火崎勇さんのレビュー一覧

もう一度キスして 小説

火崎勇  えのもと椿 

高校時代か大学時代か・・・

1999年の作品だったそうで。
もう一度キスから を読む予定だったのに、寝ぼけてたのか
手元に来たのはこれ・・・・(泣)

ちょうど半分ずつ 2編入ってます。
1編目 くっつくまで。
2編目 ジャマしい が出てきて、ゆれちゃう話。

で2編目が、なんというか今どき、高校生レベルの話じゃね? という
奥ゆかしさ。
受けさんが 嫉妬してるのがばれるのがヤダ という理由で、しばらく距…

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恋の片鱗 記憶の欠片 小説

火崎勇  須賀邦彦 

生まれ変わり

表題作「恋の片鱗 記憶の欠片」の長編は綾織(受け)の視点、続編ショート「恋の序章 欲望の覚醒 -黒城の恋の始り-」は黒城(攻め)の視点です。

あらすじにもあるように、前世ネタです。
綾織はバーテンダー。気になっていた常連客・黒城の時計に触れた途端、夢で見ていた「桜田」のセリフを口にして気を失います。綾織は目覚めたら、黒城に昔の恋人である「桜田」の生まれ変わりだと言われて抱かれます。

1

今宵あなたに・・・ただ一人の男3番外編ペーパー グッズ

お互い、ノリノリ

本編が結構ハードだっただけに、こちらのペーパーはお口直しのライトテイスト。
頼まれて他の店に手伝いに行くという設定は、本編と同じようではありますが、実はそのお店は…。
そこでの仕事も、ただのバーテンではなく、ちゃんと衣装に着替えての…。
如月の、人に対しての感情は、まだ壊れたままといえるのですが、ただ尾崎にだけは、いろいろな感情を覚えるようになってきていて、手伝いの姿を見られたくない、見られ…

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恋人になりたい 小説

火崎勇  六芦かえで 

4人兄弟の三男坊

1冊すべて表題作です。優(受け)の視点でストーリーは進みます。

この作品は一言で説明したら「男前な受け」です。あと脇キャラが魅力的です。

ゲイの河乃(攻め)に初対面の夜にベッドで触りっこをした後、友達になりたい→河乃の暗い顔が気になるけど嫌われたくないから本人には聞けない→嫌われたくないのはなんで?→俺、河乃が好きなんだ!と気が付く優の感情の動きは自然ですし、河乃もイケメンです。

0

ただ一人の男(4) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

如月が

シリーズ1巻からここまで読んできて、ここで初めて「神」評価。
正直言って、3巻までは、感情の壊れた男とヤクザの同棲物語って設定のありがちなエピソードっていう感想だったけど、そんな定番エピソードを消化してきてのこの第4巻は、如月のトラウマの元凶とガッツリと取り組みます。
ストーリー全体が、如月が自分の感情と闘う話なので、結構重くて辛いですが、こうやって如月が自分で自分の心の問題に決着をつけられた…

1

夕闇をふたり 小説

火崎勇  実相寺紫子 

片思いなのは

1冊すべて表題作の長編です。近石(受け)の視点でストーリーは進みます。

近石は高校で好きになった長尾(攻め)と大学時代から付き合い始めます。それから五年、近石は長尾の冷たい態度に不安を感じて…という話です。

サブキャラとして近石の後輩・遠野とその彼氏・谷垣というもう一組のカップルが登場しますが、主役達を脇においてという程でなく良い感じのスパイスになっています。

火崎先生があとがき…

3

恋愛ホメオスタシス 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

純愛だよね。

大学生の深沢霜が十歳の時に母親が起こした車の事故。同乗していた彼は、頭に受けた衝撃の後遺症から身体の痛覚を失った。不動産会社を経営する父親と美貌の母親。経済的に恵まれた家庭に育ち、将来も安泰だった霜だが、事故以来家族間に暗雲が立ち込める。

スレていた高校生の頃、霜は「イデア」という不良グループに所属し、リーダーの阿川と共に中心的役割を果たしていた。阿川のお気に入りとなっていたラーメン店「松林…

1

許される恋 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

切ないというより辛い

好きな人に身代わりにされる恋。そのテーマだけで切なさが詰まってます。
最初から最後まで一貫して、悲しい片想いを寄せる受け視線でお話が進むので
身代りである諦めと"もしかしたら"という期待が手に取るようにわかり、涙を誘います。

最初 自分が身代りで抱かれたことを知った時に受けが出た行動は
無体な行為に傷ついた身体を隠すことなく曝け出して、攻めに罪悪感を植え付けました。…

1

足枷 小説

火崎勇  Ciel 

拉致監禁ものなのに哀愁を感じる

火崎さんの作品は文章が明快で読みやすく、ライトで王道なものが多いと思うのですが、このお話はちょっと暗めで含みのあるものでした。

内容はシンプルで、自分の父親を恨む相手に拉致監禁され、ひたすら凌辱されるというもの。
ダークなあらすじだと思うのですが、ダーク過ぎなくて、どっちかというとせつなくて悲しい、哀愁のある雰囲気です。
最初から最後まで監禁現場で登場人物も基本的には攻めと受けの二人だけ…

3

好きには恋を 小説

火崎勇  街子マドカ 

社員×社長の息子

1冊すべて表題作の長編です。乃坂(攻め)の視点でストーリーは進みます。

乃坂は社長に家庭教師を頼まれて向かった相手は、以前カラダを一晩買った少年・一希(受け)でした。大学に行きたがらない一希は単なる反抗期だと最初は考えていたのですが、何やら理由があるようで…という話です。

二人の恋愛としては、一緒に過ごす時間を重ねるごとに惹かれていくというシンプルなものなのですが、日常的な会話や一希の…

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