火崎勇さんのレビュー一覧

コーヒーに映る恋 小説

火崎勇  街子マドカ 

喫茶店VSカフェ

うーん…なんだか惜しい作品でした。コーヒー好きとしてはちょっと残念。

松崎が高波に惚れちゃったことは読者にはかなり早い段階で分かる(というか、あらすじですでに分かる)ので、後はどうやって二人の距離がぐっと縮まるかというのがポイントになると思うのですが、そこで炸裂する松崎の勘違いと暴挙に呆れてしまいました。百年の恋も一気に醒めるというのか…。高波はそんな彼を受け入れる、器の大きい青年ですねぇ。…

1

家政夫はお仕置きする 小説

火崎勇  小禄 

楽しく読めます

2013年発売「家政夫は豹変する」の続編です。
1冊丸ごと表題作です。北角(受け)の目線で進んでいきます。
前作で恋人同士になった二人の前に、北角の友人・恵と、松浦をライバル視する尾形という家政夫が登場します。尾形の狙いは北角かと思えば…という話です。

テンポが良い作品だと思います。
キャラも良いですし、ちょこちょこと面白い展開が入っていて、楽しく読めます。

松浦(攻め)は、優秀…

1

灰色の雨に恋の降る 小説

火崎勇  皇ソラ 

孤独で健気な少年

1冊丸ごと表題作です。
蒼井(受け)の目線で進んでいきます。

蒼井は両親が自殺し、その借金を肩代わりさせられそうになったのを、加藤(攻め)に助けてもらいます。数年後、蒼井がガルソンとして働くカフェ・レストランで加藤と再会しますが、加藤は覚えていないようで…という内容です。

加藤のように、普段はクールなのに、豹変して意地悪なエッチをするタイプって読んでいて楽しいのです。相手である蒼井が…

0

楽天主義者とボディガード 小説

火崎勇  新藤まゆり 

理屈っぽい大人と臆病な子供

1冊丸ごと表題作です。
初美(受け)の視線で進んでいきます。
資産家の伯父が病気で倒れ、過激な親族から守るためにとボディガード(西岡・攻め)をつけられることになります。しかし、初美には24時間監視されると困る理由があり…という話です。

西岡は格好良くて冷静沈着なボディガード。いわゆる「大人」です。
初美は小さいとはいえ会社社長にも関わらず、西岡には「子供」扱いされてしまう世間知らずな部…

1

もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

意地悪して愛情を確めたい俺様攻め!

フェアで安かったので、電子書籍を購入。
初読み作家さんです。

かなり、萌えました!
1冊まるまる1つの話です。

久しぶりに恋愛小説を読んだって感じ。
終始、攻め視点なので、受けに対する恋心というか愛情がダダモレです。
あらすじやレビューの印象から、もっと攻めが酷いヤツかなって思ったのですが、それほどでもありませんでした。
いや、当事者の受けからしたらすごい酷いヤツなんですけど…

9

火曜日はもう待たない 小説

火崎勇  yoco 

萌えれない自分に涙

初読みの作家さまでしたが、yocoさんの表紙に釣られたのと、レビューが高評価ばかりだったので手に取ってみました。

こんな高評価ばかりのなか、ホント申し訳ない…。どうにもこうにもツボに入らなかった。

努力家で、自身の力でいろいろなものをつかみ取ってきたハイスペックの長門(攻め)。
「火曜日の夜だけ会う」というミステリアスで見目美しい加藤(受け)。

日常生活においても、加藤との駆け…

6

火曜日はもう待たない 小説

火崎勇  yoco 

楽しかったー

ページをめくる手が止まらなくて、一気に読んで、
他にも色々と読みたい本があったのに、
翌日また同じくらいの時間をかけてじっくり再読してしまいました。
わたしにとっては、とても珍しいことです。

遊びなれているネット関係の会社社長のゲイ(攻め・表紙右)が、
バーで出会った青年(受け・表紙左)のミステリアスさにハマって…
というオール攻め視点のお話です。

一夜の相手を探しているゲイ…

9

火曜日はもう待たない 小説

火崎勇  yoco 

火曜日、という不思議

発売になってすぐ、このタイトルと表紙絵につられて買いました。
火曜日、というなんとも中途半端な曜日設定がすごく不思議で、そこが面白そうで。
表紙絵では、長門のなんとなく日本人離れしたような容姿が気になって。
火崎勇先生の本、たぶん初読みです。

出来る大人の男長門と、謎の美青年加藤。
まったく接点の無さそうな二人が、火曜日という平日真っ只中の夜。
なんとも変わった名前のバーで偶然知り…

3

色憑きの恋 小説

火崎勇  宝井さき 

題名に納得

1冊丸ごと表題作です。
五城(受け)の目線で進んでいきます。

五城は骨董屋の祖父の手伝いをしています。蒔絵の櫛と、櫛と対になっている印籠を入手してから、お鶴と左乃介という恋人同士の夢を見るようになり、五城はその中でお鶴になっていました。お鶴に「印籠を左乃介に渡して」と頼まれますが、左乃介の行方は分かりません。
一年後、五城は引き取りの査定に出かけた先で紅林に会います。ホクロの位置から紅林…

0

色憑きの恋 書き下ろしペーパー グッズ

本編のその後

読みやすいA4サイズの片面印刷のペーパーです。

五城の目線のストーリーです。
前世と関係なく恋人同士になった二人。
「メシを作るから一緒に食おう」と誘われて、五城は紅林のマンションに行きます。素敵な食事と軽い会話を楽しんだ後、「次は俺がごちそうしてもらえる、でいいな?」と言われて、料理に自信がないわけじゃない五城は頷きます。しかし紅林が言っていたのはそういう意味でなく…という話です。

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