total review:280959today:18
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/1(合計:10件)
綾ちはる 松岡なお
おれぞら
ネタバレ
厚めの一冊ですが、読みやすい文章と会話が多めのためスルスルと読めました。 幼少期、父親からの虐待から本来の人格『翠』を守るために生まれたもうひとつの人格『スイ』。 10年同じ体で共に過ごしてきた彼らですが、翠が消えてスイが残ってしまうというという所から物語は始まります。 攻めは、翠とスイの両人格を良く理解している幼馴染みの真優。 彼は翠が消えてスイが残ったことを知っていてなお、スイ…
宇宙(そら)
どんなに気をつけてもネタバレに、なってしまいそうな気がして…うぅ〜(¯―¯٥) 時間をおいて再読した作品です! 最初に読んだときどうしても手元に残したいと…思っての再読。 やはり切なくて優しくて…泣きました。 翠とスイと真優のお話ですが、 この3人に関わってくる人たちが とても優しくてとて素敵です。 あまり上手かレビューではありませんが、 ぜひ読んで頂きたいです!! …
香子
スイの存在を伺い知ることができるのは、日記と最後の真優との会話だけなのがとても寂しいです。 しっかり者でいつも翠を守り続けていたスイは、あくまでも自分は裏の存在であることを知っていたんだなぁ。 翠の恋は叶ったけど、スイの初恋が想いあっていながらも、身を結ばなかったのが悲しい。 嘉人は嘉人で、恋人ができて幸せにはなったんだろうけど、翠の中に存在したスイのことは忘れないでいてほしいものです。…
薄雲
【あなたに恋はしたくない】と共通部分があるにはありますが、あまりにあまりだったため、ちょっと警戒しながら読みました。 そしたら大当たり。こっちの出来の方が遥かに良かったという印象です。 主人公の翠は幼少期の辛い経験から、自分の中にスイという人格を作り出したんですが、とある事件を境に翠の方が消えてしまい、スイの方が残されてしまいます。 そんな翠のことが好きな幼馴染みの真優や、翠を優しく見守…
マキヲ
面白かったです。久しぶりにBL小説で泣いてしまいました。 惜しむらくはイラストが好みじゃないので、本屋で出会っても買わなかったと思います。こちらの評価を知って手に取ってみて良かったです。 BLらしく、攻・真優と受・スイの恋愛模様は勿論描かれているのですが、これはスイと翠と、そして真優、三人の物語です。クライマックスの盛り上がりが素晴らしい。変な表現ですが、BLゆえに一部の人の目にしか触れな…
M+M
結構なページ数にも関わらず、一気に読んでしまいました。ほろりと泣いてしまった場面もひとつではありません。読み終えた後で、最初からもう一度読んでしまいたくなります。いや絶対そうするはずだ!と言い切れるくらいの良い作品です。 ただ、贅沢を言えば、もう少し生々しさが欲しかったです。 周囲があまりに良い人ばかりだったので、スイと翠の違いがよく分かりませんでした。「スイならうまくやれるはず」と翠…
ココナッツ
綾さんの『イエスタデイ〜』は切なくてそれでも最後はホッとさせてくださる作品でしたが、あらすじのせつなさで読み出すのに時間がかかっていました。 今作もまさにそんな感じで。 答姐で随分前にお勧め頂いてすぐに購入したわりに、ズルズルと(苦笑 はー、でも久々に泣きましたし、大切なものを頂けた作品でした。 ********************** 受けの翠(スイ)は18歳の大学生。 幼少…
キリヱ
初読みの作家さんで、あらすじを読んで購入しました。 多重人格の子と幼馴染みの話。 実の父親のDV被害にあって、別の人格「スイ」を作り出してしまった翠だったけれど、ある日スイを残して翠が消えてしまった。翠“が”好きな幼馴染みの真優は、翠が戻ってくるまで待つという。 スイはそれを聞いて「僕にすればいいのに」と云い続けていたけれど。 詳しい感想を書くと、ネタバレになるのでそこらへんはふれない…
galoo
今までの綾ちはる作品の中で一番好きです。 最後まで読んで「なるほど」と思わせる納得の一冊でした。 翠(みどり)は幼い頃DVを受け、それがきっかけでもう一人の人格(スイ)が生まれます。 スイは翠を守るために生まれたので、スイは翠の時を含めた全ての出来事を記憶しているけれど、翠はスイであった時の行動を知りません。その為、スイは翠に驚かせないために手紙風の日記を幼い頃から書いています。 ひと…
Krovopizza
幼少期に虐待されていた翠が 自分の心を守るため生み出した別人格「スイ」。 内気で臆病な翠を、明るく優しいスイが励まし守るという関係は、一年前に翠の人格が消えてしまったことで終わりを告げる。 スイは、翠を待ち続ける幼馴染の真優に、何とか翠のことを諦めさせようとするが…。 同じ身体なのに、そこにいるのは全くの別人。 そんな相手に恋することは、いつか人格が甦るかもしれないと希望を捨てら…