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榊花月 荻山知弘
窓月
ネタバレ
旧版全体の感想です。 とうとう手をつけてしまった作者様の代表的シリーズ。旧版全7巻一気に読んでしまった… 1 抱きしめたい 2 ため息の日曜日 3 雨のち晴れ 4 さよならは夢の中へ 5 Replay 6 シーソーゲーム 7 Over の順番。 けれども、旧版は完結していません、たぶん。だって、だって、、、どーなるんだよー、二人は〜〜〜!!! ってところで終わ…
榊先生の作品面白いな〜。 さて、一旦耀司はフランスへ戻っていきますが、その後椙生はあからさまに耀司への当てつけ行動に出ます。かなり嫉妬してるんですよね。しかもやり方が幼稚でわかりやすい笑 光里が住んでる部屋は一応借り上げの社宅となっていて、そこに椙生が突然転がり込んできます。調停中の妻がいる自宅には居づらいのもあるわけですが、そこら辺の事情も絶対に光里には教えてくれない。 ところ…
中学時代にちょっとだけ光里と交流のあったスーパーモデル"YOJI"(燿司)。光里が耀司の滞在するホテルに誘われて、襲われかけたところを振り切って逃げた後の続きです。 結局、椙生に操立てしているような光里なのですが、椙生のことが好きなのかどうかこれまた煮え切らないんですよね。しかもそんな光里が耀司と密会していたりするものだから、めちゃめちゃ嫉妬した椙生は光里を殴って気絶させ…
本作は榊先生にハマった時に買い集めた作品の一つでした。 雑誌編集部が舞台。おそらく『誰かが君のドアを叩いてる』と同じ世界観のようです。同作で受けにフラれた敷島が出てくるし、なんとなくメインのカップリングも似てます。 攻めは有名出版社の「ハイブロウなグラビア誌」の編集長、椙生。受けは大学中退後に攻めに採用された契約社員で、編集見習いの光里です。 面接の時、編集長からビートルズの曲で…
「萌」寄りです。 広告代理店が舞台の、義兄弟もの。受けの姉の元夫が攻めです。作者様のお話、設定や恋愛観が妙に生々しいんだよなァ。だけど不思議と抵抗なく読めちゃう。キャラに掴みどころがないからか、見え隠れする作者様のシニカルな視点のせいなのか…。ラブも焦らしてくれますね〜。 主人公の類は、美人で頭が切れて気が強い姉・茉莉絵とは正反対で、引っ込み思案で我がない。ついでにお勉強も得意ではない…
好きなお話だと思っていたのですが、時間が経つと印象が変わりますね。でも、やっぱり胸を打たれたシーンは同じです、多分。 インテリアコーディネーターの宥は顧客受けがよく、同僚からやっかみの対象となっていました。長髪にピアスだし、水商売のやり口だと軽蔑されていたけれど、宥のセンスや能力が買われていたのは事実。 とはいえ、宥にとって仕事が好きかどうかは微妙なところ。仕事柄、リフォームや建て替え…
M
基本的にこの作者さんの話は好きなのですが、どうしてもこの作品は好きになれなくて…… もちろん、今より文章がこなれてないから、とか、いろいろなことがあるとは思うんですが…… どうしてなんだろう? と、疑問を持っていたら、気付いたことが一つ。 「登場人物のことがそんなに好きじゃない」 ということに気が付きました。 基本的に、歴也も彰も、イマイチ煮え切らない態度なんですよ…
この作者さんの小説、実はかなり好きなので、楽しみにしていたんですが……。 何だか、ちょっとだけ、期待外れ。 まぁ、あれです。 荒削りだなー……と、思うのが本当の気持ち。 内容としては、歴也が上領という恋人がいながら、ほんの少しだけ、執行の方に気持ちが揺れてしまうお話…… でも、その揺れた理由を最後に聞いて、「なーんだ」って思って、歴也と上領の間の揺るがなさを感じたんで…
神谷凪 荻山知弘
クレタコ
神谷さんの「深呼吸」がむっちゃ神作品だったので勢いで一気に神谷作品をまとめ買いしました。 正直あまりピンと来るのがなかなか無くてうーんこの作家さんとは相性良くないのかなーと思いかけてた時にこの作品に当たり、やったぜ!万歳な気分になりました。 海辺に近い別荘管理人の息子千夜[受]は管理人夫妻の実子ではなく17歳の千夜は9歳の頃からそこで暮らしているのですがそれ以前の記憶は無くどこで生まれたの…
むつこ
ああやっぱ、榊花月さんの小説は好きだ。 オトナの微妙な感情が、めいっぱい詰め込まれたお話でした。 モテモテで、そこそこ仕事もできて、実際に年上のいい男たちを冷めた感情のおもむくままに振り回してきた主人公の受け。 このスレた受けが、妙に可愛かったです。可愛くて、可哀想でした。 内部に抱える彼の孤独、すごい分かるよーと思いました。 万人向けのお話ではないと思います。 悪ぶった(悪ぶってるだけじゃな…