冊子です。
描き下ろしイラストはありません。書籍の表紙と同じイラストを緑色に加工しているだけなのですが、千原の笑みがやけに男っぽく思えました。

ストーリーは夏生の目線で進んでいきます。

元ライバルだった男前な美人、倉敷に呼び出されたのを機に、夏生は千原について相談をします。自分は手を握られてもドキドキするのに、千原は大人で遠く感じてしまう。自分を選んでくれた…

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ブルーブラッド 小説

火崎勇  佐々木久美子 

攻受反対の日は?!

アラブの話ですが日本が舞台なので馴染みやすい、ブルーシリーズの3冊目。「ブルーダリア」「ブルーデザート」のスピンオフ作品です。

「ブルーデザート」の主役二人マージドと白鳥が出ずっぱりです。「ブルーデザート」の内容は、イウサールの母親が日本嫌いになったという接点しかないのですが、「ブルーデザート」としっかり絡んでいるので、順に読んだ方が理解しやすいです。

1冊丸ごと表題作です。
イウサ…

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ガッシュ文庫10周年記念アニバーサリーBOOK グッズ

とってもライトな番外編集

12作の番外編と、各作品の絵師さんによる1ページ漫画を収録した全サ小冊子。

番外編のほとんどは、5〜7ページと短め(和泉桂さんが9ページ、綺月陣さんが11ページとやや長め)。
全体的にエロ薄で、他愛ない日常を描いた作品が多い印象でした。

■宮緒葵『華は褥に咲き狂う』番外編
戯れに、いつもとは逆の服装をしてみる純皓と光彬。
男装(?)した純皓は凛々しく男前で、
「優しくする……始…

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本能の恋 小説

火崎勇  砂河深紅 

優しい男より激しい男

丸ごと1冊表題作です。
ストーリーを動かしていく三人ともリーマンで仕事上の付き合いになるのですが、仕事ものというより恋愛重視です。もっと働け!と思ったくらい。

綾野辺(受け)の目線で進んでいきます。

同僚の片桐に好きだと告げられた夜、ホテルのトイレで見知らぬ男に強姦されます。後日、その男は仕事の取引相手・御荘(攻め)だと分かります。驚く綾野辺より、片桐が先に席を立ち部屋を出て行きます…

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運命の猫 小説

火崎勇  片岡ケイコ 

面白い出会いだけどちょっと違和感も

1冊丸ごと表題作です。

グラフィックデザイナーである梁瀬(攻め)の前に、「俺、猫だから拾って欲しくて」と不思議なことを言う青年(受け)が現われた。酔いに任せて承諾し、クロと名づけた青年と同居を始めるが、猫のように気まぐれで家事をするわけでもない。何も望まない彼に興味を持ち、惹かれるがまま抱き合うが…。

仕事でトラブルが生じると、クロは姿を消してしまいます。出て行く前のセリフから、梁瀬は…

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大人の恋が騒ぐので 小説

火崎勇  山田シロ 

心配しないでぬるいです

表紙の艶っぽいイラストに、帯「お願い…も…、許して…ぇ」、あらすじの「大人のエッチの世界」で怯えていたのですが、それほどでなかったです。期待された方には拍子抜けでしょうが、SM初心者がんばれといった内容でした。

表題作と続編の中編2作品が収録されています。

「大人の恋が騒ぐので」は、三鈴(受け・M役)は7歳年上の隅(攻め・S役)に勇気を出して好きだと告白するも、3か月放置されます。詰め…

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きっとそれも恋のせい 小説

火崎勇  陸裕千景子 

遊び人攻めを受け入れられるか

1冊丸ごと表題作です。文月(受け)の目線で進んでいきます。

文月は憧れの上司・石橋(攻め)に認められて仕事を一緒にすることになり浮かれますが、石橋が友人・西村の恋人でつい先日手ひどくふったと知り…。

文月は上司という敬愛だけでなく、石橋に恋愛感情も抱いていると自覚し、石橋にも好きだと口説かれるのですが、まだ石橋に未練がある西村を思い、好きだと言い出せません。

文月の思考や言動はも…

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