可南さらささんのレビュー一覧

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

恋と家族

評価に違わず良い作品でした。
王道的な「過去のすれ違いからの再会」からはじまる今作ですが、かなり家族というものに重きを置いている作品だと思います。
すれ違う原因となったと言える久住の母親の存在や、見捨てることや見捨てられることへの恐怖を尚哉たち家族に植え付けた尚哉の父親の存在、そして尚哉の母親と妹の存在。それぞれがとても重要な作用を主人公たちの心や行動に及ぼしています。
家族だからこそ大切で…

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イラストをイメージしたショート9作品

イラストをイメージしたショート小説9作品の小冊子です。
最初にカラーイラストが掲載されているのですが、これがまた素敵なイラストばかりで、眺めているだけでウハウハしてしまったものです。先生のコメントも楽しみのひとつでした。

「あなたの召すままに」谷崎泉
イラストはあじみね朔生「Chips! vol.10 特集:サラリーマン」。やりて部長×社長(高校の元後輩×元先輩)が社長室で…という話。眼…

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表紙イラスト等につけた小説ショート12作品

カラーイラスト見て、それにつけられた小説を読んで、先生方のコメントを読んでまた読み直す…と繰り返ししました。
イラストを描かれた先生の当時の心境、小説を書かれた先生の思いが楽しい小冊子でした。

「美しき獣たち」佐倉朱里 イラスト:円陣闇丸(テーマ「帝王」)
首長国の若き首長×山岳民の族長。神として捧げられた若者をさてどうするか…という話。

「恋も色づく春の夜に」杏野朝水 イラスト…

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イラストを元にしたショート12作品

いくつか抜粋しての感想です。

夜光花「甘い薬」 イラスト:松本テマリ
保健室でもらう薬に中毒になっていく様子を見せる高校生と、保険教諭の話。危険な薬と思わせておきながら…というオチが良いなと思いました。

かわい有美子「恋愛嗜好論」 イラスト:円陣闇丸
攻×攻というテーマどおりのイケメン二人のイラスト。ストーリーが進むごとに二人の関係性が明らかになっていくのが楽しくてニヤけた作品です…

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刹那の恋人 小説

可南さらさ  高嶋上総 

両方からの視点がGOOD

テーマは切ない片思い。互いに「好きな人の身代わり」で抱き合う関係の二人が…という話です。実は片方にとっては身代わりでないというのも切なくて、私には好みの作品でした。

真島(攻)と琳(受)で、視点が入れ替わりながらストーリーが進むのですが、その切り替わりがすごく良かったです。片方からだけだと、真島が亨から琳に惹かれていく過程や、琳が真島の気持ちを受け入れない気持ちが分かりづらかったと思います。…

1

カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

山沖先生の授業は解りやすいだろうと思う

電子書籍で読了。挿絵有り。

確かに、美容師ってトークが上手な人が多いですよね。
でも、夏生くんのように腕は良いのに言葉を飾らないから客が激怒する美容師って、どこかにいそうな気がする。彼の場合、似合うに合わないを正直に言った方がお客さんのためになるだろうから言う訳なので、自分に非があるとは思えない。でも、客を怒らせたい訳じゃないからどうすれば良いのか解らない。
どうしてお客さんが怒るのかを…

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旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

攻めザマァ度は、控え目? でも悪くない。

電子書籍版を、購入。
挿し絵なし、あとがきあり。

攻めザマァなお話を読みたくて、手に取りました。
レビューや評価が散々だったので、かなり迷いました。
花嫁ものって得意じゃないんだよなーと思いながら、あちらこちらに埋め込まれているらしいイライラポイントに備えて心の準備をしながら読み進めました。

あれ?
あれれ?

全然、イライラしない。
それどころか、萌え……??

甘…

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カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

ほんわかしました❢

無口で優しい攻めと口は悪いが真っ直ぐな受けの可愛いラブストーリー
攻めの雰囲気すごく好きです。
お話しに出てくる一軒家暖かくて
良かったです。

4

カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

ツンデレ最高

ツンデレな主人公が人を好きになっていく描写を楽しめました。しっかりとした感じのクールな攻めが、受けにぴったりだと思いました。受けがゲイバーでとある男性に媚薬をもられたという設定のため、それをなんとかするためにすぐに攻めに手淫を受けますが、そのシーンの心理描写も嫌がっているのに堕ちてしまう感じがかわいらしかったです。
 もどかしいやりとりを見ていると、早く素直になってという気持ちでいっぱいになりま…

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カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

「可愛い人」とは?

あーちゃん2016さんのレビューに
「しりとりで教えてもらった」とありますが、教えたのが自分だと思います。

主人公の受けは、長身でそれなりに筋肉もあり、目つきも鋭く。常に乱暴口調で「可愛らしい」とは言えないかも。
しかし中身は、他人に真っ直ぐ向き合い、そして自分の気持ちにも素直。攻めの理想の「可愛い人」なんです。

読んでいても確かに、攻めへの愛情に気がついたときの「なんでこんなにア…

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