絵津鼓さんのレビュー一覧

メロンの味 下 コミック

絵津鼓 

良い結末でした

上巻の方のレビューでは、結局、装丁を誉めまくっただけで終わってしまいました。
まあ、上巻の方では二人の関係が具体的にどう進展していくのか、むしろ、BLとしてこのゆっくりした展開で描かせてもらえてるのが凄いって感動していたのですが、
ちゃんと、下巻で回収されましたね。
二人の関係が挿入を伴うセックスへと行きついても、エロ描写自体はフラットで、
それよりも、木内の告白シーンの方がよほどエモーシ…

4

メロンの味 上 コミック

絵津鼓 

紙の本で!

最近は、コミックも電子書籍購入がメインだったけど、この本は紙の本で購入。
これは本当に、紙の本で買ってよかった。つ
この不穏な感じのカバーイラスト、これ自体が絵として目立って充分興味を引くけど、さらに、手に取ってみた時の、このカバーの「紙」が「神」!
この紙の質感が、イラストの雰囲気とすごく合ってる。
ihr HertZは基本的に上質紙使用のレーベルだけど、このカバーの紙といい、本体の紙の…

9

メロンの味 下 コミック

絵津鼓 

曖昧な関係でいいじゃないか

相手を理解したい、知りたい、助けたいは時にはエゴにもなり得る。
救いたいと救われたい、愛したいと愛されたいの狭間で生きる少し不器用な男2人の物語。
上下巻通してすっごくよかったです。感動しました。

木内と中城の関係性って何なのだろうと終始曖昧なままでしたが、なんというかその曖昧さが2人を繋ぐ確固たるもののような気がしました。

作中にもあったように魂で惹かれあったのだろうなと。

2

ラストフライデイ コミック

絵津鼓 

うーん

SUPER NATURAL の二人のあまりの尊さにハートを撃ち抜かれて、これは作家買いしなければ!と、次に読んでみたのがこちらの作品。高評価だし表紙可愛いし期待大でしたが、あまり自分には刺さらなかったです。

まずタクミくんが幼過ぎて、好みではなかったです。これで大学生って。欣也くんにいちいち過剰に反応するのも煩く感じました。
欣也くんはクールでカッコよかったですが、高校生が夜のお店でボーイ…

0

メロンの味 下 コミック

絵津鼓 

メロンの味 下

すごく良かった
心にじんわりと沁みる感じ
木内さんの辛さは読んでいても辛かった
ポツポツと話される言葉の意味が深かったです

下巻読んでからまた上巻に戻ると、木内さんがとても愛おしく思えました

ナカジョーくんはずっと変わらずいい男でそれにすごく救われた
ほんとに素敵なキャラクターでした

想像する辛さと実際とは違うのでしょうが、このお話から伝わってくる二人の辛さが心に刺さりま…

2

メロンの味 上 コミック

絵津鼓 

メロンの味 上

穏やかな雰囲気なのに、突拍子もない展開でそのアンバランスさが絶妙でした

二人がいきなり同居して、距離を詰めていく感じがすごく好き
お互いになんとなく程度にしか相手を知らないからこその勢いみたいなものがあって、少しずつ知ることで埋まる隙間と知ってしまうことでできる溝

同じようで矛盾しているような、なんとも歯痒い距離感が良かったです
苗字で呼び合う二人が可愛い
どちらも雰囲気あってモ…

7

メロンの味 上 コミック

絵津鼓 

俺は木内さんを知らない人間だった。

絵津鼓さんの作品は大好きでよく読んでいました。
絵柄が今作から変わったとのことでしたが、違和感なく受け入れられました。

上巻表紙はライブハウスの常連客、木内(攻)ノンケで同棲していた彼女と別れたばかり。一方下巻表紙はゲイでライブハウスで働く、中城(受)恋人とギクシャクした関係で別れる一歩手前状態です。

物語は元カノの家を出て住む場所がない木内を中城が居候させるところから始まります。飄…

8

メロンの味 下 コミック

絵津鼓 

気負わずに傍にいる

 淡々と、しっとりと。これはきっと絵津鼓先生にしか描けない物語だなぁと思う。木内の心に沈むもの。中城に出会ってからの木内は一見普通で、薬を見つけなかったら絶対に病気だなんて分からないくらいですよね。きっと鬱病ってそういうものなんですね。元気な日もある。365日四六時中沈んでいるわけではない。でも波が激しくて、沈む時はただ落ち込むというレベルを超えて沈む。日常生活に支障が出たり、好きだったことができ…

5

メロンの味 下 コミック

絵津鼓 

しっとり降り注ぐ雨のようにジワジワ来ます

心の中に降り注ぐ雨のように、ジワジワと来る作品でした。

上巻で感じていた仄暗さの理由が下巻で判明します。木内が中城といる心地良さがこの理由の為だったのだと分かって、切なくて胸が苦しくなりました。

元カノが駄目で中城が良かった理由に納得するのと、中城が木内で無ければならなかった理由も理解出来ました。

二人の生活が当たり前に日常になってるのに、何処か噛み合わない不安定さ…。
そして…

4

メロンの味 上 コミック

絵津鼓 

引き込まれました

絵津鼓先生の紙本は漏れなく購入してますが、今回のカバー表紙が発表された時は絵柄の違いにビックリしたんです。

絵津鼓先生の描くちょっと惚けた可愛い受が大好きだったんですが、こちらの作品は可愛いからカッコいいに変化してました。でも絵津鼓先生らしい良さは、そのままだったと思います。

木内がふと見せる表情に、何度もハッとさせられました。そして中城がゲイだと知っても距離を詰めて来る木内がとても自…

7
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