下村富美さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

暁の過去編に引き込まれました。既刊5冊通してのレビュー

前から気になっていたこのシリーズ。まとめ買いして一気読みしました。

blとはいえ、1巻はアルと暁の間に恋愛的なものはないに等しく、題名の通り、人懐っこくて純粋なところが可愛いアルと彼を取り巻く愉快な仲間たちのお話という感じです。(ホラー要素はないですが、木原先生のお話なので愉快とはいっても全巻に多少の痛いシーンはあります。)2巻の終盤から3巻にかけて、アルは段々と暁に対して明確な恋愛感情を抱…

2

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

再会の機は熟して

暁にアメリカにおいていかれたアルは悲しみに暮れますが、いつか日本の暁の元に帰ることを心の支えに、エンバーマー・パットの元でアルバイトを始め、自立の道を歩き始めます。
ある夜、リチャードのせいで恋人が自殺したと思い込むスタンが、アル殺害の罪をリチャードにきせるためにアルを襲い、吸血鬼には致命傷となる銀の刃物を心臓に突き立ててしまいます。アルはキエフの血を飲み命を取り留め、ほぼ完全な吸血鬼になります…

4

吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

愛すればこそだけれど…

アメリカ編は2巻目。ハイジャックに巻き込まれたアルと暁。アルの吸血鬼の能力・記憶操作は完璧ではないものの、犯人たちの撹乱に成功し、二人は力を合わせて事件を解決します。
しかし、大怪我を負ったアルにたくさんの血を飲ませた暁はひどい貧血で入院してしまいます。

キエフから、アルが中途半端な吸血鬼でいることが暁の迷惑になっている、君は暁に愛されている自信がないだけなんだよ、と図星を指されても、アル…

6

吸血鬼と愉快な仲間たち 3 小説

木原音瀬  下村富美 

物語のテーマが見えてきた

アルは続投が決まったテレビドラマの撮影のため、暁に付き添われて数年ぶりにアメリカに戻ります。なんと蝙蝠の姿で冷凍され、食品扱いの国際便で送られるという荒業で。

偶然再会した吸血鬼仲間・キエフの言葉がアルの心を揺らします。人間とは深くかかわらないほうがいい、愛する人が先に死んでしまう悲しさを君はまだ分かっていない、と。そして、アルが、暁の傍にいたいから完全な吸血鬼にはなりなくないと言うと、キエ…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬  下村富美 

BL要素が出てきて嬉しい

暁の勤めるエンバーミング施設で、夜の清掃のアルバイトを始めたアル。ゲイのエンバーマー見習い・室井が暁に積極的にアプローチするので、モヤモヤしたり焦ったり。暁への恋心を自覚し始めます。また、雑誌のモデルをしたのがきっかけで役者デビューすることになり、アルの身辺はますますにぎやかになっていきます。

アルが仲良しだった女優の遺体の血を思わず舐めようとしてしまい、吸血鬼の本能と人間の良心とのジレンマ…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

これからの展開が楽しみ

昼間は蝙蝠、夜は人間の半端な吸血鬼・アル。蝙蝠の姿のまま冷凍食肉と一緒に日本に送られてしまいますが、良き出会いに恵まれ、それまでの寂しく惨めだった人生が変わっていきます。

前半は、アルが吸血鬼になった経緯、暁や忽滑谷と知り合う過程が描かれ、ゆっくりしたペースで話が進みます。アルが可哀そう…と思いながらも、全一巻の作品に慣れていた身には少し退屈で(すみません)。でも、アルが殺人鬼に刺されて大け…

2

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

つづきが何年も出てないからずっと読まないようにしていました

こらえきれず読んでしまいました…。
本当すごくとてもおもしろいです。
続刊を待ってまとめて読むほうがより楽しめたかもしれませんが、もうしょうがない(笑)
既刊を読んで続刊を待つほうを選びました!
木原先生の作品はなんでこんなに惹きつけられるのか分かりませんが、すさまじく惹きつけられます。
おもしろい…楽しいほうのおもしろいじゃなくて魅了されておもしろいみたいな…。
萌えるともなんかちが…

8

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

待ちに待ってますが最高作品

続きが待ち遠しい一冊です。ラストの終わり方がとっても気になるのになかなか続巻が出版される気配がない 木原先生これはBLファンへの焦らしプレイですか?もー待てば待つほど期待が大きくなり過ぎます。絶対にパッピーエンドな二人の姿が見たいので待ちますが、もうそろそろ出版してくれないでしょうか?一気に数冊ドドンとも有りです。コミカライズされたと聞きますが本編を待ち望んでいるのでこちらの作品にも早く光をあてて…

2

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

やはり来た、この心臓をえぐる痛み…

第5巻。
アメリカに置き去りにされたアルが、何とか立ち直りもう一度日本に戻るために暁の友人エンバーマー、パットの助手として頑張っていた矢先、ある人物に襲われて死にかけてしまう。キエフの血をもらったアルは、出来損ないから90%の吸血鬼になった。
襲った犯人の哀しい怨みの気持ち。アルは彼に仕返しをしようとはせず、彼のために涙まで流す。何て優しすぎる吸血鬼…
傷は治ってしまうし、永遠に生きる身には…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

思いやりなんていらない…2人の想いは噛み合わず。

第4巻。
舞台は今巻もアメリカです。そしてのっけから、今度はハイジャック!です。
カルト教団の狂信者が、暁と蝙蝠状態のアル、リチャードとマーサも一緒に乗った飛行機をハイジャックする、という展開。
例によって変身する事に伴うトラブルと蹴られたり撃たれたりの大怪我。
今回は本当に命の危険を掛けてアルに血を分けてくれる暁。
自分が完全な吸血鬼なら暁を危険な目に遭わせずに済んだのか、と後悔したり…

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