可南さらささんのレビュー一覧

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

恋を知ったね

可南さんの作品の切なさ度はつぼります。

読み出したら、最後まで読まないと気がすまない感じで
一気に読みました。

0

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

見せ方わかってらっしゃる

高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。
もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんしました。
砂を胃袋にでも詰められたみたいに苦しかったです。
王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。

呼んでてずーっとやきもきします。

3

微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

攻めザマァの名作

可南さらささん、2006年の作品。
攻めザマァの隠れた名作と聞いてポチりました。
同じく攻めザマァ系の作品「恋を知る日」(2009)より、
ずっと私のツボを押さえた攻めザマァでした。

全編書きおろしですが、前半と後半に分かれており、
前半の表題作【微熱の引力】は、攻めザマァ系お約束の攻め視点♪
タイトルは、受けが体温高めの体質で、
酔った受けを介抱するときや、悪戯で触れた肌の熱さ…

9

ちゃんと待ってる 小説

可南さらさ  にゃおんたつね 

大学の学生寮で

大学の学生寮を舞台にした作品で、ライトで読みやすく、可愛らしい作品でした。
主人公の智幸は隣の部屋の貴一を好きになってしまったことに悩んでいますが、その想いはお話の前半であっさり受け入れられてしまい…ストーリの前半部分はあれれ、早いなぁという感じでした。
けれどそれでハッピーエンドかともちろんそうでなく、そこからすれ違いがあります。

貴一という男性が男前でモテるのにどこか抜けていて、しか…

0

Chara Collection 2012 グッズ

番外編が愛おしい

商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。
いくつかご紹介しますと…

円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」
振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。

草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」
コミック「明け方に止む雨」…

0

微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

いわゆる「攻めざまあ」神展開

同じ作者様に「恋を知る日」という少し展開が近い作品がありますが、私はこちらの作品の方が好きです。(でも「恋を知る日」にも「微熱の引力」より好きな部分もあります)
たぶん本編を書かれた時期は「微熱の引力」のが後?
「恋を知る日」で、話の配分がもうちょっとだけ
こうだったらいいなと思ったポイントが、全て完璧になっています。(あくまでも私にとってはですが)

どちらの作品も、かっこよく傲慢でモ…

9

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

痛々しさから甘々まで

「リーマンの健気受」と言われて真っ先に思い出す作品です。BL小説を読み始めたばかりの頃、円陣闇丸さんの美しい表紙イラストに惹かれて読んだせいか、評価は「萌」ですが強く印象に残っています。「水に眠る恋」というタイトルが秀逸!

とても切ないお話で、特に高校生時代の思い出の描写が綺麗でドキドキしました。現在の久住は最初は傲慢で嫌な男ですが、その生い立ちや思春期に抱えていた苦悩が分かると、すごく傷つ…

4

北上家の恋愛指南 長男編(表題作 恋なんてしたくない) 小説

可南さらさ  花小蒔朔衣 

振り回される王子様攻めが素敵

美人三兄弟シリーズ、第3巻。
完結編となる本書の主人公は、弟想いの心優しい長男・雅春。
弟たちとその恋人も登場しますが、既刊未読でも問題なく読める内容です。

大手商社に勤める雅春(受け)は、高校時代の後輩・柴田(攻め)と社員寮で再会。
柴田に手料理を振る舞ったり、弟たちのことで相談に乗ってもらったりするうち、恋心が芽生え…というようなほのぼのラブストーリーです。

高校3年生の頃、…

12

no reason -恋に堕ちる- (表題作 no reason) 小説

可南さらさ  カズアキ 

可愛かった

ツンデレの天然お坊ちゃま。
両想いになってからの二人の関係がだいぶ変わって、一成が天然ツンデレで振り回されてる様が面白かったです。

0

カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

攻めの過去をどう感じるか

表題作と続編の中編2作品が収録されています。
表題作は夏生(受け)目線で進みます。続編は敬一郎(攻め)の語りで始まりますが、途中夏生の目線も入りますので二人の心情が分かりやすいです。

表題作「カップ一杯の愛で」と、続編「カップいっぱいの愛で」と題が対になっているのですが、最初「いっぱい」の意味が分かりませんでした。カップになみなみ注いでいる状態の「いっぱい」だったのですね。

ゲイ嫌い…

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