音理雄さんのレビュー一覧

犬、ときどき人間 小説

音理雄  高久尚子 

犬は、だめだよ
もう、ころっと、うるっとさせられちゃう。

恋しさのあまり、人間になってしまう犬のお話。
元イヌのカイザーは、犬の姿から人間の姿へ自由に変化できますが、作品中ではほとんど人間の姿で、あまりケモ耳しっぽの姿は登場しません。
この作品は外見のケモ耳シッポのモフモフ感より、犬が犬である本質の、犬の一途さとか、犬の無垢さとかで恋を成就させます。

犬は自分の気持ちに忠実で、周…

2

犬、ときどき人間 小説

音理雄  高久尚子 

ワンコが懐く様子

犬が人間に化けるという
モフモフ好きにはたまらないお話です。

コンビニ店員の光輝は、元々犬で、人間になることができるという
ガイザーと出会い、一緒に住むことになります。
この2人は過去に接点があるのですが、光輝の再生の
物語とも言えると思います。
2人の過去や犬の扱われ方、飼い主の犬に思う気持ちを読んでいて、
何度も泣いてしまいました。

ペットとして犬を飼う人がいる一方で、…

3

犬、ときどき人間 小説

音理雄  高久尚子 

ホントわんこって・・・

もふもふものって言うより悲しいワンコたちのリアルな現状と言うお話のイメージが
とても強く感じてしまう内容でしたね。
動物好きで、特にワンコなんか大好きさんなら、共感しちゃうことが多くて、
逆にBLを楽しもうなんて思えなくなってしまう気がする。
あくまで、個人的な感想なので、一概には言えませんが・・・

内容的にはこれぞワンコだよねって雰囲気が前面に出ていて、確かに犬ってこうだよね、

3

犬、ときどき人間 小説

音理雄  高久尚子 

現状を目の当たりにして、ちょっぴり辛い

その人間が大好きで大好きで、都会まで追いかけてきて神様に頼んで人型にしてもらった犬と、犬に好かれた人間のお話。
そんなお話はあまたあれど、ここには野良犬・野良猫の現状も描かれていて、ちょっぴり辛いものもありました。
モフモフ度はちょっぴり薄め。だけどワンコ度は100%です♪

大学を卒業したけど何がしたいか自分でもよくわからなくてコンビニでバイト生活を送る光輝の前に現れたまるでホームレスの…

4

先生、お味はいかが? 小説

音理雄  三池ろむこ 

う~ん、惜しい。

他人の好意を素直に受け取れない礼慈(受ゲイ)
誰にでも無条件に親切に出来る瀬良(攻ノンケ)

読み始めは、礼慈の人を見下した高慢な発言や発想に、眉をひそめる事しばしば。

実は彼の歪んだ性格は、幼児期のトラウマから来ており、それが原因で会食恐怖症という精神疾患に苦しんでいた。

しかし瀬良の無神経ともいえる強引なお節介と、彼の抱えている問題の重さを知り、次第に態度を和らげていく。

礼慈の心境の変…

0

忠犬の叛乱 小説

音理雄  村上左知 

んー

キャラとか設定とかプロットとかは私の好みなんですが、いまいち萌えなかったです。
幼馴染み同士で、攻めは昔からワンコのように受けに対して忠犬一途。
受けは明るくて友達が多いタイプなんだけど、攻めは無愛想で見た目が怖い。で、高校生になったいまだに、受けのことしか見えてない。
ずっと恋心をあたためてた攻めが、ある日受けにキスをして――

なんだろな、
説明が過剰すぎるのが趣味じゃなかったですね。行間を作…

0

先生、お味はいかが? 小説

音理雄  三池ろむこ 

生きているから傷つくんです

偏食家で会食恐怖症の受け様と学食の料理長との餌付け的な
センチメンタルラブストーリーでした。
受け様は高校の数学教師で、美貌と真面目で生徒思いので
学生に人気の教師なのですが、ある秘密を抱えて苦しんでいるのです。
それは会食恐怖症と言うもので、人がいる場所や誰かと食事をする事が
出来ない、それも家族すら・・・
忙しい両親の元で言いたい事も飲み込んでいい子でいようとするあまり
心因性の…

1

お仕事ください!番外編 グッズ

楽しい仲間たち

時間的には本編の終わりから直後の、商店街の新年イベントのお話。
本編でヨネさんからもらった福引券を黒川印刷のみんなと一緒に使いたい藤咲。
でも黒川とカンキチは乗り気ではなく、新年早々からパチンコに入り浸っています。

という感じで始まります。
相変わらず商店街の人たちと黒川印刷の人たちとの間を必死に取り持つ藤咲。
外面は仏頂面で冷たく突き放しているように見える黒川が、藤咲には優しいのに…

1

お仕事ください! 小説

音理雄  花本安嗣 

ヤクザと天然受の組み合わせがいい

久しぶりに任侠モノが読みたいと思って探していて、たまたま見つけた本だったのですが、なかなか面白かった。

任侠モノといっても抗争シーンや人殺しのようなヘビーなシーンは出てこないので、任侠ものが苦手な方でも大丈夫だと思います。
どちらかと言えば、人情モノかな。
正確にはヤクザじゃなくて元ヤクザと地元の商店街の人々との日常の生活、といったほのぼの系です。
受はかなり天然の入った、普通の会社で…

2

俺を抱いて眠れ 小説

音理雄  水名瀬雅良 

したたかな弟

拓真は両親が離婚してから、6つ年下の弟と二人で暮らしている。
見入りのいいホストの仕事をしていることは、弟には内緒だ。
そんなある日、拓真は見知らぬ男の部屋で目覚め、ベッドを共にしたと告げられる。
「なあ、マジで思い出せないか?」
そう聞く男に拓真は追い回されることになるのだが・・・。

年下男が猛烈にアタックしてくるお話、大好きです。
しかも受けに対しては傲慢で生意気なので、なかな…

2
PAGE TOP